【英字新聞読解のコツ!】東京オリンピックレビュー/Z世代のスケートボーダーは競技超えてスポーツをする!

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今日は、東京オリンピックのレビューです。

今回のオリンピックでは、若い世代の活躍が目立ちました。

特に新競技のスケートボードでは、10代の選手たちが活躍していました。

しかも、10代前半の選手たちがメダルも獲得していました。

そんな中で、選手たちは単に競技を争うだけでなく、スポーツをする仲間として結束している感じがありました。

若い選手たちに見られたそんな友情のような話が今日の記事です。

では、記事を読んでいきましょう。

Misugu Okamoto sat in fourth place going into her third and last run as the last competitor in the final of the women’s park skateboarding event on Aug. 4. Bidding to move up and win a medal, the 15-year-old Japanese executed tricks one after another — until the last one, when she fell on the landing.
岡本美嗣は8月4日の女子パーク・スケートボード決勝で最後の選手として、3回目の最後のランに入ったとき、4位に位置していました。上に上がってメダルを獲得するために演技をし、15歳の日本人はトリックを次々と実行しました—最後の1つで彼女が着陸で地面に落ちるまで…。

8月4日に女子スケートボードのパークの競技が行われました。

日本の岡本美嗣選手が最後の選手として(last competitor)彼女の最終ランに入ったとき、4位でした。

彼女は、もう一つ上がってメダルを獲得(move up and win a medal)したいと考えていたでしょう。

15歳の日本人の選手は、次々と(one after another)トリッキーな技を決めていきました(executed tricks)

でも、最後に着陸に失敗して、地面に落ちてしまいました。

とても、残念な結果です。

Sobbing as she left the course, Okamoto’s competitors came up to her one by one and embraced her in a hug, then gathered to hoist her onto their shoulders. That changed her tearful face into a smile.
彼女がコースを去るとき、彼女がすすり泣き、岡本の競争相手は彼女に一人ずつ近づき、抱擁で彼女を抱きしめ、そして彼らの肩に彼女を持ち上げるために集まった。それは彼女の涙の顔を笑顔に変えました。

彼女がコースを去る時(as she left the course)、彼女は、すすり泣いていました(sobbing)

その時、他の選手たちが1人ずつ(one by one)彼女に近づき、彼女を抱きしめた。

そして、一緒に彼女を肩に持ち上げた(hoist her onto their shoulders)

その行動で、彼女は涙顔から笑顔に変わった。

写真がその時のものです。

映像でも見ましたが、とても微笑ましい光景でした。

“It’s magic because I have a medal on my neck, but also because I was able to write history alongside my friends,” Brazil’s Pedro Barros, 26, who won a silver medal in the men’s park skateboarding, was quoted as saying. “It’s all about making the sport a better place and a better world, sharing love and respect.”
男子パークのスケートボードで銀メダルを獲得したブラジルのペドロバロス(26歳)は、「首にメダルを持っているだけでなく、友達と一緒に歴史を書くことができたので、魔法のようです」と語ったと伝えられています。 「スポーツをより良い場所とより良い世界にし、愛と尊敬を分かち合うことがすべてです。」

ブラジルの男子パークの選手で、銀メダルと獲得した(won a silver medal)ペドロバロスも言っています。

「メダルを持っているだけじゃなくて、友達と一緒に歴史を書くことができた(was able to write history alongside my friends)ので、魔法のようだ(it’s magic)

スケートボードの選手って、みんなで一緒にやっている仲間感がすごいですよね。

これまでは、マイナー競技で一緒に転戦してきただろうから、そのような意識が強いのかもしれません。

「スポーツをより良い場所と世界にして、愛と尊敬を分かち合う(sharing love and respect)ことがすべて」

どうしても、スケートボードというと、チャラいイメージが強い感じがするんですが、すごく人間として高いレベルの言葉です。

自分だけが良ければよいという気持ちをすでに超えています。

“Skateboarding is a community and lifestyle that goes way beyond just a sport.”
「スケートボードは、単なるスポーツを超えたコミュニティとライフスタイルです。」

スケートボードは、単なるスポーツを超えている(beyond just a sport)と言っています。

コミュニティとライフスタイルだと…。

そういう意味では、やっぱり、仲間という意識がとても強い競技だと想像できます。

他の競技だと、やっぱり勝負に固執するところがあって、敵同士という感じが露骨なスポーツが多いと思います。

In the Olympics, athletes and their supporters alike have a strong tendency to expect medals and settle for nothing less. This leads to “medal supremacists” for whom results are everything.
オリンピックでは、アスリートとその支持者は同様に、メダルを期待し、それ以上のことはしないという強い傾向があります。これは、結果がすべてである「メダル至上主義者」につながります。

やっぱり、オリンピックではメダル至上主義(medal supremacists)につながるような考え方が強い。

それは、アスリートだけじゃなくてサポーター(their supporters)もそのようになりがちです。

やっぱり、自分の国の選手やひいきの選手がメダルを獲得することのみを期待してしまう(expect medals)

でも、それではちょっとむなしいんじゃないですか?ということだと思います。

それだけじゃなくて、同じスポーツをする仲間として、一緒に喜ぶべきじゃないのか?と。

However, the world of skateboarding draws a line with traditional sports. Videos of spectacular tricks posted on social media quickly get “likes” from around the world, which some skaters value higher than good results in competitions.
しかし、スケートボードの世界は伝統的なスポーツと一線を画しています。ソーシャルメディアに投稿された壮大なトリックのビデオは、世界中からすぐに「いいね」を獲得します。これは、一部のスケーターが競技会での良い結果よりも高く評価しています。

スケートボードの世界は、そのほかの伝統的なスポーツ(traditional sports)一線を画している(draws a line)

英語でもまさしく、「線を描く」という表現で「一線を画す」という意味を表すのが面白いです。

ソーシャルメディアに投稿された壮大なトリックのビデオ(Videos of spectacular tricks)は、「いいね」を獲得する(get “likes”)

そのように評価されるということが、競技会でのいい成績よりも高く評価される(value higher than good results in competitions)

トリッキーな技を作り出すところに、価値があるというような感じでしょうか?

みんなで競技を作り上げているという感覚のような気がします。

Others replay the video over and over, aiming to imitate the tricks. Their smartphone becomes their coach. By making the spectacular tricks public, it allows every skater to get better.
他の人は、トリックを模倣することを目的として、ビデオを何度も再生します。彼らのスマートフォンは彼らのコーチになります。壮大なトリックを公開することで、すべてのスケーターがより良くなることができます。

他の選手たちも、そのトリックのマネをするために(to imitate the tricks)ビデオを何回も(over and over)再生する。

彼らのスマートフォンが彼らのコーチになっている。

壮大なトリックを公開することで、すべてのスケーターの技術がよくなる(get better)

やはり、みんなでいろんな技を作り上げていくというイメージが強いんだと思います。

Skater fashion also attracts attention. At the root is likely the underlying desire to have fun in the sport.
スケーターファッションも注目を集めています。根底にあるのは、スポーツを楽しみたいという根本的な欲求である可能性があります。

同時にファッションも注目を集めている(also attracts attention)

その根底(at the root)にあるのは、楽しみたいという欲求(desire to have fun)

他のスポーツにあるような、「苦しみの先に栄光がある」という考え方とは無縁なのかもしれません。

でも、苦しい練習の後の栄光にも魅力はありますけどね。

充実感がすごいですから…。

一方で、仲間と一緒にあくまで楽しむことにフォーカスするというのも魅力的に思います。

The women’s park final consisted of eight skateboarders including Okamoto. The oldest was 23, and the average age was 17. They are members of Gen Z, a generation of digital natives in their mid-teens to mid-20s who have been exposed to the Internet from the day they were born.
女子パーク決勝は岡本を含む8人のスケートボーダーで構成された。最年長は23歳、平均年齢は17歳でした。彼らは、生まれた日からインターネットに触れてきた10代半ばから20代半ばのデジタルネイティブ世代であるZ世代のメンバーです。

女子パークの決勝は、8人で争われた。

最年長が23歳で、平均年齢が17歳(the average age was 17)。非常に若いですね。

彼らは、生まれた日からインターネットに触れてきた(have been exposed to the Internet)、ジェネレーションZと言われる世代のメンバー。

最も、若い世代ですね。

昔はベビーブーマーとか、ジェネレーションXとか、古い世代の人は言われていました。

今やもう、ジェネレーションZの時代になろうとしています。

They want not just to compete, but to have fun and spend time with their friends. A fresh wind is blowing through the Olympics, started by a new generation in a new sport.
彼らはただ競争するだけでなく、楽しんで友達と時間を過ごしたいと思っています。新しいスポーツの新世代が始めたオリンピックには、新鮮な風が吹いています。

スケートボードの競技の傾向だけでなく、世代の傾向でもあるようです。

競争するだけでなく(not just to compete)楽しんで友達と時間を過ごしたい(have fun and spend time with their friends)と思っている。

だから、オリンピックという世界が注目するような舞台でも、メダルを取ることだけが目的じゃないんです。

みんなで仲良くすることが彼らにとってとても大事なことなのです。

新しい新世代には、新鮮な風が吹いている(a fresh wind is blowing)

今日の記事はここまで。

明日もまた、頑張ります。

こうぷー

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