【Bizmates レベル5 解説】今日はP&Gのライバル会社の話!Fortune Favors The Bold!

Bizmates ビズメイツ

Kimberly-Clarkって会社。

僕は全然知りませんが、アメリカでは有名な会社みたいです。

P&Gのライバル会社のようです。

P&Gは日本でも有名ですけどね。

主に紙ベースの消費者製品を製造するアメリカの多国籍パーソナルケア企業。

日本で言うと、大王製紙とかのようなイメージでしょうか?

でも、アメリカでは、ティッシュのことをKleenexというみたいです。

これは、Kimberly-Clarkのブランド名らしいです。

ちょうど、ステープラーのことをホッチキスというようなものです。

ホッチキスはブランド名ですよね。

そんなKimberly-Clarkの話が今日のストーリーです。

今日のトレーナーさんはNeilさんです。

ちょっとストーリーの内容で難しいところもあったので、いろいろ質問してみようと思います。

では、最初はいつものとおり、格言のようなことばから…。

If you have a cancer in your arm, you’ve got to have the guts to cut off your arm… I’ve made a decision, we’re going to sell the mills.
腕にガンがある場合は、腕を切り落とす勇気が必要です…私は決めました、工場を売却します。

これは、Kimberly-ClarkのCEOだったDarwin Smithという人のことばです。

Wikipediaでもそんなに詳しく載っていないので、そんなに有名ではないのかな?

でも、Kimberly-Clarkの経営にとっては重要な人物だったようです。

最初のことばからすると、不採算部門は切り捨てて、経営を立て直した感じでしょうか?

腕にがんができたら切り落とす勇気がいる。

同じように不採算な工場は切り落とさないといけない。といったところでしょうか?

では、ストーリーに入っていきます。

The household names Huggies and Kleenex are just two of Kimberly-Clark’s famous brand names.
お馴染みのHuggiesとKleenexは、キンバリークラークの有名なブランド名の2つにすぎません。

ここでの”household”は「お馴染みの」という意味のようです。

クリネックスティッシュは、日本人でも聞いたことがある名前です。

このKimberly-Clarkという会社は、紙製品をベースとした大きな会社の一つです。

1872年に創業してから、製紙業を中心に堅実に経営を続けてきました。

そして、1971年までには古くてありふれた製紙会社になってしまっていました。

Over the last 20 years, its stocks had fallen by 36% behind the general market.
過去20年間で、その株価は一般市場の価格に対して36%落ち込んでしまいました。

じわじわ株価も落ちていったんでしょう。

36%というのは相当です。

経営がドンドンジリ貧に追い込まれて行っている感じがします。

Neilさんにここでの”stocks”は、”stock price(株価)”のことですよね?と確認しました。

彼は、その通りだと言っていたので、この解釈であっていると思います。

そこで、Darwin Smithが登場します。

Enter Darwin Smith, the CEO that made “one of gutsiest move” in corporate history.
企業史上「最も勇敢な動きの1つ」を成し遂げたCEO、ダーウィン・スミスが登場します。

だんだん会社経営が危うくなってきたときにあらわれた救世主という感じ。

ガンを切り落とすという話をするぐらいですから、何をするんでしょう?

大胆な改革をすることが想定されます。

He realized that Kimberly-Clark was doomed to mediocrity because the bulk of its capital was in their century-old core business – the coated paper mills.
彼は、キンバリークラークの資本の大部分が100年前のコアビジネスであるコート紙工場にあったため、平凡に運命づけられていることに気づきました。

コート紙工場に金がかかりすぎているということに気付いたということでしょうか?

重くて時代遅れな事業に資本の大部分が掛かってる。

このままではダメだということなんでしょう。

決断を要します。

Instead of coming up with visionary statements or engineering takeovers, Smith simply asked his team, “What can we become the best at?”
スミスは、先見の明のある声明やエンジニアリングの買収を思い付く代わりに、チームに「何が一番になることができるか」と尋ねました。

この文の意味は、たぶん、衰退していく事業を続けるよりも、どうやったら一番になれるのかを仲間に問うたということだと思います。

このままでは、ダメだと。

1番になれる事業に集中しようと。

GEでも同じような考えの経営者がいたと思います。

ジャック・ウェルチがそうだったんじゃなかったかな?

They concluded that their only shot at becoming the best was to carve their own niche.
彼らは、最高になるための唯一の方法は、自分たちのニッチを切り開くことであると結論付けました。

そして、その結論はニッチを切り開くことだ認識したわけです。

そうして、”Smith strategy”によってもう一度自分たちの事業に集中し、古い工場を売りました。

それまでは、利益は紙製品の大企業のP&Gとの競争に使われていました。

勝てもしないところに利益がつぎ込まれて失われて行っていたということ。

Many years later, Kimberly-Clark emerged as the leading paper-based consumer products company in the world.
数年後、キンバリークラークは世界有数の紙をベースとする消耗品企業として浮上しました。

具体的に何をやったか?ということはあまり書かれていないですが、不採算部門を切って、利益を出せる部門を強化したんだと思います。

そして、その結果として、優良な会社になったと思います。

The company even outperformed some of the biggest names as Coca-Cola, Hewlett-Packard, 3M and General Electric.
同社は、コカ・コーラ、ヒューレット・パッカード、3M、ゼネラル・エレクトリックなどのいくつかも大手企業をも上回りました。

名だたる大企業をも上回るような企業になることができたということです。

利益が出るようになったんかな?

To this days, Darwin Smith is still revered as one of the best examples of twentieth-century leadership.
今日でも、ダーウィン・スミスは20世紀のリーダーシップの最良の例の1つとして尊敬されています。

だそうです。

日本ではあまり有名ではありませんが、アメリカでは有名なんだと思います。

冷酷な面もあったのかもしれないですけど。

今日のストーリーはここまでです。

Neilさんにストーリーの内容がわかっているかどうかのチェックを受けて、質問に移っていきます。

What made Darwin’s “Smith strategy” so bold and risky?
ダーウィンの「スミス戦略」がそれほど大胆で危険な理由は何ですか?

それはもう、基幹事業を切り捨てて、ニッチな事業に集中することでしょう。

今までやってきた主要な事業を切り捨てることには勇気がいります。

Because he decided to concentrate to their own niche and on the other hand cut off the coated paper mills which was their main business.
彼は彼ら自身のニッチに集中することを決心し、その一方で、彼らの主な事業であったコート紙工場を切り離したからです。

明確には記述はなかったですが、そういうことだったんだろうと思います。

膨大な資本がかかる割にもうけが少なく、衰退一方の事業を切り落とした。

一方で、ニッチでも儲かりそうな事業に集中していった。

それがダーウィンの戦略だったと思います。

NeilさんにもOKを貰いました。

次の質問に行きます。

Is it common for business leaders in your country to made bold decisions?
あなたの国のビジネスリーダーが大胆な決定を下すのは一般的ですか?

一般的ではないと思います。

日本人は一般的に保守的で堅実主義だと思います。

ビジネスリーダーも同様で、大胆な決定をするのは稀だと思います。

そんなことを答えにすればいいのかと思います。

No, it isn’t. Japanese leaders are commonly conservative and steady. So, they are rarely to make bold decisions, I think.
いいえ、そうではありません。 日本の指導者は一般的に保守的で着実です。 ですから、大胆な決断をすることはめったにないと思います。

みんながみんな、大胆な決断をするわけではないと思います。

稀にそういうことが行われるので、このようなストーリーとして紹介されるんでしょう。

いつもみんながそんな決断をしていたら、逆に危なくてしょうがない。

日本人がコンサバで堅実だという話をしたところで、Neilさんは大きくうなずいていました。

外国人の人から見ても、日本人は安全志向だという風に見えるんでしょう。

次の質問に移っていきます。

When is refocusing the business an answer to a company’s problem?
会社の問題への答えがビジネスに再び焦点を合わせることになるのはいつですか?

これは会社の状況がシビアになった時ではないか?と思われます。

順調に行っている間に敢えてリスクを冒す必要はないですから。

このままではジリ貧になるというような状況では、リフォーカスが必要になると思います。

Refocusing the business will be necessary when the company’s business is becoming severe situations, I think.
会社の事業が厳しい状況になりつつある場合には、事業の再集中が必要になると思います。

そのままでは、ドンドン経営が厳しくなっていく可能性がありますからね。

何処かで決断しないといけない時期があるかもしれません。

ここで、Neilさんにあなたの会社が大胆な決断をしたのはいつですか?と聞かれました。

僕の会社はもともと政府系の会社で、5年前に民間に運営権を売却しました。

その意味では、政府が大胆な決断をしたと言えるかもしれない。というような話をしました。

次の質問に進んでいきます。

What are the pros and cons of refocusing one’s business?
自分のビジネスに再び焦点を合わせる長所と短所は何ですか?

ビジネスを見直す長所と短所とについて聞いていると思います。

長所はより収益の期待できる事業に集中することができることかな?と思います。

短所はやっぱり事業をやめるという決断が必要なことです。

The pros are the company can focus on the beneficial businesses. The cons are the company have to decide to quit some businesses which are less beneficial businesses.
長所は、会社が有益なビジネスに集中できることです。 短所は、会社があまり有益でないビジネスであるいくつかのビジネスをやめることを決定しなければならないということです。

この辺は難しい話だと思います。

だからこそ、経営者は適切な判断が求められるんだと思います。

事業をやめるということは、当然従業員を解雇したりすることになるので、その家族などのことも考えると相当シビアな決断です。

Neilさんとそんなやり取りをして話を進めました。

最後の質問に移ります。

What was one of the gutsiest moves you’ve made in your career? How did it turn out?
あなたがキャリアの中で行った最も勇敢な動きの1つは何でしたか? どうでしたか?

何だろう?

8年ぐらい前に、子会社の32億円の資産を本社で買い取ることを決めたときのことかな?

反対する人たちもいる中で、本社がその資産を買うことのメリットを説明して、最終的に買い取ることを決めてもらった。

そのことを説明しようかと思います。

About 8 years ago, I proposed to purchase 3.2 billion yen assets of subsidiary by headquarter. There were a lot of opposite side people, but I explained and got agreement from managements and headquarter decided to purchase the assets at the end.
約8年前、本社で32億円の子会社の資産を購入することを提案しました。 反対側の人も多かったのですが、経営陣の説明と同意を得て、最終的に本部が資産を購入することにしました。

こんな感じですかね。

なかなか大きな決断だったのですが、最終的にみんなにとって良い結果になったので良かったと思います。

そのあと、日本でもダーウィン・スミスのような大胆な改革をした人はいなかったのか?という話になりました。

カルロスゴーンがそうではないか?と答えました。

日産もなかなか日本人経営者では大胆な改革ができずにいたところに、カルロスゴーンがルノーからやってきました。

彼は、コストカッターと呼ばれていた。というとNeilさんは興味深そうに聞いていました。

ちょうど今日のストーリーと同じように、工場を大胆に閉鎖していったことを思い出します。

そうして、最終的に日産は再浮上したわけです。

Kimberly-Clarkとよく似ていると思います。

ゴーンは最終的に、日本から逃げるわけですが…。

最後にNeilさんの今日のフィードバックです。

Good day, Ko! Nice work in sharing your views about making bold or daring decisions at work or in business. It may be ideal to exercise prudence in making decisions, but sometimes, when pushed against the wall, we have to do whatever it takes to overcome the challenge. Talk to you next time, have a good one!
こんにちは、Ko! 職場やビジネスで大胆な、または大胆な意思決定を行うことについてのあなたの見解を共有する上で素晴らしい働きでした。 慎重に意思決定を行うのが理想的かもしれませんが、壁に押し付けられたときに、課題を克服するために必要なことは何でもしなければならない場合があります。 次回もあなたと話させてください、良い1日を過ごしてください!

今日も褒めてくれているみたいですね。

明日も頑張ってレッスンを受けようと思います。

こうぷー

コメント

タイトルとURLをコピーしました