今日は、航空業界で働く僕としては、馴染みのあるテーマでした。
LCC(格安航空会社)で有名なAirAsia のTony Fernandes さんの話。
AirAsia はマレーシアのLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)で、マレーシアのクアラルンプール国際空港を拠点空港にしています。
僕の印象では、LCCっていうのは、近距離で小型機材を使ってビジネスをするってイメージがあるんですが、AirAsia はA330 っていう比較的大きい機材も使っているイメージがあります。
まずは、起業家として有名なAirAsiaのCEOのTony Fernandesさんの言葉から。
Employees come number one, customers come number two. If you have a happy workforce they’ll look after your customers anyway.
従業員が1番、顧客が2番です。 あなたが幸せな労働力を持っているなら、彼らはとにかくあなたの顧客の世話してくれます。
こんな会社だったら、従業員は幸せですよね。
働くのが楽しくなると思います。
“Employees come”とあるように、「従業員が~に来る」 って表現を英語ではします。
このあたりも面白いですよね。
そして、“customers come number two”「お客さんは2番目に来る」
とはいえ、実際は経営者だから、厳しい面もあるんだと思いますけどね。
でも、間違いなくLCCとして航空業界に参入して、閉鎖的な航空業界の常識を変えたのは、間違いないと思います。
今日のトレーナーさんのRoyさんから、まず、子供の頃の夢について聞かれました。
What was your dream in your childhood?
My dream was to become a pilot.
Why the reason you wanted to be a pilot?
Because I was interested in foreign countries maybe.
というような会話が続きました。
“be interested in~”が「~に興味がある」というのは、有名な熟語 ですよね。
これぐらいだったら、普通の会話の中にも入れ込んでいける感じだと思います。
続いて、今日の話題の本文に入っていきます。
Tony Fernandes, the boy who once dreamt of starting his own airline company realized his dream and now has around a hundred planes in his fleet.
かつて自分の航空会社を立ち上げることを夢見ていた少年だったトニー・フェルナンデスは、彼の夢を実現し、現在は約100機の飛行機を保有しています。
彼がAirAsia を買収した当時(2001年)は、アメリカの同時多発テロで航空業界が最悪の時代でした。
それが逆に功を奏して、航空機のリース料が下がり、他の航空会社にレイオフされた従業員を採用するのが容易だったようです。
それで、彼は会社を順調に発展させることができました。
のちに彼は「買収のタイミングはパーフェクトだった」と言っているようです。
話は、Tony Fernandes の経営方法に進んでいきます。
The company mostly owes its success to Tony’s hands-on management approach or MBWA (Managing By Walking Around).
同社の成功の大部分は、トニーの実践的な管理アプローチまたは「歩き回ることによる管理」によるものです。
究極の現場主義といった感じでしょうか?
とにかく現場で一緒に働いで、従業員の気持ちを分かることを大事にするということです。
He walks around and gets his hands dirty – from checking in on his cabin crew to assisting his ground crew load luggage onto the plane.
彼は、客室乗務員のチェックインから地上クルーが飛行機に荷物を積み込むのを手伝うまで、歩き回って手を汚します。
すべての行程を彼は歩き回って、理解をすることに努めたということだと思います。
実際、航空機を飛ばす裏方の仕事って、結構大変です。
そんなことも、実際に現場で一緒に働いてみないとわからないもんです。
でも、こうして現場に行って一緒に働くというのにも、別の理由があったそうです。
Still, his purpose behind it isn’t just to improve efficiently but to break down the wall that divides employees and employees.
それでも、その背後にある彼の目的は、効率的に改善することだけでなく、従業員と従業員を分ける壁を打ち破ることです。
一緒に働いて、みんなで協力をして、それぞれの仕事の壁を破ろうとした。
LCCのエアラインではよく見られることです。
効率化の意味もあると思うんですが、キャビンクルーが機内清掃を手伝ったりするということもよく聞きます。
そんな風にして、仕事の垣根を越えて協力できると、仕事は楽しく効率的にできるということでしょうか。
By working with people and experiencing their jobs firsthand, Tony was able to understand his employees’ wants, needs, and feelings.
トニーは、人々とともに働き、彼らの仕事を直接体験することで、従業員の要望、ニーズ、感情を理解することができました。
経営者であるトニーが積極的に現場の人と一緒に仕事をすることで、いろんなセクションにいる従業員それぞれの、本当の要望やニーズ、感情を知ることができたんだと思います。
ここから、例によっていろんな質問が飛んできます。
How did Tony Fernandes’ hands-on approach impact AirAsia’s success?
トニーフェルナンデスの実践的なアプローチは、エアアジアの成功にどのような影響を与えましたか?
直接現場に行って、一緒に働いて問題を把握するというアプローチがどれだけAirAsiaの成功に影響したか?
ちょっと、回答するのが難しいです。
His approach impacted a lot to AirAsia’s success. By hands-on approach, he could understand accurately and deeply what the on site employees needs, wants, and feelings.
彼のアプローチはエアアジアの成功に大きな影響を与えました。 実践的なアプローチにより、現場の従業員が何を必要とし、何を望んでいるか、そして何を感じているかを正確かつ深く理解することができました。
と答えたのですが、どうでしょうか?
だいたい合っていると思います。
質問は続きます。
How do you feel about idea of valuing your employees over customers? Explain?
顧客よりも従業員を大切にするという考えについてどう思いますか? 説明しなさい
日本では、お客さま第一主義っていうのが普通ですよね。
でも、Tony Fernandesは従業員を大事にすれば、その従業員がお客さまを大事にしてくれるという考え方です。
僕は次のように答えました。
It is very happy for Employees. If they work hard and diligently, this policy will works efficiently. But, if employees ease for the policy, they will skip their work.
その考え方は従業員にとってとても幸せです。 彼らが一生懸命に勤勉に働くならば、この方針は効率的に働くでしょう。 しかし、従業員がこのポリシーになれてしまうと、彼らは仕事をサボります。
どうでしょうか?
従業員の心持ち次第だと思うんですが…。
あと、リーダーへの信頼感とか忠誠心とかですかね?
僕が航空業界にいるということもあって、なかなか興味深いレッスンでした。
最後にRoyさんからのフィードバックです。
Happy Weekend Ko-san! It was a pleasure practicing the language with you. You were able to try and relate to the topic as much as you can and I believe that you will be in a better position to discuss views and opinions in the future. You gave logical answers to all my follow-up questions making the lesson worth both our time. My gratitude.
ハッピーウィークエンドKoさん! あなたと一緒に言語を練習することは喜びでした。 できる限りお話を伺うことができ、今後も意見や意見を話し合うことができると思います。 あなたは私のフォローアップの質問すべてに論理的な答えを与えてくれたので、レッスンは私たちの両方の時間の価値があります。 感謝します。
ということで、褒めてもらいました。
Royさんは、僕がいつも一生懸命レッスンに取り組むので、自分も頑張ろうと思うと言ってくれます。
明日からもまた、頑張ろうと思います。
こうぷー
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