バイデン大統領と習近平国家主席の初めての直接会談が行われました。
やはり、台湾問題が話題になり、対立は明確になりました。
初の会談は見た目には和やかに見えたものの、お互い、言いたいことは言ったようです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ジョー・バイデン大統領は、習近平国家主席との初の直接会談で、世界的な影響力をめぐる競争での違いを「管理」することを月曜日に超大国の指導者を目指した2人として、台湾に対する中国の「威圧的でますます攻撃的な行動」に直接反対した。
The nearly three-hour meeting was the highlight of Biden’s weeklong, round-the-world trip to the Middle East and Asia, and came at a critical juncture for the two countries amid increasing economic and security tensions.
3 時間近くにおよぶこの会談は、バイデン氏の 1 週間に及ぶ中東とアジアへの世界一周旅行のハイライトであり、経済と安全保障の緊張が高まる中、両国にとって重要な分岐点にあった。
Speaking at a news conference afterward, Biden said that when it comes to China, the U.S. would “compete vigorously, but I’m not looking for conflict.” He added: “I absolutely believe there need not be a new Cold War” between America and the rising Asian power.
その後の記者会見で、バイデン氏は、中国に関して言えば、米国は「激しく競争するだろうが、私は対立を望んでいない」と述べた。彼は次のように付け加えた:「私は、アメリカと台頭するアジアの大国との間に新たな冷戦が生じる必要はないと絶対に信じている」.
Xi, according to the Chinese government’s account of the meeting, “stressed that the Taiwan question is at the very core of China’s core interests, the bedrock of the political foundation of China-U.S. relations, and the first red line that must not be crossed in China-U.S. relations.”
中国政府による会談の説明によると、習主席は「台湾問題は中国の核心的利益のまさに核心であり、中米関係の政治的基盤の基盤であり、中米関係で越えてはならない最初のレッドラインであると強調した。」
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ジョー・バイデン大統領は、習近平国家主席との初の直接会談で、世界的な影響力をめぐる競争での違いを「管理」する(to “manage” their differences in the competition for global influence)ことを月曜日に超大国の指導者を目指した2人として(as the two superpower leaders aimed)、台湾に対する中国の「威圧的でますます攻撃的な行動」に直接反対した(objected directly to China’s “coercive and increasingly aggressive actions” toward Taiwan)。
アメリカのジョー・バイデン大統領と中国の習近平国家主席が初めて直接会談をした。
ジャカルタで行われているG20で実現したもの。
ジョー・バイデン大統領は、中国の習近平主席に対して、台湾に対する中国の対応について反対の意を表明したようです。
“to “manage” their differences in the competition for global influence”で「世界的な影響力をめぐる競争での違いを「管理する」」と訳しています。
“manage”は「マネジメントする、管理する」という意味。
3 時間近くにおよぶこの会談は、バイデン氏の 1 週間に及ぶ中東とアジアへの世界一周旅行のハイライトであり、経済と安全保障の緊張が高まる中(amid increasing economic and security tensions)、両国にとって重要な分岐点にあった(a critical juncture for the two countries)。
今回のアメリカと中国の会談は、バイデン大統領にとっては、中東とアジア歴訪のクライマックス。
現在、世界の2大国となったアメリカと中国のトップ同士の会談は、世界中が注目していました。
これまで、台湾をめぐっては、ペロシ下院議長が台湾を突然訪問したりして、最近はかなり緊張が高まっていました。
“amid increasing economic and security tensions”で「経済と安全保障の緊張が高まるなか」と訳しています。
“amid”は「~の中」という意味でたまに使われる前置詞。
その後の記者会見で、バイデン氏は、中国に関して言えば、米国は「激しく競争するだろうが、私は対立を望んでいない(compete vigorously, but I’m not looking for conflict)」と述べた。彼は次のように付け加えた:「私は、アメリカと台頭するアジアの大国との間に新たな冷戦が生じる必要はないと絶対に信じている(absolutely believe)」.
アメリカのバイデン大統領は、会談後に記者会見で話をしたようです。
その中で、アメリカと中国は「激しく競争するだろうが、対立を望んではいない」、「新たな冷戦が生じる必要はない」と言っています。
逆に言えば、最近のアメリカと中国の関係は、それぐらい冷え込んでいたということです。
“absolutely believe”は「絶対に信じている」と訳されています。
“absolutely”は「全く、絶対的に」という意味。
会話の中では、”yes”と同様の意味で「確かに、その通り」という意味で使われます。
中国政府による会談の説明によると(according to the Chinese government’s account of the meeting)、習主席は「台湾問題は中国の核心的利益のまさに核心であり(the Taiwan question is at the very core of China’s core interests)、中米関係の政治的基盤の基盤であり(the bedrock of the political foundation of China-U.S. relations)、中米関係で越えてはならない最初のレッドラインである(the first red line that must not be crossed in China-U.S. relations)と強調した(stressed)。」
習近平主席は、記者会見は行っていないようです。
中国政府の説明では、習主席は、台湾問題は中国の核心的な問題であると言っています。
そして、その問題に対するアメリカの対応は、米中関係の基盤の基盤と言っています。
アメリカはそのレッドラインを超えてはならない。
干渉してはならないと続けている。
このあたりで、台湾問題が非常にセンシティブなことが分かります。
“core”や”bedrock”や”foundation”と「核心、中心、基礎、基盤」という意味の言葉が何度も並んでいます。
“stressed that”で「~と強調している」と訳しています。
“that”以下で強調している内容を説明しています。
今日は、米中首脳の直接会談が初めて行われたという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
コメント