ロシアがウクライナに攻撃を始めたのが、今年の2月。
当初、プーチン大統領は、すぐにウクライナが降伏すると思っていたようです。
しかし、実際は違った。
このようにロシアが苦戦している状況から、西側諸国は、ロシアが核兵器を使うのではないか?と言っていました。
これに対して、プーチン大統領は、いろいろなことを行ってきましたが、最近の国内での人権会議で、自分たちからは使わないと言ったようです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ウラジーミル・プーチン大統領は、核戦争の脅威が高まっていると述べたが、ロシアは「気が狂った」わけではなく、最初に核兵器を使用するつもりはないと主張した.
The Russian president insisted that his country would only use weapons of mass destruction in response to an attack. Speaking at Russia’s annual human rights council meeting, he also said the war in Ukraine could be a “lengthy process”.
ロシア大統領は、自国は攻撃に対応するためにのみ大量破壊兵器を使用すると主張した。 ロシアの年次人権理事会で演説し、彼はまた、ウクライナでの戦争は「長いプロセス」になる可能性があると述べた.
“We have not gone mad, we are aware of what nuclear weapons are,” he said, adding: “We aren’t about to run around the world brandishing this weapon like a razor.”
「私たちは気が狂っていません。核兵器が何であるかを知っています」と彼は言い、「この兵器をかみそりのように振り回しながら世界中を走り回ろうとしているわけではない」と付け加えた。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ウラジーミル・プーチン大統領は、核戦争の脅威が高まっていると述べた(the threat of a nuclear war rising)が、ロシアは「気が狂った」わけではなく(Russia had not “gone mad”)、最初に核兵器を使用するつもりはない(would not use its nuclear weapons first)と主張した(insisted).
ロシアのプーチン大統領が、核兵器の使用について言及した。
核戦争の可能性は高まっているが、自分たちから使うつもりはない。
ロシアは、「気が狂っている」わけではない。
西側諸国から、これまでも、核兵器を使うのではないか?という噂が流れているのを否定した形です。
でも、戦争の当事国の首脳は、だいたい同じような主張をするものです。
相手が悪いからやむを得ず使った、相手が悪いからやむを得ず攻めた、というのは、いつも戦争当事者が言うことです。
“Russia had not “gone mad””で「ロシアは「気が狂った」わけではない」と訳しています。
“go mad”で「気が狂う」という意味。
ロシア大統領は、自国は攻撃に対応するためにのみ大量破壊兵器を使用する(his country would only use weapons of mass destruction in response to an attack)と主張した。 ロシアの年次人権理事会で演説し、彼はまた、ウクライナでの戦争は「長いプロセス」になる可能性がある(the war in Ukraine could be a “lengthy process”と述べた.
プーチン大統領曰く、ロシアは相手からの攻撃に対応するためにのみ、大量破壊兵器を使う。
でも、自国への攻撃への純粋な対応で大量破壊兵器が必要なんでしょうか?
攻め込まれた場合のみのように思います。
そうでなければ、報復行為ぐらいしか考えられません。
“in response to an attack”で「攻撃に対応するためにのみ」と訳しています。
“in response to”で「~に応えて、~に反応して」という意味です。
「私たちは気が狂っていません。核兵器が何であるかを知っています(we are aware of what nuclear weapons are)」と彼は言い、「この兵器をかみそりのように振り回しながら(brandishing this weapon like a razor)世界中を走り回ろうとしているわけではない(aren’t about to run around world)」と付け加えた。
プーチン大統領が続けて話しています。
「私たちは気が狂っているわけはない」
「核兵器を使うというのがどういう意味かもよくわかっている」
「使うことに、政治的にも戦争的にも大きな意味を持つ核兵器を、かみそりのように簡単に振り回しているわけではない。」
“brandishing this weapon like a razor”で「この兵器をかみそりのように振り回しながら」と訳しています。
“brandish”は「振り回す」という意味。
これに伴って、ロシアにもいろんな影響が出ているはずですが、もう、それにも慣れて行ってるのかもしれません。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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