北京オリンピックのスノーボードハーフパイプ競技で、日本の平野歩夢選手が金メダルを取りました。
最後の最後で完璧な演技で逆転しての金メダル。
とても感動的でした。
スノーボードのハーフパイプ言えば、アメリカのショーン・ホワイトが絶対王者のイメージがありましたが、現在の平野歩夢選手はその域に達しているようにも思えました。
一人だけ、異次元の感じ。
では、今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
平野歩夢の3回目のオリンピックメダルは、最初の2回よりもさらに良い色でした。
Two-time silver medalist Hirano, 23, brought Japan its first gold medal in Winter Games snowboard competition after he won the men’s halfpipe at Genting Snow Park on Friday.
二度の銀メダリストの平野(23)は、金曜日にゲンティンスノーパークで男子ハーフパイプで勝利した後、冬季オリンピックのスノーボード競技で日本に初の金メダルをもたらした。
Three-time halfpipe gold medalist Shaun White, 35, finished fourth in the American’s farewell Games appearance.
3度のハーフパイプ金メダリストであるショーンホワイト(35歳)は、アメリカ人の別れの試合で4位に終わった。
“It hasn’t hit me as being real yet,” Hirano said of his victory. “But my childhood dream has come true.”
「まだ本当だとは思っていません」と平野は勝利について語った。 「しかし、私の子供の頃の夢は実現しました。」
On his first run, Hirano made a triple cork 1440, a trick of spinning four full rotations while simultaneously inverting three times, early in his performance, but he finished ninth on that run with 33.75 as he suffered a fall.
平野は最初のランで、パフォーマンスの早い段階で4回完全にスピンしながら同時に3回転させる技のトリプルコーク1440をやった。しかし、転倒して33.75で9位に終わった。
In his third run, which Hirano called “clean and perfect,” he moved up to the top with 96.00 while James failed to improve on the score from his second run.
平野が「クリーンでパーフェクト」と呼んだ3回目のランでは、ジェームズが2回目のランからスコアを上げることができなかったため、96.00でトップに上がりました。
“I wasn’t satisfied with my score for the second run, and I was able to express my anger in the third run in a good way,” Hirano said.
「2回目の得点に満足できず、3回目の怒りを上手く表現できた」と平野は語った。
When his winning score was shown, he joyfully pumped his right fist, in which he was holding his board.
彼の勝利スコアが示されたとき、彼は彼のボードを持っていた彼の右拳を喜んで突き上げました。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
平野歩夢の3回目のオリンピックのメダル(third Olympic medal)は、最初の2回よりもさらに良い色(an even better color than the first two)でした。
スノーボードの平野歩夢選手が、金メダルを獲得しました。
平野選手は、ソチオリンピックと平昌オリンピックで銀メダルを獲得していた。
それよりも良い色のメダルをもらったということは、金メダルということです。
“an even better color than the first two”で「最初の2回よりもさらに良い色」と表現しています。
“better color than the first two”で「最初の2つよりも良い色」ということなんですが、
“even”で強調して「さらに」という意味を追加していますね。
二度の銀メダリストの平野(23)は、金曜日にゲンティンスノーパークで男子ハーフパイプで勝利した(won)後、冬季オリンピックのスノーボード競技(snowboard competition)で日本に初の金メダルをもたらしました(brought)。
ソチと平昌で銀メダルだった平野歩夢選手は、男子ハーフパイプで勝利をした。
これで、日本にスノーボード競技で初の金メダルをもたらした。
これまで、スノーボード競技では、日本は勝ったことがなかったんですね。
日本は、フィギュアスケートとかジャンプ競技が強い印象はあります。
“snowboard competition”で「スノーボード競技」という意味。
“competition”は「争い、大会、競技会」などの意味があります。
3度のハーフパイプ金メダリストのショーン・ホワイト35歳は、アメリカ人のお別れの試合の出場(the American’s farewell Games appearance)で4位に終わった。
これまでの3度のオリンピックで圧倒的な勝利をしていたショーン・ホワイトは、4位だった。
今回のオリンピックで引退を表明しているようですね。
以前のソチや平昌のオリンピックでのハーフパイプの競技を見た記憶がありますが、ショーン・ホワイトは別格の演技をしていました。
“the American’s farewell Games appearance”で「アメリカ人のお別れの試合の出場」という意味。
“farewell”は「別れの、送別の」という意味。“farewell party”で「送別会」と言いますね。
“appearance”は「出現、登場、出演」という意味。
「まだ本当だ(being real yet)とは思っていません(hit me)。」と平野は勝利について語った。
「しかし、子供のころの夢が実現しました(dream has come true)。」
平野歩夢選手はインタビューで語っていました。
「まだ、実感がない」と言っていましたね。
そして、「でも、子供のころの夢が1つかないました。」とも言っていました。
“It hasn’t hit me”は「思っていない」という意味。
“hit”には「ピンとくる」というような意味があります。
“dream has come true”で「夢が実現した」と表現しています。
現在完了形なので、既に実現したということです。
“dream come true”で「夢が実現する」はあまりにも有名な熟語。
平野は最初のランで、演技の早い段階で(early in his performance)4回完全にスピンしながら同時に(simultaneously)3回転させる(inverting three times)技(trick)のトリプルコーク1440をやった。
しかし、彼は転倒したので(as he suffered a fall)33.75で9位に終わった。
平野歩夢選手は、決勝では3回あるうちの、最初のランでトリプルコーク1440を決めた。
これは4回転スピンしながら3回縦に回るという技。
これには成功をしたものの、後の技の時に転倒をしたので、点数は33.75と低く、1回目を終わったところで9位だった。
“simultaneously”で「同時に」という意味。ちょっと難しい単語です。
“inverting three times”で「3回転させる」と訳しています。
“invert”は「反転させる」という意味なので、逆回りの縦回転の感じだと思います。
平野が「クリーンでパーフェクト」と言った3回目のランでは、ジェームズが2回目のランからスコアを上げることが出来なかった(failed to improve)ので、96.00でトップに上がりました(moved up to the top)。
平野歩夢選手の最後の3回目の演技は完璧でした。
自分でも「クリーンでパーフェクト」と言っています。
それまで1位だったオーストラリアのジェームズ選手が3回目の演技でも2回目の得点を上回ることが出来なかった。
平野歩夢選手は、得点を上げて、96.00をマークして、トップになって優勝しました。
“failed to improve”で「(スコアを)上げることが出来なかった」と表現しています。
直訳すると「改善することに失敗した」という意味。
「2回目の得点に満足できず(wasn’t satisfied with my score)、3回目のランで怒りをうまく(in a good way)表現できた(was able to express)」と平野は話ました。
平野歩夢選手は、さらに話しています。
「2回目の得点に納得ができなかった。」
2回目の演技でも、同じ内容で、ほぼ完ぺきな演技だったですからね。
それで、得点が思ったより悪くて、ジェームズを抜くことが出来ず、2位になっていました。
そこで、3回目にその怒りをうまく表現できて、さらにいい演技で最終的にトップに立てた。
そのことを言っています。
“in a good way”で「うまく」と訳しています。
「うまい方法で」ということです。
“was able to express”で「表現できた」という意味。
“express”は「表現する」という意味の動詞。形容詞なら「高速の、急行の」という意味もあります。
彼の勝利のスコアが示された(his winning score was shown)とき、彼は彼のボードを持っていた右の拳を喜んで突き上げました(joyfully pumped)。
3回目のランが終わって、彼のスコアが表示されたとき、平野歩夢選手は右の拳を突き上げた。
最終演技者でしたからね。
そこで、完璧な演技をして、最後に逆転して金メダルを取ったのですから、これほどうれしいこともないと思います。
そのあと、いろんな選手が平野歩夢選手を祝福し、ショーン・ホワイトもハグをしに来ていたのがとても印象的でした。
“joyfully pumped”で「喜んで突き上げた」と訳しています。
“pump”は「ポンプでくみ上げる」という動詞ですが、「(ポンプのように)上下運動をする」という意味もあるので、「突き上げる」としています。
今日は、スノーボードのハーフパイプで平野歩夢選手が金メダルを取ったという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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