【Bizmates レベル5 解説】すごい貧困から抜け出した女性(ジリアン・ハスラムさん)の話!

Bizmates ビズメイツ

とうとう、来ました。ビズメイツのメインカリキュラム最後のストーリーです。

今日は、インドのものすごいスラムでの貧困から抜け出して、逆に貧困な人たちを助ける立場になった女性の話です。

貧困から抜け出すのって、想像以上にすごい大変だと思います。

努力だけではなかなかうまく行かないことも多いでしょう。

どのようにすれば、うまく行くんでしょうね?

富の再配分でしょうか?それとも、食料を均等に行きわたらせることでしょうか?はたまた、教育でしょうか?

このランクでは、慈善活動について、いろんなことを勉強してきました。

今日はある意味、総まとめです。

今日のトレーナーさんはフィリピン人のNeilさんです。

ユナイテッド・エアラインに勤めていたことがあるということなので、僕は彼の英語は聞き取りやすい。

いつも言っている通り、話題も豊富なので、いろんな話に派生して、毎回、レッスンも楽しいです。

これで本当にカリキュラムの最後だね。という話をして、レッスンに入っていきました。

今日も、最初は、格言のようなことばから…。

People in power need to think differently. Not promise to make a change but to start with trying to be that change.
権力者は違った考え方をする必要があります。 変化を加えることを約束するのではなく、その変化を試みることから始めるべきです。

ちょっと難しい表現ですね。

ジリアン・ハスラムさんのことばです

権力者はともすると、変化をすることを約束しようとします。

でも、約束をするにはいろんなことを決めなければならないので、時間や手間がかかります。

ジリアン・ハスラムさんは、そうではなくて、まずは変化を試みることを始めることが大事だと言っています。

約束しても、やらなきゃ意味がないということなんでしょうか?

Neilさんに聞いてみました。

やはり、僕の解釈であっていたようでした。

政治家なんかは、口で約束するばっかりで、結局、実行に移さない。

そうではなくて、実際にやることが大事だということを、彼女は言っているということでした。

格言のことばの意味もちゃんと分かったところで、ストーリーに入っていきます。

For some, the path to philanthropy is born out of a successful business, a wealthy family, or through some other means of financial success and freedom. Yet, for Jillian Haslam, her dedication to philanthropy was born out of first-hand experience.
一部の人々にとって、慈善活動への道は、成功したビジネス、裕福な家族、または経済的な成功と自由の他の手段から生まれます。 それでも、ジリアン・ハスラムにとって、慈善活動への彼女の献身は、直接の経験から生まれました。

これまでも、この教材で勉強してきた通り、慈善活動ってお金持ちの人の活動のことが多いです。

ビジネスで成功した人、もともと裕福な家庭の人、そのほかも、何かでお金持ちになっていて、自分の生活でお金に困っていない人が多い。

でも、ジリアン・ハスラムさんは違っていた。

彼女は最初から直接、慈善活動とかかわって生きてきた。

As a young child growing up in India, Jillian had lived in extreme poverty and the only reason she is alive today is because of the kindness of strangers. Philanthropy brought her out of poverty, gave her an education, and literally saved her life.
インドで育った幼い頃、ジリアンは極度の貧困の中で暮らしていました。彼女が今日生きている唯一の理由は、見知らぬ人の親切さのためです。 慈善活動は彼女を貧困から救い出し、教育を与え、文字通り彼女の命を救った。

彼女は、インドで、ものすごい貧困の中で育った。

毎日生きていられたのは、見知らぬ人の親切のおかげだった。

慈善活動によって、彼女は貧困から抜け出し、教育を受け、命を救われた。

そうすると、当然、自分もお返ししたいと思うのでしょうか?

彼女は、自分を生かしてくれた慈善活動を、他の人を助けるためにやりたいと思ったようです。

Neilさん曰く、彼女はインドで育ったんだけれども、もともとイギリスの人だった。

彼女の両親は、なぜインドでスラムに住むまでになってしまったのかわからないけど、スラムで暮らすようになった。

なので、彼女はこのような貧困の中で育つことになったようです。

Jillian has now become a powerful voice in the world of philanthropy. Her work is funded through royalties generated from her memoir, Indian. English, speaking events, and generous donors.
ジリアンは今や慈善活動の世界で強力な声になっています。 彼女の活動は、彼女の回想録の”インド英語”の著作権料、講演イベント、寛大な寄付者から生み出されて賄われています。

やはり、自分がたくさんのことをしてもらったので、お返しをしたいと思うようになった。

今や、彼女は世界でも強力な慈善活動の声になっている。

彼女の活動は、自分で書いた回想録の著作権料、公演イベント、寄付金などに支えられています。

She then uses these funds to find a way to make an immediate impact by identifying problems and formulating effective solutions to combat the issues head on.
次に、彼女はこれらの資金を使用して、問題を特定し、問題と正面から戦うための効果的な解決策を策定することにより、即座に影響を与える方法を見つけます。

ハスラムさんは、これらの資金を使って問題を解決するようにしている。

正面から効果的な解決策を見つけながら…。

彼女の主催する組織とかはないんですかね?

1人でやっているんでしょうか?

それにしても、必ずしも、ものすごく裕福ということではなさそうですが、自分の稼いだお金を慈善事業につぎ込むというのは、尊敬できます。

Her initiatives have resulted in the creation of special needs schools, job-training programs, blood donation drives, and many many more.
彼女のイニシアチブは、特別支援学校、職業訓練プログラム、献血ドライブ、およびその他多くの成果物をもたらしました。

彼女の慈善の精神は、学校、職業訓練、献血など多くの成果をもたらした。

いろんな活動をしているということでしょう。

Neilさんに、”special needs schooling”の意味を聞かれました。

僕は、貧しくて学校に通えない子供たちのための学校と答えたんですが、ちょっと違ったみたいです。

日本でもあるような、特別支援学校と同じだということでした。

精神的に問題があったり、ハンディキャップがあったり、そういった一般の学校にいけない子供たちのための学校ということです。

All of her hard work has earned her worldwide recognition and numerous humanitarian awards including the Mother Teresa Memorial Award in 2017.
彼女のすべての努力は、2017年のマザーテレサ記念賞を含む、彼女の世界的な認知と数々の人道的賞を獲得しています。

彼女のいろんな活動が、彼女を世界の中でも有名にした。

そして、数々の人道的な活動に対する受賞に結びついた。

最も有名なのが、マザーテレサ記念賞。

彼女は、いろんな賞を受賞しています。

With five charities currently operating under her watch and constant speaking engagements, one might think that Jillian would be too busy to meet the people she helps.
現在、5つの慈善団体が彼女の監視下で活動しており、絶え間なく話す活動を行っているため、ジリアンは忙しすぎて支援する人々に会うことができないと思うかもしれません。

彼女は現在、5つの慈善団体をオペレーティングしている。

しかも、いつも講演活動もしているので、めちゃめちゃ忙しい。

だから、彼女に支援をしてほしいという人が彼女に会うのは難しいと思うかもしれない。

でも、そうじゃないんでしょう。話の流れからすると…。

Yet, she continues “to do all I can to reach out to those who are in similar situations now that I was in not so long ago.” After all, what goes around comes around.
それでも、彼女は「私がそれほど以前ではない時にいたのと今同じような状況にある人々に、手を差し伸べるために私ができるすべてのことをする」ことを続けています。 結局のところ、やってきたことが自分に戻ってきます。

彼女がそれほど以前でもないときにいた状況というは、ひどい貧困の中にいた状況。

慈善活動による助けがなければ、毎日を生きていけなかったような状況。

自分がかつていた、そんな状況に今ある人々のために、自分ができることを最大限やり続けている。

そうすることによって、結局、自分がやったことが自分に戻ってきます。

自業自得。

良いことでも、悪いことでもまわりまわって自分に返ってくる。という言葉で締めくくっています。

今日のストーリーはここまで。


ちょっと、文章的には難しかったですね。

Neilさんと、ストーリー全体の内容についての話になりました。

カルマについて、知っているか?とNeilさんは聞いてきました。

最後の文章の”what goes around comes around”のことだよね。と答えると、その通りだと言っていました。

日本人は、カルマを信じている人が多いと思うと話をしました。

そして、質問に移っていきました。

What do you think needs to be done to eliminate poverty?
貧困をなくすために何をする必要があると思いますか?

僕は、最も重要なのは、教育だと思います。

正しい教育が行われなければ、いつまで経っても貧困から抜け出すことは難しいと思います。

キチンと教育を受けて、自分で勉強できるようにすれば、それぞれが貧困から抜け出せる可能性が高まると思います。

その意味で、教育が最も重要だと思います。

I think the most important thing is education. If the appropriate education not be done, it would difficult for them to escape from the poverty. The possibilities to go out from the poverty will rise up, if they are educated  properly and they can study by themselves. In this meaning, education is really the most important thing, I think.
一番大事なのは教育だと思います。 適切な教育が行われなければ、彼らは貧困から逃れることが難しいでしょう。 適切な教育を受け、自分で勉強できれば、貧困から抜け出す可能性が高まります。 この意味で、教育は本当に最も重要なことだと思います。

Neilさんも僕の意見に納得してくれました。

教育が行われなければ、結局は悪循環を繰り返すだけになってしまう。

親が、子供に教えることができないので、また勉強ができない大人になって、そしてまた子供に教育ができないという状況が繰り返される。

そうすると、いつまで経っても、スラムから抜け出せなくなってしまう。

だから、教育は大切だね。という話をしました。

People have said that kindness is contagious. Do you agree?
優しさは伝染すると言われています。 同意しますか?

そう思います。

人は優しくされると、他の人にも優しくしようと思うと思います。

普通の人は、自分がされたことを、お返ししたいという風に思うと思います。

なので、みんなに優しくすると、結局自分に優しさが返ってくると思います。

Yes, I do. If we receive kindness from someone, we would want to be kind to others, I think. Ordinary people want to do for other people what they are done by the others. So, if everyone was always kind to others, then kindness will be coming back to everyone.
はい、そうです。 誰かから優しさをもらったら、他の人にも優しくなりたいと思います。 普通の人は、他の人がしていることを他の人のためにやりたいと思っています。 ですから、もしみんながいつも他の人に親切だったら、親切はみんなに戻ってくるでしょう。

ここでもやっぱり、カルマの話になりました。

日本人は、カルマを信じているので、自分のために他の人にも常に優しくしようとすると思うと話をしました。

「情けは人のためならず」ということわざもあります。

そういう考え方でいつもいたいものです。

Can you give an example of the expression “what goes around comes around”?
「自業自得」という表現の例を挙げていただけますか?

誰か困っている人がいたときに、その人のことを考えて、一生懸命に助けてあげる。

すると、いつか自分が困った時に、その人が逆に助けてくれるということがあります。

実際に、仕事でもそのようなことがしばしば起こります。

なので、僕は誰かから何かを頼まれた時には、自分ができる限りのことをしようと思います。

すると、いつか自分が困った時にその人は僕のことを助けてくれます。

When there is someone who are in trouble, I would think about it as
the things which happen to me and help him eagerly.  Then, when I am in trouble something in someday, the person would help me in return. Actually such a things often happen in business. So, when I am asked something by someone, I will always do my best. After that the person will help me when I am in trouble someday.
 
困っている人がいたら、それは私に起こったことのように考え、彼を熱心に助けるます。 そして、いつか困ったときは、その人が助けてくれます。 実際、そのようなことはビジネスでよく起こります。 ですから、誰かに頼まれたときは、いつも自分のベストを尽くします。 その後、いつか困ったときにその人が助けてくれます。

僕は常々、このような考え方でいたいと思っています。

ブログでもそのような内容を書いたことがあります。

「人に頼まれたら、予想以上で返したい。」

でも、それってとても大変なことなので、いつもできているとは思えないですけど…。

ただ、自分にはいつも言い聞かせています。

Do you think that people can overcome their environment and bad luck with just hard work?
人々は一生懸命働くだけで環境や不運を克服できると思いますか?

一生懸命働けば、環境や不運を克服できる可能性は高まると思います。

でも、それだけでは不十分なこともあります。

それには、正しい方向への努力が必要です。

そのためには、教育を受けて、正しい方向への努力ができるようにする必要があると思います。

If we worked so hard, the possibilities would rise up that we can conquer the environments or defeat the unlucky situations. But sometimes it is not enough. Because we need to do the efforts in the right direction. For this purpose, it would need to receive proper education and gain the knowledge of doing the right effort. 
一生懸命頑張れば、環境を征服したり、不運な状況を打ち負かしたりできる可能性が高まります。 しかし、時にはそれだけでは不十分です。 私たちは正しい方向に努力する必要があるからです。 この目的のためには、適切な教育を受け、適切な努力をするための知識を得る必要があります。

Neilさんは、僕が答えの途中で、「正しい方向に努力をする必要がある」と言ったところで、大きく頷いていました。

僕の回答に、納得して、同意してくれたようでした。

一生懸命頑張ってるだけじゃダメなこともあるよね。と言っていました。

間違った方向にいくら努力しても、ムダになる可能性が高いので。

Talk about a time when someone did something kind for you. What kind of an impact did it have?
誰かがあなたのために何か親切なことをしたときのことを話してください。 どのような影響がありましたか?

2年前にロンドンに行ったときに、仕事で知り合いだったトムとクレアが案内をしてくれました。

まず、僕の泊まっているホテルに迎えに来てくれて、ヒースロー空港に行きました。

そして、空港のいろんな場所を見て回った後、ロンドン市内に観光に連れて行ってくれた。

最初にバッキンガム宮殿に行って、大通りを歩いて、ウェストミンスター寺院やビックベンをみて、ロンドン・アイに乗りました。

とても親切にしてくれたので、とてもうれしかったです。

やっぱりその時、僕もいろんな人に優しくしようと思いました。

僕はなぜか、外国人の人に気に入られるように思います。

Two years ago, when I went to London, Tom and Clair, who had met at work before, guided me. First of all, they came to my hotel and picked me up and went to Heathrow airport. We looked around a lot of place at Heathrow airport, then they brought me to London city tour. We went Buckingham Palace and walked main street, looking out Westminster Abbey, Big Ben and rode on London Eye. I was really happy because they were so kind and treated me politely. At that time, I thought I should always be kind to anybody. I wonder why foreign country people who I know, always be very kind to me.
2年前、私がロンドンに行ったとき、以前職場で会ったことのあるトムとクレアが私を案内してくれました。 まず、彼らは私のホテルに来て、私を迎えに来て、ヒースロー空港に行きました。 ヒースロー空港のあちこちを見回した後、ロンドン市内観光に連れて行ってくれました。 私たちはバッキンガム宮殿に行き、メインストリートを歩き、ウェストミンスター寺院、ビッグベンを眺め、ロンドン・アイに乗りました。 彼らはとても親切で私を丁寧に扱ってくれたので、私は本当に幸せでした。 その時、私はいつも誰にでも親切であるべきだと思いました。 なぜ私が知っている外国人はいつも私にとても親切なのだろうか。

Neilさんは、すごく興味深げに僕の話を聞いてくれました。

ただ、「ロンドン・アイ」は知らなかったみたいで、それは何だ?と聞いてきました。

うまく説明できず、「高いところに上っていって、景色を見るやつ!」って説明すると、「ああ、それは、”Ferris wheel”だね。」と言っていました。

”Ferris wheel”は「観覧車」という意味。正解です。

そんな話で盛り上がって、今日のレッスンは終了しました。

最後にNeilさんからのフィードバックです。

Hello Ko! Continue to improve your confidence in having a conversation about any topic, and thank you for being receptive to my suggestions. Well done again in today’s story, see you in our next meeting! 
こんにちはKo! どんなトピックについても会話することへの自信を高め続けてください、そして私の提案を受け入れてくれてありがとう。 今日の話でまたよくやった、次の会議で会いましょう!

いつもどおり、あっさりコメントでした。

でも、「私の提案を受け入れてくれてありがとう。」ってどういう意味やろう?

よくわかりませんでした。

明日はいよいよ卒業のためのランクアップテストです

明日もまた、頑張ります!

こうぷー

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