【英字新聞を読む】ソフトバンクは 4 月から 9 月にかけて 8 億 9500 万ドルの純損失!

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ソフトバンクグループが半期の決算発表を行った。

結果は、1,291億円の赤字。

大きな赤字ですが、4月から7月の第1四半期の巨額の赤字からは赤字幅が減少した。

これは、ソフトバンクグループが持っているアリババ株を売却して穴埋めしたから。

でも、ビジョンファンド事業と呼ばれる投資部門の巨額の赤字を埋めるまでには至らなかった。

きょうは、この話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

SoftBank Group reports net loss of $895 million for April-Sept.
SoftBank Group Corp. said Friday it posted a net loss of 129.10 billion yen ($895 million) for the six months ended September, a reversal from a net profit of 363.57 billion yen it recorded in last year’s fiscal first half, as its investment business was hit by a market slump.
ソフトバンクグループは金曜日、投資事業が市場の低迷に見舞われたため、9 月に終了した 6 か月間で 1,291 億円 (8 億 9,500 万ドル) の純損失を計上したと発表した。

Its net loss, however, reduced from a record 3.16 trillion yen in the April-June quarter after it logged massive gains from selling some of its stake in Chinese tech giant Alibaba Group Holding Ltd.
しかし、その純損失は、中国のハイテク大手アリババ・グループ・ホールディングの株式の一部を売却して巨額の利益を上げた後、4月から6月までの四半期で過去最高の記録の3兆1600億円から減少した.

In the first half of the current business year, Softbank Group reaped 3.5 trillion yen from the sale of Alibaba shares, although that was not enough to offset a loss of 4.4 trillion yen from its Vision Fund business.
今事業年度の上半期に、ソフトバンクグループはアリババ株の売却から3.5兆円を手に入れたが、ビジョンファンド事業からの4.4兆円の損失を相殺するには十分ではなかった.

SoftBank Group Chairman and CEO Masayoshi Son said he will reduce the company’s exposure to new investments due to the current unfavorable market environment driven by global inflation.
ソフトバンクグループの会長兼 CEO である孫正義は、世界的なインフレによって引き起こされる現在の不利な市場環境のため、同社の新規投資へのリスクにさらすことを減らすと述べた。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

SoftBank Group Corp. said Friday it posted a net loss of 129.10 billion yen ($895 million) for the six months ended September, a reversal from a net profit of 363.57 billion yen it recorded in last year’s fiscal first half, as its investment business was hit by a market slump.
ソフトバンクグループは金曜日、投資事業が市場の低迷に見舞われたため、9 月に終了した 6 か月間で 1,291 億円 (8 億 9,500 万ドル) の純損失を計上したと発表した。

ソフトバンクグループは金曜日、投資事業が市場の低迷に見舞われたため(as its investment business was hit by a market slump)、9 月に終了した 6 か月間で 1,291 億円 (8 億 9,500 万ドル) の純損失を計上した(posted a net of 129.10 billion yen)と発表した。

ソフトバンクは、今年度の半期の決算発表をした。

結果は、1,291億円の純損失。

原因は、投資市場の低迷が理由としている。

ソフトバンクは、携帯電話会社や球団経営で有名ですが、いまや投資事業が事業の大きな部分を占めているようです。

“as its investment business was hit by a market slump”で「投資事業が市場の低迷に見舞われたため」と訳しています

ここでの”as”は「~なので」という意味です。

Its net loss, however, reduced from a record 3.16 trillion yen in the April-June quarter after it logged massive gains from selling some of its stake in Chinese tech giant Alibaba Group Holding Ltd.
しかし、その純損失は、中国のハイテク大手アリババ・グループ・ホールディングの株式の一部を売却して巨額の利益を上げた後、4月から6月までの四半期で過去最高の記録の3兆1600億円から減少した.

しかし、その純損失は、中国のハイテク大手アリババ・グループ・ホールディングの株式の一部を売却して巨額の利益を上げた後(after it logged massive gains from selling some of its stake in Chinese tech giant Alibaba Group Holding Ltd.)4月から6月までの四半期で過去最高の記録の3兆1600億円から減少した(reduced from a record 3.16 trillion yen in the April-June quarter).

今年は、投資市場の環境が悪かったので、ソフトバンクグループは、4月から6月の四半期で大きな赤字が出ていました。

しかし、その大きな損失をソフトバンクグループは、アリババ株の一部を売却することで穴埋めしようとしました。

これによって、4月から6月の第1四半期の3兆1,600億円の損失から純損失が減少しました。

“after it logged massive gains”で「巨額の利益を上げた後」と訳しています

“log”は名詞では「丸太」「記録」などの意味もありますが、動詞で「記録する」という意味があります。

In the first half of the current business year, Softbank Group reaped 3.5 trillion yen from the sale of Alibaba shares, although that was not enough to offset a loss of 4.4 trillion yen from its Vision Fund business.
今事業年度の上半期に、ソフトバンクグループはアリババ株の売却から3.5兆円を手に入れたが、ビジョンファンド事業からの4.4兆円の損失を相殺するには十分ではなかった.

今事業年度の上半期に、ソフトバンクグループはアリババ株の売却から3.5兆円を手に入れた(leaped 3.5 trillion yen from the sale of Alibaba shares)が、ビジョンファンド事業からの4.4兆円の損失を相殺するには十分ではなかった(was not enough to offset a loss of 4.4 trillion yen)

アリババ株の売却で3.5兆円の利益を得たソフトバンクグループだったけれども、ビジョンファンド事業での4.4兆円の損失を相殺するには至らなかった。

ビジョンファンド事業は、ソフトバンクのホームページによれば

ソフトバンクグループ株式会社(SoftBank Group Corp.)のソフトバンク・ビジョン・ファンド事業の主な事業内容および主な会社をご覧いただけます。
ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業 | ソフトバンクグループ株式会社 - ソフトバンクグループ株式会社

「「ユニコーン」(投資時において企業価値が10億米ドル以上と推定される未公開企業)を中心に、テクノロジーの活用により各分野をリードする成長企業への投資を通して、AI革命を推し進めています。」

と書かれています。

すなわち、スタートアップ企業への投資事業のようです。

ここで、見誤った投資が重なったということが、大きな損失の理由になっているように思われます。

“was not enough to offset a loss of 4.4 trillion yen”で「4.4兆円の損失を相殺するには十分ではなかった」と訳しています

“was not enough to”で「~には十分ではなかった」という意味。

知っておくと使いやすい表現です。

SoftBank Group Chairman and CEO Masayoshi Son said he will reduce the company’s exposure to new investments due to the current unfavorable market environment driven by global inflation.
ソフトバンクグループの会長兼 CEO である孫正義は、世界的なインフレによって引き起こされる現在の不利な市場環境のため、同社の新規投資へのリスクにさらすことを減らすと述べた。

ソフトバンクグループの会長兼 CEO である孫正義は、世界的なインフレによって引き起こされる現在の不利な市場環境のため、同社の新規投資へのリスクにさらすことを減らす(will reduce the company’s exposure to new investments)と述べた。

ソフトバンクグループの孫正義会長兼CEOは、決算説明会などで説明をしたようです。

そして、現在の世界的なインフレで、投資市場は不利な状況であるため、今後は新規投資へのリスクを減らすと話した。

今年は、アメリカを中心とするインフレによって、投資市場は大きく荒れています

FRBの定期的な会合であるFOMCの発表が、今日の夜中の3時にありました。パウエル議長は、0.75%のさらなる利上げを発表した。しかし、今回の発表では、前回ほどのタカ派的な発言はなかったようです。実は、マーケットは0.75%の利上げは予想されていた。なので、パウエル議長の発言の方に注目が集まっていました。今回、パウエル議長は、そろそろ金利引き上げをやめるときが見えてきたと初めて発言しました。これは大きな方向転換だと見られています。今日は、この話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います...
【英字新聞を読む】FRBは0.75利上げして金利引き上げを承認したが、今後の政策変更... - こうぷーぶろぐ

“will reduce the company’s exposure to new investment”で「同社の新規投資へのリスクにさらすことを減らす」と訳しています

“exposure”は「さらす」という意味です。

今日は、ソフトバンクグループの半期決算の話題を取り上げました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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