新幹線ののぞみ号がデビューから30周年を迎えたそうです。
そんなに経ちますかね。
それまでは、ひかりとこだましかなかったんですが、それにさらに速い新幹線が導入されたという記憶はあります。
一方で、リニア新幹線の建築も進んでいて、30周年を迎えたのぞみですが、この先はどうなるかわからない面もあるようです。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
のぞみ新幹線は月曜日に30周年を迎えました。東海道山陽線は1992年に開業し、当時の超急行の光サービスを19分上回りました。
The newest iteration of the train connects Tokyo and Shin-Osaka stations in about 150 minutes — outstripping the Hikari by about 30 minutes — making it possible to operate the service at five-minute intervals, on a par with the frequency of commuter trains.
最新の列車は東京駅と新大阪駅を約150分で接続し、ひかりを約30分上回り、通勤電車と同等の5分間隔で運行することができます。
The Nozomi was initially introduced to compete with airline services. The first 300 series was capable of reaching speeds of up to 270 kph, 50 kph faster than previous bullet trains.
のぞみは当初、航空会社のサービスと競争するために導入されました。最初の300シリーズは、最大270 km / hの速度に達することができ、以前の新幹線より50 km/h速くなりました。
The latest Nozomi train, the N700S, took to the tracks in 2020. With a top speed of 285 kph, it connects Tokyo and Shin-Osaka in 2 hours and 21 minutes, with 12 departures possible each hour.
最新ののぞみ列車であるN700Sは、2020年に線路に乗りました。最高速度285 km / hで、東京と新大阪を2時間21分で接続し、1時間に12回の出発が可能です。
The Tokaido Shinkansen line serves around 170 million passengers a year, 60% of whom use the Nozomi service.
東海道新幹線は年間約1億7000万人の乗客を運んでおり、その60%がのぞみサービスを利用しています。
However, the Nozomi will lose its “fastest train in Japan” tag once the under-construction Linear Chuo Shinkansen line begins operating maglev trains between Shinagawa and Nagoya.
しかし、建設中のリニア中央新幹線が品川と名古屋の間でリニアモーターカーの運行を開始すると、のぞみは「日本最速の列車」のタグを失います。
Thereafter, Shinkansen mainstay services may shift back to the Hikari and Kodama trains, which make more stops than the Nozomi.
その後、新幹線の主力列車は、のぞみよりも停車するひかり列車とこだま列車に戻る可能性があります。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
新幹線のぞみは、月曜日に30周年を迎えました(marked its 30th anniversary)。
この東海道山陽新幹線の列車は1992年にデビューし(made its debut 1992)、当時の超特急ひかりのサービスを19分上回った(eclipsing the then super-express Hikari service by 19minutes)。
新幹線ののぞみ号が30周年を迎えたそうです。
のぞみは東海道山陽新幹線に1992年にデビューし、当時の新幹線ひかりよりも東京大阪間を19分早く結んだ。
デビュー当時は、すごい新幹線ができたというイメージでした。
料金も別料金だったような記憶があります。
“eclipsing the then super-express Hikari service by 19minutes”で「当時の超特急ひかりのサービスを19分上回った」と表現しています。
“eclipse”は「影を投げかける、光を失わせる、失墜させる」という意味の動詞。「上回るという意味もあります。
ここでは、「新幹線ひかりのサービスを失墜させた」→「上回った」という感じですかね。
最新の列車(the newest iteration of the train)は、東京駅と新大阪駅を150分で接続し(connects)、ひかりを約30分上回っています(outstripping the Hikari by about 30minutes)。
そして、通勤電車と同等の頻繁さである(on a par with the frequency)5分間隔のサービス(the service at five-minute intervals)で運行することが出来ます(possible to operate)。
最新ののぞみ号は、東京と新大阪を150分で結ぶ。
つまり、2時間30分ですね。
そして、それはひかり号を30分上回っています。
すなわち、ひかり号は3時間で東京と新大阪を結んでいるということです。
そして、通勤電車と同じ間隔の5分間隔で運行することが出来る。
これがすごいですね。
約300キロで走っている電車が5分間隔で運行できる。
ここが新幹線の強みのように思います。
“outstripping the Hikari by about 30 minutes”で「ひかりを約30分上回っている」と表現しています。
“outstrip”は「~より勝る、~をしのぐ」というような意味。
前の文の”eclipse”と同じような意味で使われています。
のぞみは当初(initially)、航空会社のサービスと競争するために導入されました(introduced to compete with airline services)。
最初の300シリーズは、最大270km/hの速度に達することができ(was capable of reaching speeds)、以前の新幹線より50km/h速くなりました(50kph faster than previous bullet trains)。
のぞみが導入された理由は、航空会社との競争に勝つためでした。
東京大阪間を3時間では、約1時間の航空機に勝つことが出来ないということでしょうか。
そこで、速い車両を導入して、航空会社との競争で優位に立とうとした。
のぞみの最初の300シリーズは、それまでのひかりよりも50キロ速い270キロで走ることが出来た。
“introduced to compare with airline services”で「航空会社のサービスと競争するために導入された」と訳されています。
“introduce”は「紹介する」という意味が有名ですが、「導入する」という意味もあるので覚えておきたいです。
最新ののぞみの列車であるN700Sは、2020年に線路に乗りました(took to the tracks)。
最高時速285km/hで、東京と新大阪を2時間21分で接続し、1時間に12回の出発が可能です(with 12 departures possible each hour)。
のぞみの最新列車は、N700Sという列車。
2020年に導入された。
だから、まだ2年前にも最新のシリーズが導入されている。
その列車は285キロ出すことが出来て、東京と大阪を2時間21分でつなぐ。
そして、1時間に12本の出発が可能。
すなわち5分間隔での運行ができるということです。
“took to the track”で「線路に乗った」と訳されてます。
“track”は「跡、わだち、せんろ」などの意味があります。
東海道新幹線は、年間約1億⑦000万人の乗客を運んでおり(services around 170million passengers a year)、その60%がのぞみのサービスを利用しています(60% of whom use the Nozomi service)。
東海道新幹線は、年間で1億7000万人を運んでいるそうです。
日本人全員以上の人数を運んでいる。
そして、その60%がのぞみを利用している
東京大阪間であれば、もっとその比率は高いと思います。
“60% of whom use the Nozomi service”で
しかし、建設中の(the under- construction)リニア中央新幹線が品川と名古屋の間でリニアモーターカーの運行を開始する(begins operating maglev trains)と、のぞみは「日本最速の列車」のタグを失います(will lose its “fastest train in Japan” tag)。
新型車両も導入されているのぞみですが、「日本最速の列車」という称号も奪われそうになっています。
それは、現在建設中のリニア中央新幹線の開業。
リニア中央新幹線が開業すると、リニアモーターカーの列車は時速500キロ。
桁違いの速さです。
そうすると、のぞみの「日本最速の列車」の称号はリニア新幹線に移ってしまいます。
“will lose its “fastest train in Japan” tag”で「「日本最速の列車」のタグを失う」と表現しています。
“tag”はいわゆる「タグ」という意味ですが、「言い回し」などの意味もあります。
その後(thereafter)、新幹線の主力サービス(mainstay services)は、のぞみよりも停車する(make more stops than)ひかりやこだま列車に戻る可能性があります(may sift back)。
リニア新幹線が開業して、「日本最速の列車」がリニア中央新幹線になると、のぞみが新幹線の主力でなくなる可能性もあります。
速く名古屋や大阪に行きたい人は、のぞみではなくリニア中央新幹線を利用するようになる。
すると、リニア中央新幹線が止まらない区間での需要が高まる可能性がある。
ということで、より多くの駅に停まるひかりやこだまが主力になる可能性があると言っています。
“may shift back”で「戻る可能性がある」と表現しています。
“may”は「~かもしれない」という意味ですね。
なので、「戻るかもしれない」という感じです。
今日は、新幹線ののぞみ号が導入から30周年を迎えたという話題でした。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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