今日は、混乱しているアフガニスタンの話です。
アフガニスタンでは、タリバンが権力を握りつつあるようですが、そんななか、カブール市内にある日本人の壁画が塗りつぶされたようです。
その日本人は、中村哲さんで、アフガニスタンで慈善活動をしていましたが、武装グループに襲われて殺されてしまった人です。
カブールのたくさんの人たちが彼に感謝をして書いた壁画なんですが、塗りつぶされてしまった。
この事件には、どのような背景があるのでしょうか?
では、記事を読んでいこうと思います。
中村哲さんのカブールの壁に描かれた壁画(a mural)、中村さんは、2019年に武装グループに殺されるまで(until being killed)、アフガニスタンで人道援助活動に従事していた(engaged in humanitarian aid)日本人の医者ですが…。
その壁画が日曜日に塗りつぶされました(was painted over)。
壁画を制作した地元の芸術グループによると(according to the local art group)…。
アフガニスタンで、尊敬をされていた中村哲さんの壁画が塗りつぶされたようです。
尊敬の意味を込めて、地元の芸術家グループが壁に書いていたもののようです。
がっかりするような話ですね。
もともと、人道援助活動していたのに、武装グループが襲撃して殺されてしまったことも、残念でした。
壁画の撤去は、最近国の権力を掌握した(recently seized power in the country)イスラム過激派グループのタリバンによって命じられた(was ordered by the Taliban)。
それは、カブールに本拠地を置くArtLordsによって確認された(was confirmed)。
タリバンは、中村哲さんの壁画を撤去するように命じていたようです。
それによって、塗りつぶされる結果になったようだと報じられています。
タリバンは、アメリカ軍などの撤退に入れ替わるかのように、国の権力を掌握しました。
でも、国は混乱しているので、オリンピック・パラリンピックなどには代表を送り込めませんでした。
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中村氏は、ペシャワールの現場代表でした(was the field representative)。
アフガニスタンで灌漑設備の建設など(as building irrigation facilities)の救援活動を行った(engaged in such aid activities)日本の非政府組織の現場代表でした。
彼が武装した過激派に射殺された(was shot to death)とき、彼は73歳でした。
中村さんは、日本の非政府組織の日本代表で、その非政府組織は灌漑施設の建設などを行っていた。
そもそも、中村さんは医師だったはずですが、そのような建設活動の現場代表もやっていたようです。
そのような、自分たちのために頑張ってくれている人を射殺するいう感覚がよくわかりません。
彼の死後、200人以上のボランティアたちが、カブールの中心部の通りの壁に(on a wall on a street in central Kabul)中村さんの壁画を描きました。
彼の卓越した奉仕を記念して(in commemoration)…。
アフガニスタンの多くの人たちは、中村さんが彼らのためにとてつもない奉仕をしてくれていたことをわかっていた。
だから、200人以上ものボランティアの人たちが集まって、中村さんの壁画を描いたわけです。
それが、今回、塗りつぶされてしまった。
これだけ多くの人たちの想いも、一緒に塗りつぶされてしまったようなものです。
ArtLordsの共同創設者(cofounder)であるシャリフィ氏によると(according to)、中村さんの顔の絵とその横に書かれていた詩は、白く塗りつぶされていた(were covered over with whitewash)。
そして、アフガニスタンの「独立」を祝う(celebrating)黒い文字がそのスペースに書かれていました。
別に、アフガニスタンの「独立」と中村さんの奉仕は矛盾しないと思うんですけどね。
どうして塗りつぶして、そこにアフガニスタンの独立を訴える必要があるんでしょうか?
中村さんの活動がアフガニスタンの独立を妨げたという意味でしょうか?
シャリフィ氏は読売新聞の取材に対して、この事件を遺憾だと呼び(called the incident regrettable)、タリバンは彼らの行動に理由を与えなかった(gave no reason for their action)と言った。
中村さんの活動に感謝をしている人たちからすれば、遺憾な話です。
一方で、塗りつぶしたとみられるタリバンはその行動に理由を与えなかった。
理由がないなら、やらなきゃいいのにと思います。
理由があっても、やる必要はないとは思いますが…。
タリバンは、政府を樹立する前に(before establishing a government)、カブール市民に米国からの勝利を示すことを目指しているようです(aim to make a show)。
単にアメリカ軍などが撤退したので、それをいいことに侵略してきたように見えますが、違うんですかね?
見ている人にはわかると思いますけど…。
アメリカに勝利をしたんではなくて、怖いアメリカがいなくなったから、しゃしゃり出てきたという感じなことは。
タリバンが塗りつぶす前に(before painting over it)、中村さんの壁画であることに気づいていたかどうかは、不明です(it is unclear)。
自分たちがやったと言っているわけでもないので、なぜやったのかも不明ですよね。
やる必要のないことはやらなければいいのに…。と思ってしまいます。
今日は、ちょっとあんまりいい話ではなかったです。
明日はいい話を取り上げたいと思います。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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