Kimberly-Clarkって会社。
僕は全然知りませんが、アメリカでは有名な会社みたいです。
P&Gのライバル会社のようです。
P&Gは日本でも有名ですけどね。
主に紙ベースの消費者製品を製造するアメリカの多国籍パーソナルケア企業。
日本で言うと、大王製紙とかのようなイメージでしょうか?
でも、アメリカでは、ティッシュのことをKleenexというみたいです。
これは、Kimberly-Clarkのブランド名らしいです。
ちょうど、ステープラーのことをホッチキスというようなものです。
ホッチキスはブランド名ですよね。
そんなKimberly-Clarkの話が今日のストーリーです。
今日のトレーナーさんはNeilさんです。
ちょっとストーリーの内容で難しいところもあったので、いろいろ質問してみようと思います。
では、最初はいつものとおり、格言のようなことばから…。
これは、Kimberly-ClarkのCEOだったDarwin Smithという人のことばです。
Wikipediaでもそんなに詳しく載っていないので、そんなに有名ではないのかな?
でも、Kimberly-Clarkの経営にとっては重要な人物だったようです。
最初のことばからすると、不採算部門は切り捨てて、経営を立て直した感じでしょうか?
腕にがんができたら切り落とす勇気がいる。
同じように不採算な工場は切り落とさないといけない。といったところでしょうか?
では、ストーリーに入っていきます。
ここでの”household”は「お馴染みの」という意味のようです。
クリネックスティッシュは、日本人でも聞いたことがある名前です。
このKimberly-Clarkという会社は、紙製品をベースとした大きな会社の一つです。
1872年に創業してから、製紙業を中心に堅実に経営を続けてきました。
そして、1971年までには古くてありふれた製紙会社になってしまっていました。
じわじわ株価も落ちていったんでしょう。
36%というのは相当です。
経営がドンドンジリ貧に追い込まれて行っている感じがします。
Neilさんにここでの”stocks”は、”stock price(株価)”のことですよね?と確認しました。
彼は、その通りだと言っていたので、この解釈であっていると思います。
そこで、Darwin Smithが登場します。
だんだん会社経営が危うくなってきたときにあらわれた救世主という感じ。
ガンを切り落とすという話をするぐらいですから、何をするんでしょう?
大胆な改革をすることが想定されます。
コート紙工場に金がかかりすぎているということに気付いたということでしょうか?
重くて時代遅れな事業に資本の大部分が掛かってる。
このままではダメだということなんでしょう。
決断を要します。
この文の意味は、たぶん、衰退していく事業を続けるよりも、どうやったら一番になれるのかを仲間に問うたということだと思います。
このままでは、ダメだと。
1番になれる事業に集中しようと。
GEでも同じような考えの経営者がいたと思います。
ジャック・ウェルチがそうだったんじゃなかったかな?
今日の出来事今日は立春です。昨日も書きましたが、暦の上では”春”です。全然。春らしくないですけどね。まだまだめっちゃ寒い。でも、終わらない冬はないというか…。いろんな苦しみも、いつまでも続かないというか…。また、明るい季節が必ずやってくるということです。春はもうすぐそこに来ています。今日も一日頑張りましょう!昨日の節分が、124年ぶりに2月2日だったということです。すなわち、立春も124年ぶりに2月3日。いつもは2月4日なんですけどね。今日、オンラインレッスンのトレーナーのTerryさんにこのことを聞かれました。... 【Bizmates レベル5 解説】今日はGEについて勉強しました! - こうぷーぶろぐ |
そして、その結論はニッチを切り開くことだ認識したわけです。
そうして、”Smith strategy”によってもう一度自分たちの事業に集中し、古い工場を売りました。
それまでは、利益は紙製品の大企業のP&Gとの競争に使われていました。
勝てもしないところに利益がつぎ込まれて失われて行っていたということ。
具体的に何をやったか?ということはあまり書かれていないですが、不採算部門を切って、利益を出せる部門を強化したんだと思います。
そして、その結果として、優良な会社になったと思います。
名だたる大企業をも上回るような企業になることができたということです。
利益が出るようになったんかな?
だそうです。
日本ではあまり有名ではありませんが、アメリカでは有名なんだと思います。
冷酷な面もあったのかもしれないですけど。
今日のストーリーはここまでです。
Neilさんにストーリーの内容がわかっているかどうかのチェックを受けて、質問に移っていきます。
それはもう、基幹事業を切り捨てて、ニッチな事業に集中することでしょう。
今までやってきた主要な事業を切り捨てることには勇気がいります。
明確には記述はなかったですが、そういうことだったんだろうと思います。
膨大な資本がかかる割にもうけが少なく、衰退一方の事業を切り落とした。
一方で、ニッチでも儲かりそうな事業に集中していった。
それがダーウィンの戦略だったと思います。
NeilさんにもOKを貰いました。
次の質問に行きます。
一般的ではないと思います。
日本人は一般的に保守的で堅実主義だと思います。
ビジネスリーダーも同様で、大胆な決定をするのは稀だと思います。
そんなことを答えにすればいいのかと思います。
みんながみんな、大胆な決断をするわけではないと思います。
稀にそういうことが行われるので、このようなストーリーとして紹介されるんでしょう。
いつもみんながそんな決断をしていたら、逆に危なくてしょうがない。
日本人がコンサバで堅実だという話をしたところで、Neilさんは大きくうなずいていました。
外国人の人から見ても、日本人は安全志向だという風に見えるんでしょう。
次の質問に移っていきます。
これは会社の状況がシビアになった時ではないか?と思われます。
順調に行っている間に敢えてリスクを冒す必要はないですから。
このままではジリ貧になるというような状況では、リフォーカスが必要になると思います。
そのままでは、ドンドン経営が厳しくなっていく可能性がありますからね。
何処かで決断しないといけない時期があるかもしれません。
ここで、Neilさんにあなたの会社が大胆な決断をしたのはいつですか?と聞かれました。
僕の会社はもともと政府系の会社で、5年前に民間に運営権を売却しました。
その意味では、政府が大胆な決断をしたと言えるかもしれない。というような話をしました。
次の質問に進んでいきます。
ビジネスを見直す長所と短所とについて聞いていると思います。
長所はより収益の期待できる事業に集中することができることかな?と思います。
短所はやっぱり事業をやめるという決断が必要なことです。
この辺は難しい話だと思います。
だからこそ、経営者は適切な判断が求められるんだと思います。
事業をやめるということは、当然従業員を解雇したりすることになるので、その家族などのことも考えると相当シビアな決断です。
Neilさんとそんなやり取りをして話を進めました。
最後の質問に移ります。
何だろう?
8年ぐらい前に、子会社の32億円の資産を本社で買い取ることを決めたときのことかな?
反対する人たちもいる中で、本社がその資産を買うことのメリットを説明して、最終的に買い取ることを決めてもらった。
そのことを説明しようかと思います。
こんな感じですかね。
なかなか大きな決断だったのですが、最終的にみんなにとって良い結果になったので良かったと思います。
そのあと、日本でもダーウィン・スミスのような大胆な改革をした人はいなかったのか?という話になりました。
カルロスゴーンがそうではないか?と答えました。
日産もなかなか日本人経営者では大胆な改革ができずにいたところに、カルロスゴーンがルノーからやってきました。
彼は、コストカッターと呼ばれていた。というとNeilさんは興味深そうに聞いていました。
ちょうど今日のストーリーと同じように、工場を大胆に閉鎖していったことを思い出します。
そうして、最終的に日産は再浮上したわけです。
Kimberly-Clarkとよく似ていると思います。
ゴーンは最終的に、日本から逃げるわけですが…。
最後にNeilさんの今日のフィードバックです。
今日も褒めてくれているみたいですね。
明日も頑張ってレッスンを受けようと思います。
こうぷー
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