【Bizmates レベル5 解説】Amazon創始者ジェフ・ベゾスの新しい慈善の考え方!

Bizmates ビズメイツ

今日は、久々の超有名人の話。

Amazonのジェフ・ベゾスです。

僕も、Amazonさんには、いつもお世話になってます。

宅配の買い物はもちろんのこと、Amazon Prime Videoも使ってます。

ジェフ・ベゾスさんについても、いろんな有名な話はありますが、今日はたぶん慈善活動の話です。

何故なら、このランクの話は全て慈善に関する話だから…。

彼なら、一味違った慈善活動をしているようですが、どんな話でしょう。

今日のトレーナーさんは、Andrewさんです。

いろんな意見を持っていそうなので、どのような話が聞けるか楽しみです。まずは、格言のようなことばから…。

It’s harder to be kind than clever. Cleverness is a gift, yet kindness is a choice.
賢いより親切にするのは難しい。 賢さは贈り物ですが、優しさは選択です。

優しくすることは難しい。

賢いというのは、天賦のものでありますが、優しさというのは自然にできるものではない。

優しさは、どのようにしようか?という選択の問題であるということです。

なので、常に親切であるということは難しい。

言っていることは正しいと思います。

Andrewさんにもどう思うか?と聞かれたので、常に優しくいるのは、難しいですね。という話をしました。

結局、ジェフ・ベゾスさんの言うように、やるか、やらないか、の選択肢。

親切に対応するのも、ぞんざいに対応するのも、その人のその時々の選択次第。

どちらでもできることなんです。

だからこそ、常に親切でいるということは、難しいんだと思います。

“Cleverness is a gift”「賢さは贈り物」とありますが、この”gift”には、「神からの贈り物」という意味があります。

賢さというのは、生まれつき与えられたものであるというような意味も、”gift”という言葉を使っているところからわかります。

では、ストーリーに行きます。

Amazon founder Jeff Bezos is now the richest person in the world with an estimated 75 billion-dollar fortune. Although he is an active philanthropist, Jeff has recently made a bold move that upends the way the super-rich tend to approach giving.
アマゾンの創設者であるジェフ・ベゾスは現在、世界で最も裕福な人物であり、推定750億ドルの財産を持っています。 彼は積極的な慈善家ですが、ジェフは最近、超金持ちが寄付の時にやりがちな傾向を覆す大胆な動きをしました。

ジェフ・ベゾスが裕福であるということは有名です。

彼の会社であるAmazonは、コロナの影響で、さらに業績を伸ばしていると思います。

彼は、すでに積極的な慈善家ではありますが、最近、お金持ちが寄付をするときにやりがちな傾向を覆すようなことをやり始めたようです。

どんな寄付の仕方なんでしょうか?

“upend”は「ひっくり返す」という意味。ちょっと難しいです。

“up”と”end”で上下を意味するということかな?

while  his peers tend to focus on creating positive change through long-term solutions and advancing causes they are most knowledgeable about, Jeff is thinking about talking the completely opposite approach through short-term focused “philanthropopulism.”
彼の仲間は、長期的な解決策を通じて前向きな変化を生み出し、彼らが最も精通している原因を前進させることに焦点を当てる傾向がありますが、ジェフは、短期的に焦点を当てた「慈善大衆主義」を通じて完全に反対のアプローチについて話すことを考えています。

彼らの仲間というのは、お金持ちの慈善家ということでしょう。

その仲間たちは、長期的な視点での解決策に焦点を当てる傾向にある。

そして、彼らが精通している方法でことを進める傾向がある。

つまり、ビジネスと同じ方法を取ろうとするということでしょうか?

けれども、ジェフは違った方法を考えた。

それは、短期的な方法だった。

それが、「慈善大衆主義」とでも呼ぶべき方法だった。

いったい、どんな方法なんでしょう?

As otherworldly as some of the super-rich are, the fact remains that they are still a part of our society. As a result, some believe that the public should have a say as to where donations should go.
一部の超富裕層は、まるで別世界であるけれども、彼らがまだ私たちの社会の一部であるという事実は残っています。 その結果、寄付がどこに行くべきかについて一般人が発言権を持つべきだと考える人もいます。

とんでもなく裕福な人たちは、一般の人たちからすれば別世界の人たちのようです。

でも、それでも彼らも我々の社会の一部であることには変わりはありません。

ということからすれば、彼らの寄付がどこに行くべきかについては、社会の人にも発言権があるべきだという考え方の人もいるようです。

どうなんでしょうね?

でも、それだけの資産を生み出したのは、彼ら自身ですから、彼らが決めるが本当のようにも思えます。

そもそも、彼らのお金ですからね。

ただ、一般の人の意見も聞いたほうがいいとは思いますが…。

Thus, the concept of philanthropopulism was born. By combining democracy with philanthropy, Jeff hopes to be more impactful by leaving a certain amount of decision making to the people.
このようにして、慈善大衆主義の概念が生まれました。 民主主義と慈善活動を組み合わせることで、ジェフは人々にある程度の意思決定を任せることで、より影響力のあるものになることを望んでいます。

このようにして、新しい慈善活動に対する考え方が生まれた。

それが、慈善大衆主義?慈善民主主義?ともいうべき考え方。

一般の人々にある程度の意思決定を任せることによって、より一般受けするような慈善活動にしようとした。

この考え方は、いいですね。

確かに、慈善活動家の独りよがりにならないようにできる可能性がある。

With this in mind, he defied expectations and took to Twitter to openly make a “request for ideas.”
このことを念頭に置いて、彼は期待に逆らい、Twitterを利用して「アイデアの要求」を公然と行いました。

そして、ジェフはTwitterで、アイデアの募集を行った。

“defy”が「逆らう」という意味ですね。

発音すると、”define(定義する)”と間違いそうです。

逆の意味に近いので、注意が必要です。

Shortly after his open call for ideas on June 16, 2017, Jeff Bezos received 40,000 replies and ideas on how to put his fortune to good use to make the most impact in the shortest amount of time.
2017年6月16日の公募の直後、ジェフベゾスは、最短時間で最大の影響を与えるために自分の財産を有効に活用する方法について、40,000件の返信とアイデアを受け取りました。

一般の人に公募をしたところ、4万件もの回答があったんですね。

何か、ジェフ・ベゾスが一般の人に対して宿題を出しているかのようにも見えます。

最短時間で最大の影響を与えるための方法を考えろって。

その中のどれかを採用したんでしょうか?

ベゾスは何か厳しそうなんで、結局採用しなかったりしそうですが…。

By focusing on short-term targets, listening to the public, and “helping the people in the here and now”, Jeff feels that his efforts will yield significant impact in the long run as well.
ジェフは、短期的な目標に焦点を合わせ、一般の人々の意見に耳を傾け、「今ここにいる人々を助ける」ことで、彼の努力が長期的にも大きな影響を与えると感じています。

たぶん、ジェフ・ベゾスが考えていることは、短期的な目標に焦点を合わせることを繰り返せば、長期的にも影響が与えられるんじゃないか、ということだと思います。

まず、目の前にあるそこにいる人を助ける。

それを繰り返していけば、長期的にも大きな影響を与えられる。

このあたりが、彼の目指してるところじゃないかと思います。

Although this strategy has baffled experts, any ideas coming from the richest man on the planet might be worth considering.
この戦略は専門家を困惑させましたが、地球上で最も裕福な人からのアイデアは検討する価値があるかもしれません。

最初は、今までにない考え方だったので、みんな戸惑ったんだと思います。

慈善活動の専門家にとっては、これまでの自分たちの活動をある意味、否定されたようなものですから…。

でも、またこれまでと違った視点でのジェフ・ベゾス慈善活動は、慈善活動においても、違ったインパクトを与える可能性があると思います。

今日のストーリーはここまで。

いつものとおり、Andrewさんのレッスンの場合は、ストーリーの要約をさせられます。

これがなかなか、きつい。

でも一生懸命要約をしてOKを貰いました。

そして、少しストーリーの内容について話をしました。

Andrewさん曰く、ベゾスはこんなことを言っているけれども、実際に寄付したのは、彼の総資産の1%にも満たないらしい。

Andrewさんはベゾスに対して終始否定的でした。

質問に移っていきます。

Do you suppose that all wealthy people find fulfillment in philanthropy?
すべての裕福な人々が慈善活動に充実感を見いだしていると思いますか?

必ずしもすべての人ではないと思います。

でも、多くの人たちが自分たちの事業の成功の感謝の気持ちと、彼らを成功させてくれた社会に彼らの得た富を還元するという意味で、慈善活動を行っていると思います。

そして、そういった活動をすることによって、自らの充実感を見出していると思います。

I think not all wealthy people find fulfillment in philanthropy, but almost wealthy people conduct philanthropy as their feeling of gratitude for their business success and their willing of returning their wealth to the society. I think they find out their fulfilment by the philanthropies.
すべての裕福な人々が慈善活動に満足しているわけではないと思いますが、ほとんどの裕福な人々は、事業の成功に対する感謝の気持ちと社会に富を還元する意欲として慈善活動を行っています。 彼らは慈善活動によって彼らの成就を見つけていると思います。

裕福な人も、一通り成功を収めると、次に何をするかを考えるのだと思います。

そうしなければ、毎日生きていく上で、自己実現の感覚が得られないと思います。

自己実現を感じられるような活動をしていないと、彼らは少し退屈な毎日を過ごすことになってしまう。

Andrewさんは、何も言わずに納得したようでした。すぐに次の質問に行こうといいました。

Do you agree that the public should have a say in where private donations are made?
個人的な寄付が行われる場所について、一般の人々が発言権を持つべきであることに同意しますか?

基本的には、寄付する人の意見が優先されるべきだと思います。

でも、より効果的な寄付にするためには、一般の人々の意見も聞く方が良い場合もあると思います。

しかし最終的には、寄付をする人が何に寄付をしたいかということが重要だと思います。

Basically, I think the idea of donors should have priority. But if you want to donate effectively, it is good for you to listen the ideas of the public. Anyway, I think most important thing is that what donors want to donate to.
基本的には、ドナーの考え方を優先すべきだと思います。 しかし、効果的に寄付したいのであれば、一般の人々の考えを聞くのは良いことです。 とにかく、一番大事なのは、寄付者が何に寄付したいのかということだと思います。

まずは、寄付する人の考え方があって、その次に他の人の意見というのは変わらないと思います。

でも、いろんな人の意見を聞く方がより効果的な寄付ができる可能性が高いです。

とはいえ、最終的には、寄付する本人の意見が大事です。

この意見にも、全くその通りだとAndrewさんは言っていました。

言っても、寄付する側の人のお金ですからね。

いろんな人の意見を聞くのはいいけれども、最終決定者はその本人であるべきだと。

Do you think that focusing on short-term relief for people now is a good strategy?
今、人々の短期的な救済に焦点を当てることは良い戦略だと思いますか?

良い戦略だと思います。

記事によると、これまでは、長期的な解決策ばかりの救済だったようです。

その中で、短期的な救済も考えることはとても良い戦略だと思います。

I think it is a good strategy. By this article, there were only long-term solutions so far. In such situation, it is really good strategy to think about short-term relief, I think.
それは良い戦略だと思います。 この記事では、これまでのところ長期的な解決策しかありませんでした。 そのような状況では、短期的な救済を考えるのは本当に良い戦略だと思います。

でも、ジェフ・ベゾスはさすがですね。

寄付であっても、これまでと同じようにするというのではないことを考える。

最も効率的な方法を考える姿勢は、すごいです。

Andrewさんは、ベゾスには否定的でしたが、僕の答えについては、納得してくれていました。

Recent research suggests that large groups of people make better decisions than a small group of experts. What do you think?
最近の調査によると、大勢の人々は小グループの専門家よりも優れた意思決定を行っています。 どう思いますか?

そのような傾向は、とても面白いと思います。

専門家だけだと、偏った考え方になるのかもしれません。

専門的な知識と、一般的な考え方とのバランスが大事なんだと思います。

I think such tendencies are very interesting. If only thinking by small group of experts, it might be a biased way of thinking. I think the balance is very important between the knowledges of experts and the way of thinking by public people.
そのような傾向は非常に興味深いと思います。 小さいグループの専門家だけで考えると、偏った考え方になるのかもしれません。 専門家の知識と一般の人々の考え方のバランスが非常に重要だと思います。

この考え方によると、専門家の意見よりも大勢の一般的な人たちの意見の方が正しいということになります。

なら、専門家の意見って何なんだろうと思いますね。

難しいところです。

僕のこの答えにAndrewさんは、大きく頷いて、その通りだといっていました。

とても、この答えが気に入ってくれているような感じでした。

他に聞くことはないという感じで、次の質問に行こうといいました。

Imagine you wanted to reply to Jeff Bezos’ tweet. What would you write and why?
ジェフ・ベゾスのツイートに返信したいとします。 あなたは何を書きますか、そしてその理由は何ですか?

彼の求めている回答は、短時間で最大の影響を与える方法です。

現在であれば、それはコロナウイルス対策だと思います。

効果的なコロナウイルス対策に対して、寄付を集中すべきだたと思います。

The answer he is looking for is the way of most impact in the shortest amount of time. In present situation, it should be the COVID-19 measures. I think we must concentrate our donation to effective COVID-19 measures now.
彼が探している答えは、最短時間で最も影響力のある方法です。 現状では、COVID-19対策となるはずです。 今、効果的なCOVID-19対策に寄付を集中する必要があると思います。

これについても、全くその通りだと、Andrewさんは、言っていました。

ビル・ゲイツもコロナ対策にたくさんの寄付をしたという話をしていました。

僕も、日本でも、ソフトバンクの孫正義がコロナ対策に多額の寄付をした話をすると、Andrewさんも知っていたようで、その通りだね。と言っていました。

今日のレッスンはここでタイムアップ。

最後にAndrewさんのフィードバックです。

Hi Ko, Good to see you again and I think today’s partnership in improving your business English skills was great. I think today’s lesson about how Jeff Bezos and philanthropopulism was fun and that you are improving. I would like to commend your progress in speaking business English, and I hope you practice some more, and I hope to see you soon!
こんにちはKo、またお会いできてうれしいです。今日のビジネス英語スキルの向上におけるパートナーシップは素晴らしかったと思います。 ジェフ・ベゾスと慈善活動がいかに楽しかったか、そしてあなたが改善していることについての今日のレッスンだと思います。 ビジネス英語を話す上でのあなたの進歩を称賛したいと思います、そしてあなたがもう少し練習することを望みます、そして私はあなたにすぐに会えることを願っています!

いつもの決まった文章でのフィードバックですね。

ベゾスのこと、あんだけ、けなしていたのに…。

まぁいいです。

Andrewさんは、レッスンの終わりにまた次のレッスンで会いましょうと言っていたんですが、念を押すように、「すぐにね。」と付け加えていました。

誰にでも言っているのかな?

そんな風ではないので、たぶん僕のことを気に入ってくれているんだろうと思います。

明日もまた頑張ります。

こうぷー

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