よく世間一般に、「物事は準備が9割」と言われます。
これは、物事に取り組むときに準備がとても大切だということを言っています。
でも、実際にはなかなかそのようには行きません。
今日は自分への戒めの意味も込めて、「物事は準備が9割」ということについて書いてみようと思います。
準備でほとんど勝負は決まっている
よく、ワールドカップのサッカーの試合などでも、「試合を始める前に、ほとんど勝負は決まっている」と言われます。
ワールドカップのサッカーの予選リーグの組み合わせは、実際にワールドカップが開催される半年以上前に決まります。
まだサッカーがよく分かっていなかったころ、僕は何でそんなに早くに試合相手を決めないといけないのか、全く理由が分かりませんでした。
理由はいろいろあって、試合の組み合わせを決めてないと、会場の準備や移動手段やチケットの準備…ができないからなどの理由もあるのでしょう。
でも、ことサッカーの試合に関して言うと、それだけの期間をかけてお互い準備を万全にして、お互い最高の状態で勝負をしようということなのではないかと思います。
予選3戦の対戦相手のチームの分析をして、3つの試合をどのように戦うのかの戦略を考え、戦術を検討し、それにあった選手を選んで、検討した戦術を選手に練習をさせて試合に臨む。
そのような準備をしっかりしたチームが最高のパフォーマンスをすることができます。
そして、時にはチーム力で番狂わせを起こすのようなこともあります。
もちろん、実際の試合では、選手や監督の能力で決まる部分も大きいです。
でも、それにプラスして準備を十分することで、ある意味試合前には勝負は決まっているとまで言われるようになるのです。
準備ができていると緊張しない
自分のできる限りの準備をしていたら、本番に臨むときに緊張をしないと言われます。
緊張するのは不安があるから。
ちゃんと準備ができていたら緊張しない。
僕の実体験でもそんな感じはします。
プレゼンなどをする場合に、準備が不足していると、
- ここの部分が、実はよくわかっていないけど、ちゃんと説明できるだろうか?
- いろんな質問が来たら、適切に答えられるだろうか?
などの考えが頭をぐるぐる回りだして、不安になり、緊張をします。
でも、逆にしっかり準備ができていれば、どこを説明するのにも、どんな質問が来ようとも、心配がありません。
キチンと準備ができていれば、全く不安がないので、緊張しません。
見ている側からも、なんとなく雰囲気で分かります。
たぶん準備が不十分な人は、見た目堂々としていても、ちょっとしたときになんとなく不安な感じや微妙な説明の曖昧さが感じられます。
そうすると、「この人、本当はちゃんと分かってないな」と聞いている側には分かります。
でも、逆に準備が十分で不安がない人の説明は、たとえ、話し方がおとなしい感じでも、説明に揺らぎがなくて「この人ちゃんと分かってるな」と分かります。
僕の英会話レッスンの場合
僕は今、毎日英会話のレッスンを受けていますが、その場合でも準備は大切です。
準備をきちんとしているのとしていないのとでは、レッスンの質が違ってきます。
僕が今受けている英会話のレッスンは、ビジネスシーンを題材にしています。
なので、準備ができていないと、教材の内容自体について考えることが多くなってしまって、肝心の英語を聞くことや話すこと、特に話すことに集中できなくなってしまいます。
自分の場合、どのように対応するのか?とか、この会話についてどう思うか?とか聞かれたときに、その質問の内容自体の答えについて、深く考えてしまって、感じの英語での表現にならなくなってしまいます。
もちろん、英会話レッスンの最終的な目標は、内容も言葉も両方即座に考えて英語で会話できることです。
でも、今の僕のレベルでの英会話のレッスンの時間は、「英語で聞いて話す」ということがメインの目的なので、そのことに集中できる必要があると思います。
レッスンの題材についての理解の準備がちゃんとできていると、会話自体に集中できるので英会話のレッスンとして充実したものになります。
僕の普段の仕事の場合
仕事の話の例として、プレゼンでの準備が重要だという話は、先に書きました。
それ以外のいろんな仕事でも、準備が仕事の質を決めると思います。
僕が学生の頃、アルバイトで、家や建物のちょっとした金物(溝の金物の蓋とかフェンスとか)を作って現場で調整しながら据え付けるという、職人さんのアシスタントみたいなことをしていたことがあります。
その職人さんが言うには、やっぱり良い仕事をするためには、「準備と道具は大事やで」ということでした。
現場に行くまでに、今日行く現場の仕事のシミュレーションをして、持って行く道具や部品を準備をしてから現場に行きます。
準備を怠って行くと、現場で足りない部品などが見つかったり、現場に合うように調節しているときに、「あの道具を持ってきていればよかった」というようなことが起こったりします。
そうすると、また会社に戻って取りにいかないといけなくなり、時間のロスが発生します。
すると、その仕事がその日に終わらなくなってしまったりします。
そのようなことがないように、その職人さんは、僕に良い仕事をするためには、「準備と道具が大切」と言っていたのだと思います。
なので、小さな仕事も含めてあらゆることに関して、考えられるだけの準備をして臨むことが必要だと思います。
そのときに、現場で予想外のことが起こることまでを想定して、それに対応できるようにしていれば、さらに良いと思います。
そのことによって、結果として時間のロスも最小限で済んで、結局は時間を有効に使えると思います。
できるだけの準備をやったのなら、後悔しない
最後に、できるだけの準備をして本番を迎えたのであれば、結果がどうであれ、後悔はしないと思います。
よくスポーツでも、負けた選手が「やることはすべてやったので、悔いはありません。」などど言っていますよね。
それは、逆に言えば、後悔しないだけの準備をしなさいということだと思います。
そうでなければ、
- あの練習をしておけばよかった
- もっと作戦を考えておけばよかった
- 体調管理を真剣にやっておけばよかった
など、いろんな後悔をすることになってしまうのです。
だから、自分が考えられるあらゆる可能性を想定して、それに対する対策もして、「これ以上できることはない」と思うまで準備をしてから本番に臨むことが大事です。
そうすることができれば、本番で緊張することもないし、結果がどうであれ、その結果を心から受け入れることができるのだと思います。
まとめ
今日は、「物事は準備が9割」ということについて書きました。
この9割というのは本当に9割ということではなく、準備でほとんど決まるということを言っていると思います。
僕自身も、知らず知らずのうちに手抜きになってしまって、仕事でのプレゼンや上司への説明の際に焦ってしまうことがあります。
ですから、今日このブログで書いてきたようなことをよく考えて、うまく行かないようなことが起こらないように、常に準備を怠らないようにしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
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