アメリカの消費者物価指数のレポートが出されました。
9月の消費者物価指数も6.2%と高い水準だったということです。
FRBの金利引き上げ継続の効果もなかなか出てこない。
これによって、共和党は民主党のバイデン政権の政策を批判し、11月の中間選挙を優位に進めようとしています。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
連邦準備制度理事会が注意深く監視しているインフレ率は先月も痛ましいほど高いままであり、米国のほとんどの商品やサービスの価格の最新の兆候は依然として着実に上昇していることを示しています。
Friday’s report from the Commerce Department showed that prices rose 6.2% in September from 12 months earlier, the same year-over-year rate as in August. Excluding volatile food and energy costs, so-called core prices rose 5.1% last month from a year earlier. That’s faster than the 4.9% annual increase in August, though below a four-decade high of 5.4% reached in February.
金曜日の商務省のレポートによると、9 月の価格は 12 か月前から 6.2% 上昇し、8 月と同じ前年比でした。不安定な食品とエネルギーのコストを除くと、いわゆるコア価格は先月、前年比で 5.1% 上昇しました。これは、8 月の 4.9% の年間増加率よりも速いペースですが、2 月に達した 40 年間の最高値である 5.4% を下回っています。
The latest price figures come just as Americans have begun voting in midterm elections in which Democrats’ control of Congress is at stake and inflation has shot to the top of voters’ concerns. Republicans have heaped blame on President Joe Biden and congressional Democrats for the skyrocketing prices that have buffeted households across the country.
最新の物価は、中間選挙でアメリカ人が投票を開始したちょうどその時期に発表されたもので、民主党による議会支配が危機に瀕しており、インフレが有権者の懸念の頂点に達しています。共和党は、全国の家庭を襲った価格の高騰について、ジョー・バイデン大統領と議会民主党のせいだと非難している。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
連邦準備制度理事会が注意深く監視しているインフレ率(a measure of inflation that is closely monitored by the Federal Reserve)は先月も痛ましいほど高いままであり(remained painfully high last month)、米国のほとんどの商品やサービスの価格の最新の兆候(the latest sign that prices for most goods and services in the United States)は依然として着実に上昇している(are still rising steadily)ことを示しています。
アメリカのインフレ率は、依然高いままでした。
アメリカ連邦準備制度理事会、FRBが注意深く監視しているけれども、痛ましいほどにインフレ率は高い。
これまでも、金利を高くして、インフレを抑えようとしているのですが、なかなか下がりません。
FRBの金利政策については、これまでも何度も取り上げてきました。
“remained painfully high last month”で「先月も痛ましいほど高いままであった」と訳しています。
“remain”は「~のままである」という動詞。
金曜日の商務省のレポートによると(Friday’s report from the Commerce Department showed)、9 月の価格は 12 か月前から 6.2% 上昇し(prices rose 6.2% in September from 12 months earlier)、8 月と同じ前年比でした。不安定な食品とエネルギーのコストを除くと(excluding volatile food and energy costs)、いわゆるコア価格(so-called core prices)は先月、前年比で 5.1% 上昇しました。これは、8 月の 4.9% の年間増加率よりも速いペースです(faster than the 4.9% annual increase in August)が、2 月に達した 40 年間の最高値である 5.4% を下回っています。
金曜日に商務省から、9月のアメリカの消費者物価指数、いわゆるCPIに関するレポートが発表されました。
これによると、アメリカの消費者物価指数は相変わらず高い水準。
FRBが金利を上げて、インフレを抑えようとしていますが、なかなか思うように効いていないようです。
“faster than the 4.9% annual increase in August”で「8月の4.9%の年間増加率よりも速いペースである」と訳しています。
“faster than ~”で「~よりも早い」といういわゆる比較級のお手本のような表現です。
最新の物価は、中間選挙でアメリカ人が投票を開始したちょうどその時期に発表された(come just as Americans have begun voting in midterm elections)もので、民主党による議会支配が危機に瀕しており、インフレが有権者の懸念の頂点に達しています(inflation has shot to the top of voters’ concerns)。共和党は、全国の家庭を襲った価格の高騰(the skyrocketing prices that have buffered house holds across the country)について、ジョー・バイデン大統領と議会民主党のせいだと非難している(have heaped blame)。
消費者物価指数のレポートは、中間選挙の投票が始まった時期に発表された。
そして、インフレーションが治まっていないというレポートは、民主党の中間選挙での苦戦を予想させます。
共和党は、この状況は、バイデン大統領と民主党議会のせいだと言っています。
これで、共和党が中間選挙は有利になったと思われます。
“the skyrocketing price that have buffered house holds across the country”で「全国の過程を襲った価格の高騰」と訳しています。
“the skyrocketing price”で「価格の高騰」と表現しているのが面白いですね。
“skyrocketing”「空に打ち上げられたロケット」のように高騰している様子が分かります。
そして、その後の”that”は関係代名詞で、それ以下の内容で”price”「価格」について説明しています。
今日は、アメリカの勝者物価指数が高くて、インフレが止まっていないという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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