先週、世界第二位の仮想通貨取引所を運営していたFTXが破産しました。
負債額は最大7兆円とも言われています。
その中でも、多額の出資をしていた人たちは大きな被害を被ることになります。
今日はその話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
先週米国で破産を申請した、苦境に立たされた会社は、上位 10 人の債権者に約 14 億 5000 万ドルの債務があると述べているが、名前は明らかにしていない。
The collapse of the world’s second largest crypto exchange shook confidence in the already troubled cryptocurrency market. It also led to exchange boss Sam Bankman-Fried to step down.
世界第 2 位の仮想通貨取引所の崩壊は、すでに問題を抱えていた仮想通貨市場への信頼を揺るがしました。 また、取引所のボスであるサム・バンクマン・フリード氏が辞任することになった。
It is unclear how much people who have funds in the exchange will get back at the end of bankruptcy proceedings, though many experts have warned it may be a small fraction of what they put into the firm.
多くの専門家は、彼らが会社に投資した金額のごく一部である可能性があると警告しているが、取引所に資金を持っている人々が破産手続きの終了時にどれだけ戻ってくるかは不明である.
Last week, new FTX chief executive John Ray hit out at the way the failed crypto exchange was run, saying he had never “seen such a complete failure of corporate controls”.
先週、FTX の新しい最高経営責任者であるジョン・レイ (John Ray) は、失敗した仮想通貨取引所の運営方法を批判し、「これほど企業管理の完全な失敗は見たことがなかった」と語った。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
先週米国で破産を申請した(which filed for bankruptcy in the US last week)、苦境に立たされた会社(the embattled firm)は、上位 10 人の債権者に約 14 億 5000 万ドルの債務がある(it woes about $1.4bn to its top creditors)と述べているが、名前は明らかにしていない。
先週破産したFTXは、上位10人の債権者に14億5000万ドルの負債があると言った。
破産したFTXの話題は、先週から取り上げてきました。
“which filed for bankruptcy in the US last week”で「先週米国で破産を申請した」と訳しています。
“which”は関係代名詞で、それ以下の内容で直前の”firm”「会社」を説明しています。
世界第 2 位の仮想通貨取引所の崩壊は、すでに問題を抱えていた仮想通貨市場への信頼を揺るがしました(shook confidence in the already troubled cryptocurrency market)。 また、取引所のボスであるサム・バンクマン・フリード氏が辞任することになった(led to exchange boss Sam Bankman-Fried to step down)。
FTXは世界第2位の仮想通貨取引所だった。
ちなみに1位はバイナンスという取引所です。
そして、世界2位の仮想通貨取引所が破産したということで、そもそも信頼が厚いとはいなかった仮想通貨市場への信頼が大きく揺らいだ。
“led to exchange boss Sam Bankman-Fried to step down”で「取引所のボスであるサム・バンクマン・フリード氏が辞任することになった」と訳しています。
直訳すると「辞任することを導いた」という感じですね。
多くの専門家は、彼らが会社に投資した金額のごく一部である可能性があると警告している(have warned it may be a small fraction of what they put into the firm)が、取引所に資金を持っている人々が破産手続きの終了時にどれだけ戻ってくるか(how much people who have funds in the exchange will get back at the end of bankruptcy proceedings)は不明である(it is unclear).
破産をしたのだから、そこに出資していた人たちに出資したお金が帰ってくる可能性は極めて低いです。
さらにFTXの発行していた仮想通貨のFTTを買っていた人たちにもお金がどれだけ戻ってくるのかもわからない。
なかなか、厳しい状況だと思います。
そこで、訴訟が実際に起こっているということは、先日取り上げました。
先週、FTX の新しい最高経営責任者であるジョン・レイ (John Ray) は、失敗した仮想通貨取引所の運営方法を批判し(hit out at the way the failed crypto exchange was run)、「これほど企業管理の完全な失敗は見たことがなかった(had never “seen such a complete failure of corporate controls)」と語った。
破産宣告を受けて、新しくFTXの最高経営責任者になったジョン・レイ氏が話しています。
ジョン・レイ氏は、弁護士で倒産の専門家。
そのジョン・レイ氏が「これほどの管理が完全に失敗した会社は見たことがない」というぐらい、FTXの経営は酷かったようです。
“hit out at the way the failed crypto exchange was run”で「失敗した仮想通貨取引所の運営方法を批判した」と訳しています。
“hit out at”は「殴りかかる、食ってかかる、激しく非難する」という意味。
かなりきつく批判している様子が分かります。
今日は先週破産したFTXの続報を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
コメント