寒くなってきて、年末も近づいてきました。
去年も取り上げた、今年の漢字が発表されました。
去年は、オリンピックなどもあって、「金」という感じが選ばれました。
今年は、ロシアのウクライナ侵攻やその他の紛争なども多かったことから、「戦」という文字が選ばれたようです。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
戦争や戦いを意味する「戦」の漢字が、今年の日本の社会的ムードに対応する最も代表的な漢字として選ばれた、と京都に本拠を置く組織が月曜日に発表した.
The selection for the 28th annual poll run by the Japan Kanji Aptitude Testing Foundation, based on votes cast by the general public, came as Russia’s invasion of Ukraine and other international conflicts dominate headlines.
日本漢字能力検定協会が実施する第28回年次世論調査の選出は、ロシアのウクライナ侵攻やその他の国際紛争が見出しを支配する中、一般市民の投票に基づいて行われました.
Domestically speaking, the Chinese character illustrated the public’s excitement about the heated battles the Japanese national soccer team fought at the World Cup held in Qatar since late November. The Samurai Blue exited in the round of 16.
国内的には、11月下旬からカタールで開催されたワールドカップで日本代表が熱戦を繰り広げた熱戦を、漢字で表現した。 サムライブルーはラウンド16で敗退しました。
The choice also alluded to the public’s struggle over rising costs in their daily lives. This is the second time “sen” has been chosen. It was also picked in December 2001, when terrorist attacks in the United States and domestic job cuts were among the reasons cited.
この選択はまた、日々の生活で上昇するコストに対する国民の闘争をほのめかしています。「戦」が選ばれるのは今回が2回目です。 2001 年 12 月にも、米国でのテロ攻撃と国内の人員削減が理由として挙げられました。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
戦争や戦いを意味する(meaning war or battle)「戦」の漢字が、今年の日本の社会的ムードに対応する最も代表的な漢字として選ばれた(was picked as the single most representative Chinese character corresponding to the social mood)、と京都に本拠を置く組織が月曜日に発表した.
今年の漢字は「戦」が選ばれました。
毎年、その年の社会的なムードを表す漢字一文字が選ばれて、この時期に発表されます。
“was picked as the single most representative Chines character corresponding to the social mood”で「社会的ムードに対応する最も代表的な漢字として選ばれた」と訳しています。
ここでの”as”は「~として」という意味。
“representative”は「代表する」という意味です。
日本漢字能力検定協会が実施する第28回年次世論調査の選出は、ロシアのウクライナ侵攻やその他の国際紛争が見出しを支配する中(came as Russia’s invasion of Ukraine and other international conflicts dominate headlines)、一般市民の投票に基づいて行われました(based on votes cast by the general public).
この「今年の漢字」は、漢検を実施する日本漢字能力検定協会が毎年年末に発表するもの。
日本漢字能力検定協会は、京都に本拠地を置いていて、いつも清水寺の住職さんが毛筆で今年の漢字を書くのが、年末の風物詩になっています。
今年は、ロシアのウクライナ侵攻やその他にも世界中で国際紛争が話題になった年でした。
そのために、一般投票でも「戦」という文字への投票が多かったようです。
“came as Russia’s invasion of Ukraine and other international conflicts dominate headlines”で「ロシアのウクライナ侵攻やその他の国際紛争が見出しを支配する中」と訳しています。
“dominate”は「支配する」という意味。
国内的には、11月下旬からカタールで開催されたワールドカップで日本代表が熱戦を繰り広げた熱戦を、漢字で表現した(the Chinese character illustrated the public’s excitement about the heated battles the Japanese national soccer team fought at the World Cup held in Qatar since late November)。 サムライブルーはラウンド16で敗退しました。
「戦」の文字は、発表直前のカタールワールドカップでの日本代表の戦いぶりをも表現することになった。
ドイツとスペインを破るという快挙をした、サムライブルーは、日本中を湧かせました。
その「戦い」という意味も、今年の漢字には込められることになった。
その、サムライブルーはベスト16でクロアチアにPK戦で敗れて、敗退しました。
“illustrate”は「表現する」という意味で使われています。
この選択はまた、日々の生活で上昇するコストに対する国民の闘争をほのめかしています(alluded to the public’s struggle over rising costs in their daily lives)。「戦」が選ばれるのは今回が2回目です。 2001 年 12 月にも、米国でのテロ攻撃と国内の人員削減が理由として挙げられました(was also picked in December 2001, when terrorist attacks in the United States and domestic job cuts were among the reasons cited)。
「戦」の文字を、一般の人たちが今年の漢字として選んだ意味には、もう一つ理由があると考えられています。
それは、普段の生活との「戦い」という意味。
日本はこれまでそれほどでもありませんが、じわじわと物価高の波が押し寄せてきています。
エネルギーの値上がりを始めとして、食料などの生活必需品がだんだん値上がりしてきている。
一方で、賃金は上がらず、生活が苦しくなってきているという印象が日本中を取り巻いています。
“alluded to the public’s struggle over rising costs in their daily lives”で「日々の生活で上昇するコストに対する国民の闘争をほのめかしている」と訳しています。
“allude”は「それとなく言う、ほのめかす」という動詞。あまり見かけない単語です。
“struggle”は「奮闘、戦い、闘争」という意味。激しい戦いのイメージです。
今日は、毎年恒例の今年の漢字が発表されたという話題について取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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