【Bizmates レベル5 解説】OLPC!100ドルパソコンの話!

Bizmates ビズメイツ

今日は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授の話のようです。

MITは技術系では世界No1という印象があります。

そこの教授が奉仕に関するような活動を行っているという話だと思います。

具体的には、貧しい国の子供たちに、100ドルPCを配って、情報貧困を防ごうという活動をしている。

100ドルということは、1万円ぐらいですか?

とても、安いです。

でも、どんなPCであっても、使えるPCがあるとないとでは天と地ほどの差があるように思います。

今日のトレーナーさんはRoyさんです。

頑張って、いろんな話をするようにしようと思います。

少し、Royさんの発音は苦手なんですよね。

僕には少し聞き取りにくい。

でも、英語はいろんな人が話す共通言語なので、それぞれのイントネーションにも慣れていく必要があります。

まずは、今日もいつものように、格言のようなことばから…。

If you take any world problem, any issue on the planet, the solution to that problem certainly includes education. In education, the roadblock is the laptop.
あなたが世界の問題、地球上の問題を取り上げるなら、その問題の解決策には確かに教育が含まれます。 教育では、障害はラップトップです。

Nicholas Negroponteさんのことばです。

ちょっと、難しいっす。

正確な意味が分からないです。

前半部分は辛うじてわかります。

世界の問題、地球上の問題を考えるなら、その問題の解決策には教育が含まれる。

そこまでは、わかります。

教育においては、障害はラップトップ?

今日の内容から推測するに、現代の教育をするためには、ラップトップPCが不可欠でしょ。っていう意味のような気がします。

Royさんにそういう意味か?と尋ねたら、その通りだと言っていました。

では、ストーリーの本文を見ていくことにします。

From the industrial revolution to the digital boom, technology has always been a huge economic impetus. Yet, for those developing countries whose children lack access to modern technology, the future was uncertain indeed.
産業革命からデジタルブームまで、テクノロジーは常に大きな経済的推進力でした。 それでも、子供たちが現代の技術にアクセスできない発展途上国にとって、将来は確かに不確実でした。

確かに、産業革命から最近のデジタルブームまで、テクノロジーは経済推進に重要な役割を担ってきました。

でも、その恩恵が受けられない発展途上国の子供たちにとっては、将来は不確実なものです。

いくら、世界でテクノロジーが進化していても、自分たちとは関係のない世界のことになってしまいますから…。

“impetus”で「推進力」という意味。「イムピタス」と発音します。

あまり見かけない単語です。

Enter Nicholas Negroponte; an MIT professor, angel investor, and visionary with a passion for helping the less fortunate. Nicholas believed that if given access to affordable 21th century technology and education, impoverished children would have the means to change the world.
ニコラス・ネグロポンテを入力してください。 MITの教授、エンジェル投資家、そして財産のない人々を助けることに情熱を持っている先見の明のある人。 ニコラスは、手頃な価格の21世紀の技術と教育へのアクセスが与えられれば、貧しい子供たちは世界を変える手段を持つだろうと信じていました。

MITの教授ですが、いろんなことに積極的な人のようです。

基本的に困っている人を助けたいという思いが強い。

エンジェル投資家であったりすることからもわかります。

そして、貧しい子供たちに手ごろな価格でテクノロジーへのアクセスが可能になれば、彼らは世界を買える可能性があると考えた。

Royさんに、エンジェル投資家って何?って聞かれました。

「起業家の人たちとかに、投資をして支援する人」って答えると、OKをくれました。

Bizmatesの英会話では、”entrepreneur(起業家)”と言う言葉が何回も出てきたので、覚えましたね。

他には、”start-up”でも表現できます。

Nicholas launched his One Laptop Per Child (OLPC) initiative in 2005 and proposed to provide a fully functional, self-powering laptop for only $100.
Nicholasは、2005年にOne Laptop Per Child(OLPC)の取り組みを開始し、完全に機能するセルフパワーのラップトップをわずか100ドルで提供することを提案しました。

セルフパワーってどんなものなんでしょう?

コンセントから電源を取ることみたいですね。

まぁ、普通のラップトップということでしょう。

それを100ドル、すなわち1万円ぐらいで提供することを考えたということです。

そして、一人の子供に1つのラップトップを配ろうとした。

Complete with a durable body, a Linux-based OS, and tools focused on developing creativity, media outlets such as the New York Times called it, “The laptop that will save the world.
耐久性のあるボディ、LinuxベースのOS、創造性の開発に焦点を当てたツールを完備したラップトップを、ニューヨークタイムズなどのメディアは、「世界を救うラップトップ」と呼んでいます。

1万円なのに、耐久性があるボディ、創造性の開発に焦点を当てたツールを完備している。

当然安く上げるために、OSはWindowsではなくて、Linuxですね。

性能がいいのであれば、それこそ「世界を救うラップトップ」だと思います。

Unfortunately, “The $100 laptop” (eventually close to $200) ran into numerous production, marketing, and political problems that eventually derailed Nicholas’ hopes.
残念ながら、「100ドルのラップトップ」(最終的には200ドル近く)は、多くの生産、マーケティング、および政治的な問題に遭遇し、最終的にニコラスの希望を狂わせました。

具体的には、どんな問題にあたったんでしょう?

いろんな横やりが入ったんでしょうか?

最終的に、100ドルのはずが200ドルになり、生産もできなくなったんでしょうか?

ニコラスの希望はくるってしまいました。

“derail”は文字通り「脱線させる」ですね。

そこから、「計画を狂わせる」という意味が出てきます。

Before its eventual collapse in 2014, OLPC managed to provide millions of units worldwide and spawned numerous associations.
2014年に最終的に崩壊する前に、OLPCは世界中で何百万ものユニットを提供し、多数のつながりを生み出しました。

OLPCは、2014年に完全に崩壊した。

でも、それ以前に何百万ものPCを供給したことによって、ものすごい数の関係やつながりを生み出すことができた。

“spawn”は「(水生生物が卵を)産む」という意味から、いろんなものを生み出すという意味です。

Royさん曰く、“spawn = generate”だそうです。

”generate”にも「産む」という意味があります。

配ったPCによって、いろんなつながりが生まれたということだと思います。