去年の8月26日から断酒を始めて、とうとう1年が経過しました。(2020年8月26日現在)
最近、このブログでも何回か書いているように、長いようで、短いようで、長かったです(笑)。
でも、本当にお酒をやめてから1年が経過したのかと思うと、本当にうれしく思います。
その半面、断酒1年が経ったからと言って、あまり昨日と何かが変わることもありません。
今日は、断酒1年が無事経過したところで、僕が現在思っていることについて、書いてみようと思います。
断酒開始当初は、精神的につらいこととの格闘の日々だった
今から思うと、1年前は、今とはいろんなことが違っていました。
やっている仕事も違っていたし、精神状態も全く違っていました。
僕は、断酒をしなければならないという体の状態(慢性膵炎)にも関わらず、トータル約4年ぐらいの間、何度も家族から隠れて飲酒をするということを繰り返していました。
僕の場合、飲酒量は少しで満足できるので、隠れ飲みをしていても、しばらくはバレないで済みます。
でも、だんだん毎日飲むようになって、そのうちに家族にバレるということを4年間の間に何回も繰り返しやってきたのです。
そのたびに、家族を失望させ、精神的に傷つけるということを繰り返しました。
そんなことを繰り返していたので、2019年の8月25日にまた飲酒をしていることがバレた時には、もう、すべてを失うことすら覚悟しました。
簡単に言うと、カミさんに離婚をされるだろうと思ったのです。
でも、カミさんは、アルコール依存症の勉強を十分してくれていたので、ある意味、お酒を飲んでしまうのは仕方がないと考えてくれていました。
それが、アルコール依存症というものだと理解してくれていたのです。
でも、僕の場合本当に問題なのは、アルコールを飲んでしまうということよりも、飲んだことを正直に言わないということでした。
これは、依存症の問題というよりも、人間性の問題でした。
こんなことを繰り返していることによって、カミさんは僕のすべてを信用できなくなってしまっていました。
そんなことを考えると、僕は、自分が行ったこととは言え、とてもいたたまれない気持ちになりました。
さらに、その後、別の家庭の問題も発生して、これらのことで、とても悩みむことになりました。
結果、10月ごろまでに、僕の体重は約7㎏落ちてしまいました。
本当につらいときには、何も食べられなくなるというのを、生まれて初めて経験したように思います。
一方で、10月には、会社の仕事でも、部署が異動になり、なれない部署での仕事が始まりました。
異動直後からしばらくの間は、うまく自分の居場所や役割をつかむことができず、仕事面でもいろいろ悩むことになってしまいました。
それらのいろんな悩みがピークになったのが、去年の12月の年末です。
その頃は、精神的に本当にズタズタでした。
時間が流れることでさえ痛みを感じるような、さらに、おなかの中がえぐられるような感覚にも見舞われ、約1週間ぐらい、のたうち回りました。
そんな精神的にはとても厳しい状況の中で、それでも、断酒を続けるということになりました。
それまでは、精神的につらい状況になると、それを解消するためにお酒を飲んでいました。
でも、今回は、あまりにも精神的につらすぎて、飲む気にならなかったというのが、正直な気持ちだったと思います。
そんな感じで、本当につらい状態で、今回の断酒を始めたのでした。
新しいことにいろいろチャレンジはしたけど…
そんな精神的に本当につらい状態だった2019年の年末ごろ、僕は「マナブさん」と「マコなり社長」のYouTubeをよく見ていました。
どうして、そのような人たちのYoutubeを見ていたかと言うと、断酒を継続してつらい精神的な状況を打開するためには「現在の自分の状況を、何か変えないといけない」と思ったからでした。
「このままでは、本当につらい状況が何も変わらない、そして、こんな状態では、断酒を続けて生きていくことができないんじゃないか?」と思っていました。
そして、年始にかけて、いろんなことにチャレンジすることを決意することになります。
実際に、1月6日から始めたオンライン英会話を皮切りに、Webライティング、Twitter、このブログの開設、プログラミングの勉強と、いろんなことにチャレンジしてきました。
確かに、いろんなことにチャレンジすることで、今まで知らなかった世界を知ることができました。
正直、これまでどおり、普通に会社員をしているだけじゃ、Webの世界の仕事のことは、全く知ることはなかったでしょう。
また、個人の力でお金を稼ぐことの難しさや厳しさ、そして、楽しさも知ることはなかったと思います。
一時期は、そのこと自体に興奮をして、テンションが高い時期を過ごしました。
その期間は、その年の1月から3月ぐらいまで…。
でも、そのテンションも長くは続かず、4月、5月ぐらいには徐々に落ち着いた感じになり、7月には、挫折も経験することになりました。
別にその時に、大きな失敗があったわけではないのですが、ちょっとしたことで、今まで自分がやってきたことに疑問を感じたのでした。
「自分を変えようと思って、そんなに好きでもないことを、ムリにテンション高くやっているだけなんじゃないか?」と。
そのように考えるようになってからは、Web関係のチャレンジも、自分のペースでやればいいんじゃないかと思いなおしました。
そして、その後、現在までは、少し落ち着いて、Webのことはやっているという感じです。
そうすると、精神的にはずいぶん楽になりました。
それ以降は、ムリなくいろんなことに取り組めているように思います。
飲酒欲求はなかった
僕の場合、幸いなことに、この1年間を通して、強い飲酒欲求に襲われるということはありませんでした。
そもそも、僕には離脱症状などもなかったので、お酒を断ったということ自体で、苦しむことはほとんどありませんでした。
これは、以前から断酒と飲酒を繰り返しているときも同じ状況でした。
その代わり、僕が断酒を続けていく上で問題だったのは、とても軽いきっかけでお酒に手が延びてしまうことでした。
前回も、海外出張の際に、飛行機に乗ったときのウェルカムドリンクで、ほとんど無意識にシャンパンに手を伸ばしてしまったことがきっかけで再飲酒をし始め、最終的に毎日隠れ飲みすることに戻ってしまいました。
なので、今回の断酒を続けるにあたって注意することは1つだけでした。
ちょっとしたきっかけでお酒に手を伸ばさないように細心の注意をすることだけ…。
僕は、今回も断酒そのもので苦労をすることは、ほとんどありませんでした。
この1年間、強い飲酒欲求に襲われることがなかったことは、僕にとっては、とてもラッキーなことだったと思います。
僕はこの1年間、先ほどから書いてきた通り、精神的につらいことに耐えなければならない状況にありました。
そに加えて、強い飲酒欲求にも対抗しないといけなかったのであれば、さらに、とてもつらい日々を過ごさなければならなかったと思います。
結果的に僕は、つらい精神状態に耐えるということを頑張ることと、ちょっとしたことで飲酒に走らないことにさえ注意すれば、断酒を継続することができました。
精神的なアップダウンは危ない
基本的に、断酒をする上で、精神的なアップダウンは良くないと言われます。
断酒を失敗する(スリップという)ときのパターンとして、「うれしすぎて、飲んでしまった」と、逆に「悲しすぎて、飲んでしまった」は、本当によく聞く話です。
いずれの場合にも、精神的に大きく動かされることによって、お酒に手が延びてしまうということです。
そのようなことで考えると、僕の場合は、この1年の前半期は精神的には危ない状況だったと思います。
これまでに書いてきた通り、断酒開始当初は非常に精神的につらい時期を過ごしてきました。
いろんな人たちの助けもあって、その期間を何とか乗り越えることができたのは、とてもラッキーでした。
一方で、後半の間は、割り合い安定した精神状態だったので、淡々と過ごすことができました。
精神的にアップダウンがないと、割り合い特にしんどい思いや我慢をすることなく、毎日を積み重ねていくことが可能でした。
これも、断酒を問題なく継続させる上ではとてもラッキーでした。
今日のTwitterでもTweetしたのですが、断酒を長く続けるうえでは、このような淡々と毎日を過ごすということも非常に重要だと思います。
たかが1年、されど1年
というような感じで、今日でようやく断酒1年を超えることができました。
最初にも書いたとおり、長いようで、短いようで、長かったです。
僕にとっては、断酒をするということだけでなくて、いろんなことで精神的につらい1年でもありました。
僕にとって断酒は、これから一生続く話なので、まだまだそういった意味では、始まったばかりです。
こんな生活が、これから、10年、20年と続くことになります。
また、そうでなければ、困ります。
ですから、これまで、それなりに頑張っては来たのですが、1年というのは、まだまだ序の口です。
これから一生続けていくことを考えると、まだまだ、たかが1年です。
でも、それがなければ、その先は当然ないわけなので、されど1年。
断酒を一生続けていくためには、今後も1日、1日1日を積み重ねていくしかありません。
今日は今日で、一つの区切りを達成したという喜びを感じながらも、今後も頑張っていくために、気を引き締めようと思います。
まとめ
今日は、断酒1年が無事経過したところで、僕が現在思っていることについて、書いてきました。
僕のこの1年の断酒は、始めた当初は、いろんなことで精神的につらい日々を過ごしました。
それは、12月の年末まで続きました。
あまりにもつらくて、逆に飲酒する気にはならなかったです。
これではいけないと思い、今年始めから、いろんなことにチャレンジしてきました。
チャレンジ開始して数か月間は、「新しいことに挑戦している!」ということ自体に興奮して、ハイテンションな日々を過ごしました。
その後は、精神的にも落ち着き、割り合い淡々と過ごしている中で、ちょっとした挫折も味わいながら、1年に到達したという感じです。
長い1年ではありましたが、今後何十年も断酒を続けていくつもりなので、まだまだ最初の一歩にすぎません。
でも、それなりに一生懸命頑張ってきたので、今日は断酒1年を経過したことを喜びたいと思います。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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