ペロシアメリカ下院議長が台湾を訪問してから、台湾と中国の間の緊張が高まっています。
実際に中国は相当数の軍艦を台湾周辺に配備し、軍事訓練を行っている。
実際にミサイルを台湾上空に初めて飛ばしたりもしているようです。
今日も、中国の台湾への脅しの対応について読んでいきたいと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問に対応して、中国が木曜日に開始する一連の挑発的な軍事演習を準備しているため、ワシントンは緊張している。北京は島の領土への侵入を脅かしており、初めて島上空で通常ミサイルを発射した。
The Chinese navy is positioning warships around the island, including its two aircraft carriers that have left port in recent days, in what officials described as a blockade.
中国海軍は、最近出港した航空機を搭載した2隻の航空母艦を含む軍艦を島の周りに配置しており、当局は封鎖と説明している.
Meanwhile, Taiwan was forced to scramble fighter jets on Wednesday to respond to 27 Chinese military aircraft that flew through its air defense zone, a large area that includes Taiwan’s airspace and extends over mainland China, according to its defense ministry, following a similar incursion on Tuesday.
一方、国防軍によると火曜日にあった同じような侵入に続いて、台湾は水曜日に戦闘機を緊急発進させて、台湾の空域を含み、中国本土に広がる広大なエリアである防空区域を飛行した27機の中国軍用機に対応した。
Twenty-two of those crossed the median line in the Taiwan Strait, which sits 12 nautical miles from the shore and separates the island from mainland China. Crossing the center line is a rare move that Beijing preserves for sending stronger signals, but Beijing has done so before —pushing aircraft over the median line for the first time in 20 years in 2019, and has done so again on several occasions since then.
そのうちの 22 隻は、海岸から 12 海里に位置し、台湾と中国本土を隔てる台湾海峡の中央線を越えました。中央線を越えることは、北京がより強力な信号を送るために保持しているまれな動きですが、北京は以前にそうしたことがあります—2019 年に航空機が 20 年ぶりに中央線を超え、その後も何度か中央線を超えています。
Officials say they see China’s moves thus far as mostly bluster. But there are signs Beijing is planning more provocative military actions during the upcoming exercise.
当局者は、これまでのところ中国の動きは大部分が騒ぎだと見ていると言う。しかし、北京が次の演習中にさらに挑発的な軍事行動を計画している兆候がある.
それでは、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問に対応して(in response to House Speaker Nancy Pelosi’s visit to Taiwan)、中国が木曜日に開始する一連の挑発的な軍事演習を準備しているため(as China readies a series of provocative military drills set to kick off on Thursday)、ワシントンは緊張している(is on edge)。北京は島の領土への侵入を脅かしており、初めて島上空で通常ミサイルを発射した(conventional missile launches over the island)。
ナンシー・ペロシアメリカ下院議長が台湾を訪問しています。
これに対応して、中国は木曜日に一連の挑発的な軍事演習を準備していました。
そして、中国政府は台湾の領土への侵入を脅しています。
“is on edge”で「緊張している」と表現しています。
“on edge”は「イライラして、ピリピリして、緊張して」という意味があります。
中国海軍は、最近出港した航空機を搭載した2隻の空母を含む軍艦を島の周りに配置しており(is positioning warships around the island)、当局は封鎖と説明している(officials described as a blockade).
中国海軍は、空母を含む多数の軍艦を台湾周辺に配備している。
そして、中国海軍当局は、これを封鎖という風に言っています。
配備の様子を地図で見ると、台湾周辺を取り囲んでいるのが分かります。
一方(meanwhile)、国防軍によると火曜日にあった同じような侵入に続いて、台湾は水曜日に戦闘機を緊急発進させて(was forced to scramble fighter jets)、台湾の空域を含み、中国本土に広がる広大なエリアである防空区域を飛行した27機の中国軍用機に対応した(respond to 27 Chinese military aircraft)。
中国軍が、台湾周辺で軍事演習をする一方で、台湾国防軍は、戦闘機の緊急発進を繰り返した。
水曜日には27機の中国軍の戦闘機に対応するためにスクランブル発進を行ったということです。
“was forced to scramble fighter jets”で「戦闘機を緊急発進させた」と訳しています。
“be forced to ~”で「~を強いられる、余儀なくされる」という意味があります。
そのうちの 22 隻は、海岸から 12 海里に位置し、台湾と中国本土を隔てる台湾海峡の中央線を越えました(crossed the median line in Taiwan Strait)。中央線を越えることは、北京がより強力な信号を送るために保持しているまれな動きです(is a rare move that Beijing preserves for sending stronger signals)が、北京は以前にそうしたことがあります(has done so before)—2019 年に航空機が 20 年ぶりに中央線を超え、その後も何度か中央線を超えています(has done so again on several occasions since then)。
中国軍の軍艦のうちの22隻は、台湾と中国の間の台湾海峡の中央線を越えています。
これは、中国が台湾に対して強いメッセージを送るときに行う行為らしい。
以前にも行ったことはあり、2019年に20年ぶりに中国の戦闘機が中央線を越えてから、何度か行っているようです。
日本でも尖閣諸島周辺で、日本の領海に中国の船が入ってくることは頻発しています。
習近平国家主席の時代になってから、このような行為が多くなっているように思います。
“crossed the median line in Taiwan Strait”で「台湾海峡の中央線を越えた」と訳しています。
“median line”で「中央線」という意味です。
当局者は、これまでのところ中国の動きは大部分が騒ぎだと見ている(they see China’s moves thus far as mostly bluster)と言う。しかし、北京が次の演習中にさらに挑発的な軍事行動を計画している兆候がある(is planning more provocative military actions).
台湾の当局者は、中国のこのような動きは、今のところは騒ぎを起こしているだけだと見ている。
でも、さらに演習中に挑発的な軍事行動を仕掛けてくる兆候も感じているということです。
ペロシ議長は、台湾を離れて、日本を訪問するようですが、その後も緊張は続く可能性はあります。
“is planning more provocative military actions”で「さらに挑発的な軍事行動を計画している兆候がある」と訳しています。
“provocative”は「刺激する、挑発する、怒らせる」というような意味があります。
今日は、ペロシアメリカ下院議長が台湾を訪問したことによる、中国の軍事行動について読んできました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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