日本もようやく国境制限を事実上撤廃します。
昨日から、外国人入国者数の上限を失くし、ツアーでなくても観光客の入国が可能となりました。
また、ビザの取得もコロナパンデミック前と同じになりました。
これから徐々に観光客も戻ってくることになりそうです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
日本は火曜日に、COVID-19の国境管理を緩和することにより、苦戦している国内のインバウンド観光部門を復活させようとしているため、毎日の到着数の上限と、事前に計画されていない個人旅行の禁止を解除しました。
In addition to lifting the 50,000-person entry cap and ending the requirement that tourists travel on package tours, Japan will no longer require visitors to obtain a visa if they are citizens of one of 68 countries and regions with which Japan had a waiver agreement before the pandemic.
50,000人の入国制限を解除し、観光客がパッケージツアーで旅行するという要件を終了することに加えて、日本は、日本がパンデミック以前に免除協定を結んでいた68の国と地域のいずれかの市民である場合、観光客がビザを取得することをもはや要求しません。
Domestically, the government started the National Travel Discount program, offering a financial subsidy of up to 11,000 yen ($76) per person per night up to a total of seven nights. The program started in all of Japan’s 47 prefectures, except Tokyo, which will join on Oct. 20.
国内では、政府が全国旅行割引プログラムを開始し、1 人 1 泊あたり最大 11,000 円 (76 ドル) の補助金を合計 7 泊まで提供しています。このプログラムは、10 月 20 日に参加する東京を除く、日本の 47 都道府県すべてで開始されました。
“Through these measures, we hope to promote tourists’ travel both domestically and internationally and help revive demand hit by the pandemic and revitalize regional areas,” Chief Cabinet Secretary Hirokazu Matsuno said at a regular news conference.
松野博和官房長官は定例記者会見で、「これらの施策を通じて、国内外の観光客の旅行を促進し、パンデミックで打撃を受けた需要の回復と地方の活性化に貢献したい」と述べた.
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
日本は火曜日に、COVID-19の国境管理を緩和することにより(by easing its COVID-19 border controls)、苦戦している国内のインバウンド観光部門を復活させようとしているため(as it seeks to revive the country’s struggling inbound tourism sector)、毎日の到着数の上限と、事前に計画されていない個人旅行の禁止を(its cap on daily arrivals and its ban on individual, non-prearranged trips)解除しました(removed)。
日本は、火曜日にCOVID-19に対して行っていた国境管理の規制を緩和しました。
これは、COVID1-19のパンデミックが始まってから、2年以上に亘って苦しんできた観光部門を復活させるのが目的です。
毎日の入国者数の撤廃と、事前に計画されていない個人旅行も解禁されました。
これまでは、徐々に外国人旅行客の入国は緩和されてきたものの、上限と旅行ツアーに限られてきました。
コロナパンデミックが始まってから、約2年が経過しています。これによって、日本の観光業界は大打撃を受けました。さらに、去年の末にはオミクロン株が大流行をして、さらに外国からの観光客の受け入れ禁止期間が延びています。しかし、日本人のコロナワクチン接種率も上がり、オミクロン株による重症化がさほどでもないという状況が見えてきています。そこで、日本政府は、外国人観光客の受け入れを徐々に開放しようとしているようです。今日はこの話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。The estima... 【英字新聞を読む】日本への訪問者は2019年比で95%少ないですが、小さなツアーが... - こうぷーぶろぐ |
“as it seeks to revive the country’s struggling inbound tourism sector”で「苦戦している国内のインバウンド観光部門を復活させようとしているため」と訳しています。
ここでの”as”は「~するため」という意味。
“seek”は「~を求める、達成しようと努力する」という意味。
50,000人の入国制限を解除し(lifting the 50,000-person entry cap)、観光客がパッケージツアーで旅行するという要件を終了する(ending the requirement that tourists travel on package tours)ことに加えて、日本は、日本がパンデミック以前に免除協定を結んでいた68の国と地域のいずれかの市民である場合(if they are citizens of 68 countries and regions with which Japan had a waiver agreement before the pandemic)、観光客がビザを取得することをもはや要求しません(will no longer require visitors to obtain a visa).。
日本は、これまで1日あたり5万人という外国人の入国制限を行って来ていました。
また、さらに、パッケージツアーで旅行するという条件も付けていた。
外国人は、パッケージツアーをする人なんてほとんどいないので、結局ほとんど外国人観光客は日本を訪れていませんでした。
でも、今回、これらの条件を撤廃するとともに、ビザも要求しないようになった。
一気にハードルが下がったわけです。
“will no longer require visitors to obtain a visa”で「観光客がビザを取得することをもはや要求しません」と訳しています。
“no longer ~”は「もはや~ではない」という有名な熟語です。
“obtain”は「取得する、獲得する」という意味。
国内では(domestically)、政府が全国旅行割引プログラムを開始し(started the National Travel Discount program)、1 人 1 泊あたり最大 11,000 円 (76 ドル) の補助金を合計 7 泊まで提供しています(offering a financial subsidy of up to 11,000 yen ($76) per person per night up to a total of seven nights)。このプログラムは、10 月 20 日に参加する東京を除く、日本の 47 都道府県すべてで開始されました。
国内でも対観光業界への支援プログラムが開始した。
これは、全国旅行割引プログラムというもので、1日1泊あたり11,000円の補助金が政府から出ます。
1年前にも「Go to キャンペーン」というのをやっていましたが、これと同じようなものなのでしょう。
菅元総理が「Go to キャンペーン」だったので、岸田総理は別の名前にしたのでしょうか?
“offering a financial subsidy of up to 11,000 yen ($76) per person per night up to a total of seven nights”で「1人1泊あたり最大11,000円の補助金を合計7泊まで提供している」と訳しています。
“offer”は「提供する」という意味。
日本語で「オファー」と言うと「注文」というような感じがしますが、英語では「提供する」という意味で使うことが多いです。
“subsidy”は「補助金」という意味。政府関係の文章ではたまに出てきます。
松野博和官房長官は定例記者会見で、「これらの施策を通じて(through these measures)、国内外の観光客の旅行を促進し(promote tourists’ travel both domestically and internationally)、パンデミックで打撃を受けた需要の回復と地方の活性化に貢献したい(help revive demand hit by the pandemic and revitalize regional areas)」と述べた.
松野官房長官の定例記者会見でのコメントが出ています。
これらの施策をすることによって、2年以上打撃を受けた観光業界と地方の活性化に貢献したいと言っています。
“help revive demand hit by the pandemic and revitalize regional areas”で「パンデミックで打撃を受けた需要の回復と地方の活性化を助けたい」と訳しています。
“revitalize”は「新しい活力を与える、活性化させる」というような意味です。
今日は、日本がようやくCOVID-19の国境政策を大幅に緩和したという話題を取り上げました。
でも、これが行われたからと言って、すぐに観光需要が回復するというのはなかなか難しいです。
空港でも一旦職を離れてしまった人がすぐには戻ってきません。
結果、アムステルダムのスキポール空港などでは大混乱が起こってしまっているようです。
“mess”っていうのは、「混乱、ごちゃごちゃ」というような意味です。
なので、”crazy mess”っていうのは、「大混乱」って感じ。
There's no end in sight to chaos at Amsterdam's Schiphol Airport, with angry passengers, hours-long queues, lost bags, strikes and unhappy airlines. Here's where it all went wrong: Why one of Europe's top airports has become a 'crazy mess' - CNN |
今日は、日本がようやく国境制限を撤廃したという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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