今日は、テニスの話題です。
ジョコビッチがUSオープンの初戦に出場したようですが、その試合で、ちょっと雰囲気が悪かったようです。
ジョコビッチに対して、ブーイングとも聞こえるような声があったようで…。
ちょっとジョコビッチも気にしている感じです。
そんな内容の記事が今日のテーマです。
では、今日の記事に入っていきます。
ノバク・ジョコビッチはUSオープンでの歴史の追及(his pursuit of history)をスタートした。
火曜日にホルガ・ルーネに対して勝利(victory against Holger Rune)をしたことによって。
しかし、コートの雰囲気(the atmosphere on court)は、理想からはほど遠い(far from ideal)と述べました。
なにか、あったのでしょうか?
自分の調子ではなくて、コートの雰囲気がよくないと言っているようです。
主催者(organizers)は、会場であるフラッシングメドウズに今年はたくさんの観客(capacity crowds)を迎えました(have welcomed)。
12歳以上で、予防接種の証明書が必要ですが…。
しかし、すべての人が世界第一位の勝利を望んでいるわけではないようです(not seemed to want) 。
ジョコビッチの勝利を必ずしも観客全員が望んでいるわけではなさそうな雰囲気があったようです。
具体的にどのようなことがあったんでしょうか?
ジョコビッチは、1969年のロッド・レーバー以来最初のカレンダーグランドスラムで優勝する男になることを目指している(is bidding)。
“bid”には、「努力する、手を尽くす」などの意味があります。
しかし、彼は何とか勝ち残ったとき、ブーイングが聞こえたと思いました(he thought he heard booing)。
強すぎると、反発されることもよくあることではあります。
現在のジョコビッチも、強すぎると思われているのかもしれません。
「正直、彼らが何を唱えているのか(what they were chanting)わからなかった。」
「彼らはブーイングをしている(they were booing)と思った。」
このようにジョコビッチは試合後に記者団に話しました(told reporters)。
実際には、どうだったんでしょうか?
ブーイングがあったのでしょうか?
「わかりません。私にとっては理想的な雰囲気ではありませんでした(not ideal atmosphere for me)。」
しかし、以前にもこのような特別な雰囲気(particular atmospheres)の中に居たことがあるので、それに対処する方法(how to handle it)を知っていました。」
ジョコビッチは、かなり雰囲気が自分にとって良くないと感じていたようです。
アウエーな感じがしたんでしょうか?
「私が言いたいのは、あなたは、いつもあなたの後ろに群衆を置きたい(always wish to have crowd behind you)と思っていますが、それがいつも可能だとは限りません。」
あなたの後ろに群衆を置きたいというのは、応援してもらいたいという意味でしょう。
でも、そういうわけにはいかないときもある。
「私が言えるすべてはそれだけです(That’s all I can say)。つまり、分からない。」
ジョコビッチは、なぜブーイングされるのかがわからないと言っているようです。
「私は、私自身と何をするべきか(what I need to do)というとだけに焦点を合わせてきた(have been focusing)。」
ジョコビッチは、自分のプレーの向上にだけ集中してきたということが言いたいようです。
「わたしはコートの中での気分を見て、一緒に保つ必要があると思う(guess)。それが私にできることすべてです(That’s all I can do)。」
ジョコビッチは、精神的に動揺しないことが大事だと考えているようです。
それが自分にできることのすべて。
周りがブーイングするのはどうしようもないということでしょう。
ファンがセルビア人(すなわちジョコビッチ)にブーイングしていたのか、それともデンマーク人の対戦相手である「ルーン」を応援して唱えていた(were chanting “Rune” in support)のかは、不明です(it’s unclear)。
「ブー」と「ルーン」が似ているので、どっちかわからないと言っています。
でも、たぶん、ブーイングの可能性が高いような気がします。
ジョコビッチは、そのトーンからして、ブーイングだと思ったわけですから。
ルーン自身は混乱していた(was confused)。
最初はブーイングだと思っていた(initially thought was booing)のだが、多くの人が弱者である自分を応援している(cheering on the underdog)ということに気づいたときに幸せだと言いました。
ルーンにも最初は「ブーイング」のように聞こえていた。
でも、彼を応援していたのじゃないか?と聞いたときに、幸せだと思ったようです。
ルーンは記者団に対して、語っています。
「実際、ある時点で(at one point)、観客は私を応援していた(they were cheering for me)。別のじてんでは、彼らはブーイングしていた。」
「私は、「何が起こっているのか?」という感じだった。」
ルーン自身もとても状況に驚いていたようです。
「突然、試合後に観客が「ルーン」と言ったのを聞きました(heard they said ‘Rune’)。」
「それを聞いた時には、私はとてもうれしかった。何故なら、試合ではわからなかったからです(I didn’t understand)。」
「さっき言った通り(as I said)、これまでの人生で感じた(I’ve ever felt in my life)、最高のクレイジーな群衆でした。」
ルーンは、最初はジョコビッチに対するブーイングだと思っていた。
すると、試合後に聞いたら、自分の名前を叫んでくれているのだと分かった。
それがわかると、彼はとても幸せな気持ちになったようです。
ジョコビッチは、すでにほかのタイトルを獲得している(has already won)。
そして、偉業を達成するためには、もう1回最後のスラムで優勝する必要がある(needs one more victory at the last slam)。
全豪、全仏、全英オープンで優勝をしているんですね。
あとは、今回のUSオープンを優勝すれば、1年間のグランドスラム達成。
これが、50年以上ぶりの快挙となるわけです。
さらに、USオープンでの優勝によって、34歳で21のメジャータイトル(34-year-old to 21 major titles)を獲得することになります。
これは、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルの20回のメジャータイトル獲得を上回る(surpassing)ことになります。
今、3人がメジャー20勝で並んでいるようです。
このUSオープンで優勝すると、他の2人を上回ることになる。
ジョコビッチにとっては、いろんな、大きな意味がある、今回のUSオープンの優勝なわけです。
「私は、とても興奮していて、非常にやる気があります(I’m very motivated)。あなたが想像できるように(as you can imagine)…」
ジョコビッチは、CNNスポーツにトーナメント前(ahead of the tournament)に語った。
「私はよくわかっています。何が起こっているのかを(what’s on the line)…」
すなわち、今回のUSオープンがとても重要な意味があるのかということを、ジョコビッチ自身がよくわかっているということです。
「このスポーツで歴史を作ることは、私にとって最も重要なことです。特に(particularly)私のキャリアのこの段階では(at this stage of my career)…。」
「そして、プレーをして、できるだけ多くのグランドスラムに勝つこと(to win as many grand slams)は、今テニスシーズンの私の最優先事項(the highest priority)です。」
34歳ということで、ちょうど充実した年齢で年間グランドスラムという記録を作るのはとても重要。
そして、たくさんのグランドスラムに優勝することも、併せて重要です。
セルビアのスターは、最初の男子の「ゴールデンスラム」プレーヤーになることを目指していた(had been bidding)。
「ゴールデンスラム」というのは、4つのグランドスラムとオリンピックの金メダルで構成される(consisting of four grand slams and an Olympic gold medal)。
でも、ジョコビッチは、東京オリンピックの準決勝で最終的に金メダリスト(eventual gold medalist)になったアレクサンダー・ズべレフに敗れました。
なかなか、うまくいかないものです。
「ゴールデンスラム」は4年に1回しかチャンスがないですからね。
その年にすべてのグランドスラムと金メダルは、かなり難しい。
ジョコビッチは、夏季オリンピックでは「ガス欠(ran out of gas)」だったと言った。
しかし、休暇を取った後、再びチャレンジするというのは、めったにない(is raring)。
一度、精神的に切れてしまったと思うのですが、再びチャレンジするというのはレアなことだと言っています。
「プレッシャーは特権(a privilege)である。私はキャリアを通じて成長してきた(developed throughout my career)。プレッシャーを正しい方法で処理できるようになった(handle pressure in the right way)。」
ジョコビッチ曰く、キャリアを通じて、ずっとプレッシャーに耐えるように成長してきたと言っています。
ジョコビッチの言うように、プレッシャーは特権かもしれません。
そのような状況に居られるというのは、誰でもというわけではありません。
「しかし、何も保障されません(nothing is guaranteed)。」
でも、成長してきたからと言って、何も保障されるものではありません。
勝つしかないんですよね。結局。
「私は逆境(adversity)を抱えるのが大好きです。期待(expectations)とプレッシャー(pressure)を抱えるのが好きです。それが私から最高のものを引き出す(draws the best)方法だから。だから、うまくいけば(hopefully)、私は素晴らしい2週間(a fantastic couple of weeks)を過ごすことになる。」
ジョコビッチは、ポジティブ・シンキングしてますね。
このプレッシャーは、もともと自分が好きなものである。
そして、そのプレッシャーが自分のベストを引き出させてくれる。
だから、この2週間は素晴らしいものになる。
ブーイングを受けたとしても、それをポジティブにとらえて、良い方向にもっていこうとしています。
それにしても、ジョコビッチも精神的にはちょっときつかったんではないかなぁと思います。
1回戦で戦っているところで、ブーイングですから…。
これが話題になると、たぶん、今大会はずーっと、ブーイングが続くような気がします。
今日の記事はここまで。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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