飛行機のフライトに関係する仕事

その他日常のモロモロ

私たちが旅行や出張などで、空港に着いて、飛行機で飛んで、目的地に着くまでに、いろいろな人がかかわっています。今日は飛行機のフライト(国際線)に関係している人々について書いてみようと思います。中には私たちには見えないところで働いてくれている人たちもいます。

グランドスタッフ

空港に着いたらまず、航空会社のカウンターに行きますよね。そこにいるスタッフがグランドスタッフと言われる人達です。チェックイン、パスポートの確認などをしてくれて、スーツケースなどを預かってくれます。そしてスーツケースを預かったら、航空券を渡してくれて搭乗までの流れの説明をしてくれます。

あとで、搭乗口に行って航空機に乗る前にチケットの確認に改札口を通りますが、よく見るとこのチェックインをしてくれた人と同じ人が搭乗口にいることがよくあります。

これは、グランドスタッフの人たちは、一般にそれぞれフライトごとに担当が割り当てられているからです。だから、グランドスタッフの人たちはあるフライトについてチェックインから出発までを担当しているのです。

保安検査員

チェックインをしてスーツケースを預けたら、次に向かうのが保安検査場です。そこでは保安検査員の人たちが保安検査をしてくれています。航空機に持ち込む手荷物をX線検査機で検査したり、私達自身を金属探知機やボディスキャナーで検査したりします。

たまに、検査で引っかかったときに保安検査員の人たちに文句を言っている人がいますが、彼らは私達が乗る飛行機が安全に運航されるように検査をしてくれていること忘れてはいけません。

彼らがちゃんと検査をしてくれていないと、銃や刃物を持ち込んでハイジャックされたり、爆弾を持ち込まれて航空機を爆破されたりするかもしれないのです。だから、検査に引っかかっても、ちゃんと彼らの言うことを聞いてあげてほしいと思います。

出国検査員

保安検査を受けると、次に出国検査を受けます(実は税関検査も受けているのですがカウンターの横を通るだけで目立たないです)。有人のカウンターでは、パスポートを出して検査を受けてハンコを押してもらって通過します。

最近は自動化ゲートというものがあって、パスポートをスキャンして顔をカメラに向けるとそれで通過できます。旅行の思い出にハンコが欲しい場合は、申し出ると押してくれますよ。

搭乗ゲート

免税店で買い物をしたり、ラウンジでゆっくり時間を過ごしたりした後、航空会社によって違いますが、出発40分ぐらい前になったら、搭乗ゲートに行きます。搭乗ゲートに行くと搭乗前のチケットとパスポートのチェックを受けて、改札口を通って航空機に乗り込みます。

この時改札口のところにいるのは、グランドスタッフの人たちですが、先ほども書いた通り、よく見るとチェックインをしてくれた人であることがよくあります。

ここまでの間に、私たちがチェックインカウンターで預けたスーツケースは検査を受けて、航空機に積み込まれています。詳しくは「空港のカウンターで預けた荷物はどうやって戻ってくるのか?」に書いています。

キャビンアテンダント

航空機に乗るとキャビンアテンダントさんが迎えてくれます。席が分からなかったら、どこか教えてくれます。

キャビンアテンダントさんは、フライト中に食事や飲み物を提供してくれたり、分からないことがあったら教えてくれたり、いろいろ面倒を見てくれますが、実は最も重要な仕事は航空機の安全な運航のための保安員という役割です。

わたしたちが安全に無事目的地に到着できるように、ちゃんと着席しているかとか、シートベルトをきちんと締めているかなどの確認や何か事故が起こったときにも、着陸時に安全な体制を取るように指示したり、安全に航空機から脱出できるように誘導したりしてくれます。

まぁ、もちろん普段はそんなことは起こらないので、面倒を見てくれるだけだと思ってしまいますけど、彼らはその万が一のために訓練を何度も受けて、わたしたちの安全を守ってくれています。

パイロット

航空機が飛んでいる途中で合うことはありませんが(たまに搭乗しているときはドアが開いていて、見ることができるときもある)、もちろん彼らは航空機を操縦して目的地まで私たちを運んでくれます。たまに、アナウンスで今のフライトの状況を説明してくれることもありますね。

昔は(今も?)男の子のあこがれの職業でもありました。最近は女性のパイロットも増えてきているように思います。

グランドハンドリングの人たち

わたしたちは直接会うことはないですが、ターミナルビルの外でわたしたちが乗る航空機の周りでいろんな準備をしてくれているのが、グランドハンドリングの人たちです。スーツケースなどの荷物を運んで航空機に搭載してくれたり、飛行機が飛ぶのに必要なジェット燃料を給油してくれていたり、わたしたちがフライトの間に食べる食事や飲み物を搭載してくれたり。

飛行機が安全に飛べる状態かどうかの確認に整備士の人がチェックしてくれていたりもします。(ちなみにパイロットもフライト前には自分が操縦する飛行機に異常がないか、飛行機の外に出てチェックするんですよ。)

そして、飛行機に荷物がすべて搭載されて、わたしたちも全員搭乗して出発がOKになったら、トーイングカーという車で飛行機は駐機場から押し出されて(プッシュバックと言います)出発になります。

日本の空港では、誘導路で動き出すときによく手を振ってくれていますよね。彼らがグランドハンドリングの人たちの一部です。外国ではプッシュバックしたあとすぐどこかへ行ってしまうことが多いですよね(笑)。

管制官

わたしたちが直接かかわることないですが、パイロットと無線で交信をして、飛行機が滑走路まで行く経路や飛ぶ順番、飛んでからもどのような高度でどのようなスピードで飛ぶかなどを指示します。ゲームで「僕は管制官」って言うゲームがありましたよね?(今もある?)ゲームになるほど難しい職業なんだと思います。

スポットアサインメントをする人

航空がフライトをして、管制官の指示で目的地に到着すると、駐機場に停まります。その駐機場の調整をしている人たちがいます。すべての航空機が上手く時間通りに駐機場に停めることができるように調整します。

例えば、前の飛行機が何らかの理由(機材トラブル)で遅れた時、次にその駐機場に停まることになっている飛行機は、着陸したあと停めるところがなくなってしまいます。そんなときに駐機場の調整をして停める場所を作るのが彼らの役割です。見えないところでそんな仕事をしている人たちもいます。

検疫官

目的地の空港に到着したら、駅の改札口みたいなところにビデオカメラみたいなものが置かれていていて、それを見ている人の横を通ると思います。彼らが検疫官です。今は、新型コロナウィルスで注目されていますが、外国で感染病が流行ると注目されます。ビデオカメラみたいなものはサーモメーターで、体温が高い人がいないかチェックしています。

入国管理官

次に入国管理官のところに行きます。外国で入国管理官のところに行くのって、緊張しますよね?「何を聞かれるんだろう?」「どう答えたらいいんだろう?」「引き止められたり、どこか別室に連れていかれるんじゃないだろうか?」なんて。

一応、どのように答えるのかは準備しておいた方がいいでしょう。どこのホテルに泊まるのか言えないのであれば、泊まるホテルのサイトをプリントアウトしたものでもいいと思います。まぁ、みんなやっていることだから、大丈夫ですよ。

税関の職員

最後、税関の職員のカウンターを通っていきます。持ち込んではいけない物や、無申告で一定金額以上の持ち込みなどがないかをチェックしています。持ち込んではいけないものはいろいろありますが、日本に持ち込んではいけない物やその他の手続については、ここにアクセスしてみてください。

まとめ

今日は、飛行機のフライトに関係する仕事について書いてきました。1回のフライトでもこれだけたくさんの人がかかわっています。(もっと詳細に書けばもっといろんな人が関係しています。)

このようなことを知っていたら、飛行機に乗る時にもちょっと違った視点でフライトを楽しめるんじゃないでしょうか?

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

こうぷー

 

 

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