【英字新聞を読む】プーチンとゼレンスキーがタイム誌の影響力のある人100人のリストに載った!

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TIME誌の今年の影響力のある100人のリストが発表されました。

去年は、日本では、テニスの大坂なおみ選手と大リーグの大谷翔平選手が選ばれて話題になりました

今年は、ロシアのウクライナ侵攻に関係する2人も選ばれた。

ウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領。

今年のリストでは、この二人について注目が集まっているようです。

今日はこの話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Vladimir Putin And Volodymyr Zelensky Feature On TIME 100 List Of Influential People 2022
TIME has released its list of 100 most influential people in 2022 and it features a surprise. In the category of leaders, both Ukrainian President Volodymyr Zelensky as well as Russian President Vladimir Putin are present.
TIMEは2022年に最も影響力のある100人のリストをリリースしました。これには驚きがあります。指導者の範疇には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の両方が存在している。

President Zelensky’s write-up has been written by none other than United States of America, Joe Biden (who is also on the list) himself. In it he writes “In President Zelensky, the people of Ukraine have a leader worthy of their bravery and resilience”.
ゼレンスキー大統領の記事は、他ならぬアメリカ合衆国、ジョー・バイデン(リストに載っている)自身によって書かれました。その中で彼は「ゼレンスキー大統領において、ウクライナの人々は彼らの勇気と回復力に値するリーダーを持っている」と書いています。

President Putin’s write-up has been written by jailed Russian opposition leader, Alexei Navalny, who is currently serving nine years in a maximum-security penal colony.
プーチン大統領の記事は、投獄されたロシアの野党指導者、アレクセイ・ナワルニーによって書かれました。アレクセイ・ナワルニーは現在、厳重警備の流刑地で9年間奉仕しています。

Navalny in his column talks about the duck test, which basically means that “if something looks like a duck, swims like a duck and quacks like a duck, it probably is a duck.”
ナワルニーは彼のコラムでアヒルのテストについて語っています。これは基本的に、「何かがアヒルのように見え、アヒルのように泳ぎ、アヒルのように鳴くなら、それはおそらくアヒルである」という意味です。

He continues this by saying, “The very same logic applied in this case (to Putin): if someone destroys the independent media, organizes political assassinations, and sticks to his imperial delusions, then he is a madman capable of causing a bloodbath in the center of Europe in the 21st century.
彼は次のように続けています。「全く同じ論理が、この場合(プーチンに)当てはまる:誰かが独立したメディアを破壊し、政治的暗殺を組織し、彼の帝国の妄想に固執すれば、すると彼は21世紀にヨーロッパの中心で血まみれを引き起こすことができる狂人です。

The annual list of influential people features pioneers, artists, titans, leaders and icons from around the who have had the most impact in the year.
影響力のある人々の年次リストには、その年に最も影響を与えた人々の先駆者、芸術家、大物、指導者、アイコンが掲載されています。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

TIME has released its list of 100 most influential people in 2022 and it features a surprise. In the category of leaders, both Ukrainian President Volodymyr Zelensky as well as Russian President Vladimir Putin are present.
TIMEは2022年に最も影響力のある100人のリストをリリースしました。これには驚きがあります。指導者の範疇には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の両方が存在している。

TIMEは2022年に最も影響力のある100人のリストをリリースした(has released its list of 100 most influential people in 2022)これには驚きがあります(it features a surprise)

指導者のカテゴリーには、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領の両方が存在しています(are present)

TIME誌が毎年発表している、今年の最も影響力ある100人のリストを発表した。

その中の、指導者のカテゴリーで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領の両方がリストアップされていた。

これは、驚きであると言っています。

“both Ukrainian President Volodymyr Zelensky as well as Russian President Vladimir Putin”で「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とロシアのウラジミール・プーチン大統領の両方」と表現しています。

でも、”as well as “と書かれているので、「ゼレンスキーだけでなくプーチンも」という意味が込められているように思われます。

President Zelensky’s write-up has been written by none other than United States of America, Joe Biden (who is also on the list) himself. In it he writes “In President Zelensky, the people of Ukraine have a leader worthy of their bravery and resilience”.
ゼレンスキー大統領の記事は、他ならぬアメリカ合衆国、ジョー・バイデン(リストに載っている)自身によって書かれました。その中で彼は「ゼレンスキー大統領において、ウクライナの人々は彼らの勇気と回復力に値するリーダーを持っている」と書いています。

ゼレンスキー大統領の記事は、他ならぬアメリカ合衆国(none other than United States of America)、ジョー・バイデン(リストに載っている)自身によって書かれた(has been written)

その中で彼は、「ゼレンスキー大統領において、ウクライナの人々は彼らの勇気と回復力に値するリーダーを持っている(have a leader worthy of their bravery and resilience)」と書いています。

TIME誌の影響力のある100人は、推薦人のように誰かがその人を紹介する記事を書きます。

ゼレンスキー大統領については、アメリカのジョー・バイデン大統領が記事を書いた。

ジョー・バイデン大統領は自身も影響力のある100人に選ばれています。

そして、バイデン大統領は、ゼレンスキー大統領について、素晴らしいリーダーだと言っている。

“have a leader worthy of their bravery and resilience”で「彼らの勇気と回復力に値するリーダーを持っている」と訳しています

“resilience”は最近、日本語でも使われるようになりましたが、「回復力、復活力、立ち直る力」というような意味です。

President Putin’s write-up has been written by jailed Russian opposition leader, Alexei Navalny, who is currently serving nine years in a maximum-security penal colony.
プーチン大統領の記事は、投獄されたロシアの野党指導者、アレクセイ・ナワルニーによって書かれました。アレクセイ・ナワルニーは現在、厳重警備の流刑地で9年間奉仕しています。

プーチン大統領の記事は、投獄されたロシアの野党の指導者(jailed Russian opposition leader)、アレクセイ・ナワルニーによって書かれた。

アレクセイ・ナワルニーは現在、厳重警備の流刑地で9年間奉仕しています(currently serving nine years in a maximum-security penal colony)

一方で、プーチン大統領について書いたのは、投獄されているロシアの野党の指導者であるアレクセイ・ナワルニーさんです。

彼は、現在、厳重警備の流刑地で9年間奉仕をしている。

ロシアは、反対野党の指導者は投獄されるんですね。

でも、どうやって記事を書いてもらったんでしょうか?不思議です。

“currently serving nine years in a maximum-security penal colony”で「現在、厳重警備の流刑地で9年間奉仕している」と訳しています

“currently”は「現在は、今のところ」というような意味。

“maximum-security”は「厳重警備の」という意味です。

Navalny in his column talks about the duck test, which basically means that “if something looks like a duck, swims like a duck and quacks like a duck, it probably is a duck.”
ナワルニーは彼のコラムでアヒルのテストについて語っています。これは基本的に、「何かがアヒルのように見え、アヒルのように泳ぎ、アヒルのように鳴くなら、それはおそらくアヒルである」という意味です。

ナワルニーは、彼のコラムでアヒルのテストについて語っている(talks about the duck test)

これは、基本的に「何かがアヒルのように見え、アヒルのように泳ぎ、アヒルのように鳴くなら、それはおそらくアヒルである」という意味(basically means that “if something looks like a duck, swims like a duck and quacks like a duck, it probably is a duck”です。

ナワルニーさんは、プーチンを説明するのに、アヒルのテストについて語っている。

これは、アメリカやイギリスで見られるの一つだそうです。

「ある者が認識可能な事象から、未知のものの真の姿を推し量ることができるというものである。」ということ。

何かわからないけど、アヒルのように見え、アヒルのように泳ぎ、アヒルのように鳴くなら、たぶんそれはアヒルだ。と言っている。

プーチンを説明するのに、この言葉を使っている意味は、次の文章で分かります。

He continues this by saying, “The very same logic applied in this case (to Putin): if someone destroys the independent media, organizes political assassinations, and sticks to his imperial delusions, then he is a madman capable of causing a bloodbath in the center of Europe in the 21st century.
彼は次のように続けています。「全く同じ論理が、この場合(プーチンに)当てはまる:誰かが独立したメディアを破壊し、政治的暗殺を組織し、彼の帝国の妄想に固執すれば、すると彼は21世紀にヨーロッパの中心で血まみれを引き起こすことができる狂人です。

彼は次のように続けています(continues)

全く同じ論理がこの場合(プーチンに)当てはまる(the very same logic applied in this case (to Putin)

誰かが独立したメディアを破壊し(destroys the independent media)政治的暗殺を組織し(organizes political assassinations)彼の帝国の妄想に固執すれば(sticks to his imperial delusions)、すると彼は21世紀にヨーロッパの中心で血まみれを引き起こすことができる(capable of causing a bloodbath)狂人である。

ナワルニーさんは続けて書いています。

アヒルのテストと同じことがプーチンにも当てはまる。

プーチンは何者なのかはわからないかもしれないけれども、メディアを破壊し、政治的暗殺をし、自らの帝国の妄想に固執するなら、そういう人なのだ。

すなわち、21世紀という現代にヨーロッパの中心で血まみれの状況を作り出す人なんだということです。

“the very same logic applied in this case (to Putin)”で「全く同じ論理がこの場合(プーチンに)当てはまる」と訳しています

ここでの”very”は「まさに」という感じの意味ですね。

“apply”は「当てはまる、適用される、妥当である」という意味。

The annual list of influential people features pioneers, artists, titans, leaders and icons from around the who have had the most impact in the year.
影響力のある人々の年次リストには、その年に最も影響を与えた人々の先駆者、芸術家、大物、指導者、アイコンが掲載されています。

影響力のある人々の年次リストには、その年に最も影響を与えた人々の先駆者、芸術家、大物、指導者、アイコンが掲載されています(features pioneers, artists, titans, leaders, and icons)

TIME誌の今年の100人のリストには、パイオニア、芸術家、大物、指導者、アイコンなどの分野についての最も影響力を与えた人が載せられている。

今年は、いい意味でも悪い意味でも、ロシアのウクライナ侵攻に関する2人が取り上げられたということです。

今日は、毎年行われているTIME誌の今年の最も影響力ある100人のリストについて取り上げました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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