【英字新聞読解のコツ!】カンヌ映画祭で日本の「ドライブ・マイカー」が脚本賞を受賞!

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今日は、カンヌ映画祭で日本人が脚本賞を受賞したという記事です。

日本人って、ベネチアとかベルリンとかカンヌの映画祭で受賞することが多いですよね。

ヨーロッパの人の感覚と通じるものがあるんでしょうか?

一方で、アカデミー賞とかアメリカの賞ってあんまり取れてないように思います。

アメリカの方がエンターテインメント性が強いんでしょうか?

ヨーロッパの方が、情緒的なものを好むようにも思えます。

今日は、そんな記事を取り上げます。

では、記事に入っていきます。

The Japanese film “Drive My Car” won best screenplay at the 74th Cannes Film Festival on Saturday. The award went to Ryusuke Hamaguchi and Takamasa Oe, whose screenplay was inspired by Haruki Murakami’s short story of the same name.
日本の映画「ドライブマイカー」は、土曜日に開催された第74回カンヌ映画祭で最優秀脚本賞を受賞しました。 賞は、村上春樹の同名の短編小説に触発された脚本の濱口竜介と大江崇允に贈られました。

カンヌ映画祭で日本人が最優秀脚本賞を取ったようです。

”screenplay”って「脚本」って意味なんですね。

日本人は割り合いカンヌ映画祭で賞を受賞することが多いように思います。

脚本は、村上春樹の短編小説に触発された濱口さんと大江さんに贈られた。

“inspired”で「触発された」という意味ですが、普通に影響されたことを「インスパイアーされた」って言いますよね。

Hamaguchi, who also directed the film, said he fell in love with the Murakami story and teamed up with Oe to make it into a screenplay. “Drive My Car” stars Hidetoshi Nishijima as a theater director who is tormented by grief upon the sudden death of his wife, played by Reika Kirishima.
監督も務めた濱口氏は、村上物語に惚れ込み、大江さんと組んで脚本を作ったという。 『ドライブ・マイ・カー』は、霧島れいかが演じる妻の突然の死に悲しみに苦しむ演出家として西島秀俊を主演。

監督も務めた濱口氏は、村上春樹の物語に惚れ込んだ(fell in love)

濱口さんのことを、who以下で説明しています。

“who also directed the film”「その映画の監督もした」ということで説明している。

「ドライブ・マイカー」は、妻の突然の死の悲しみに苦しむ(is tormented)というストーリー。

読んだことがないので分からないですが、村上春樹の世界観が感じられそうなストーリーだと思います。

Toko Miura plays the chauffeur who comes into his life, after which he gradually comes to realize what he has lost. At 2 hours 59 minutes, the film includes additions that Hamaguchi and Oe made to Murakami’s short story.
三浦透子は彼の人生に登場する運転手を演じ、その後徐々に彼が失ったものに気づきます。 2時間59分で、この映画には、村上氏の短編小説に濱口と大江が加えた追加が含まれています。

西島秀俊が演じる主役のことを理解する運転手が女性なんですね。

この辺も、村上春樹の世界観って感じがします。

その女性運転手が主人公が苦しんでいることを徐々に(gradually)気づく。

この映画には、村上春樹の小説にはない2人の脚本家が書いた追加の部分が含まれている(includes additions)

Critics have lauded the film for its elaborate structure and the performances by the cast.
批評家は、その精巧な構造とキャストによるパフォーマンスで映画を賞賛しています。

評論家も称賛している(have lauded)ようです。

精巧な構造(elaborate structure)とキャストによるパフォーマンスを。

話の構成がキチンとしていて、演じる役者さんたちの演技も素晴らしいということだと思います。

Earlier Saturday, the jury of the International Federation of Film Critics chose “Drive My Car” as its favorite among the 24 films in the official competition for the Palme d’Or.
先週の土曜日、国際映画評論家連盟の審査員は、パルムドールの公式コンペティションの24本の映画の中で「ドライブ・マイカー」をお気に入りとして選びました。

国際映画評論家連盟の審査員というのが、どれぐらい影響力があるのかわからないですが、その人からお気に入りの評価を得ている。

これが、どれほど影響するんでしょうか?

“Drive My Car” received a standing ovation at the end of its official screening at Cannes on July 11. It received rave reviews from critics, with one describing it as a “deeply moving tale of grief, renewal” and another saying that the last scene was one of the most beautiful moments at the festival.
「ドライブ・マイカー」は、7月11日のカンヌでの公式上映の最後にスタンディングオベーションを受けました。批評家から絶賛され、「悲しみ、更新の感動的な物語」と評され、他の批評からは、最後の1つはシーンはフェスティバルで最も美しい瞬間の1つでした。

「ドライブ・マイカー」は、実際に上映された際にも、絶賛だったようですね。

でも、カンヌ映画祭でスタンディングオベーションはいつものことのような気もします。

評論家からの称賛のことばは、その通りなんだとは思いますが…。

”deeply moving tale of grief, renewal”が「悲しみ、更新の感動的な物語」と言われていることから、悲しみから新たな人生に進んでいくんだろうと思います。

For the 42-year-old Hamaguchi, the Cannes triumph was the latest in a string of achievements on the festival circuit, following accolades at Venice and Berlin.
42歳の濱口にとって、カンヌの勝利は、ヴェネツィアとベルリンでの称賛に続いて、フェスティバルサーキットでの一連の成果の中で最新のものでした。

この映画は、ベネチア、ベルリンの映画祭でも称賛を得ていたようですね。

そして、その一連の映画祭の中でも、最新の称賛がカンヌ映画祭のものであった。

He was a co-screenwriter of “Wife of a Spy” by Kiyoshi Kurosawa, who won the Silver Lion for best director for that film at the 77th Venice Film Festival last year.
彼は、昨年の第77回ヴェネツィア映画祭でその映画の最優秀監督としてシルバーライオンを獲得した黒沢清の「スパイの妻」の共同脚本家でした。

濱口氏は、去年の黒沢清監督の映画の共同脚本家(co-screenwriter)だった。

そういった意味では、去年も脚本で賞を受賞していたんですね。

Just last month, “Wheel of Fortune and Fantasy” — a film in three segments directed by Hamaguchi — won the Silver Bear Grand Jury Prize, the de facto second place award, at the 71st Berlin International Film Festival.
ちょうど先月、濱口監督の3つのセグメントからなる映画「偶然と想像」が、第71回ベルリン国際映画祭で事実上の2位の銀熊賞を受賞しました。

先月にも、濱口氏は、ベルリン映画祭で銀熊賞(the Silver Bear Grand Jury Prize)を受賞している。

なので、違った作品でいくつもの賞を貰っているということです。

“I have the strong impression,” Hamaguchi said at a press conference on July 12, “that the international film festivals have discovered me and nurtured me.”
濱口氏は7月12日の記者会見で、「国際的な映画祭が私を発見し、育ててくれたという印象が強い」と語った。

濱口氏は、記者会見で、「国際的な映画祭が自分を見つけてくれて(have discovered)育ててくれた(have nurtured)」と言っています。

日本では有名ではなかったんでしょうか?

これで、日本でも注目されることは間違いないです。

今日は、カンヌ映画祭で「ドライブ・マイカー」が脚本賞を取ったことについての記事を読みました。

明日もまた、頑張ります。

こうぷー

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