【Bizmates レベル5 解説】またフィリピンで有名なジョリービーの話!

Bizmates ビズメイツ

4月になりました。

新しい年度が始まりました。

いろんな人の新しい生活が始まる時期です。

僕のBizmates英会話も、最高ランクの最終教材まであと30レッスンを切りました。

最初の頃、自己紹介もままならなかった頃からすると、かなり改善しているんだろうと思います。

でも、まだまだ自由自在にとはいきませんが…。

今日のトレーナーさんはNeilさんです。

いつもいろんな話で盛り上がります。

会話が”interactive(相互的に)”できるので、いつもとても楽しいです。

その分、人気のトレーナーさんはなので、油断すると予約取れなくなってしまうんですけどね。

今日も少しだけ、スモールトークをしてからレッスンを始めました。

まずは、格言から…。

Don’t be scared to make mistakes. Just be quick to recognize them and learn from them as fast as you can.
間違いをすることを恐れないでください。 それらをすばやく認識し、できるだけ早くそれらから学ぶだけです。

フィリピンの大富豪のTony Tan Kaktiongのことばです。

まぁ、シンプルなわかりやすい格言で、その通りだと思います。

Neilさんに、この言葉についてどう思うか?と聞かれました。

僕は、「言っていることは正しいと思う。失敗を恐れずに、もし失敗したとしても、そこから学べばいいというのは、その通りだ。」と答えました。


Neilさんも、その通りだと言っていました。

そして、ストーリーに移っていきました。

In the Philippines, the easiest way to placate a child is by promising him/her a visit to Jollibee, the most famous fast food chain in the country.
フィリピンでは、子供をなだめる最も簡単な方法は、国内で最も有名なファストフードチェーンであるジョリビーへの訪問を約束することです。

ジョリービーのオーナーなんですね。

トニーさんは。

以前、他のフィリピンの大富豪の時にも、ジョリービーの話は出てきました。

ジョリービーはフィリピンではそれだけ有名なチェーン店なわけです。

Neilさん曰く、そのシェアは60%らしいです。

日本では、断然マクドナルドのシェアが圧倒的ですが、フィリピンではそうではないようです。

だから、子供をなだめるのに使われるほど、みんなに慕われているんですね。

Although it is now considered one of the top 10 Philippine companies and among Asia’s most admired with over 2,000 location including China and the United States, its owner Tony Tan Caktiong, describes the rise of Jollibee as “a story of finding opportunity amidst difficult times.”
現在、フィリピン企業のトップ10のひとつと見なされており、中国や米国を含む2,000以上の拠点でアジアで最も称賛されている企業のひとつですが、オーナーのTony Tan Caktiongは、ジョリビーの台頭を「困難な時代の中でチャンスを見つけた物語」と説明しています。

これだけ成功しているジョリービーでも、困難な時代があったということです。

だから、オーナーのトニーさんは、ジョリービーの台頭を「困難な時代の中でチャンスを見つけた物語」と言っている。

でも、まだフィリピンでファーストフードが広がっていないところで手掛けたという点では、拡大しやすかったのかもしれません。

Tony was born into a poor family that migrated from China to the Philippines in hopes of finding better opportunities. At 22, Tony opened two ice cream parlours and offered bigger scoops of ice cream to set himself apart from the competition.
トニーは貧しい家庭に生まれ、より良い機会を見つけることを期待して中国からフィリピンに移住しました。 22歳のとき、トニーは2つのアイスクリームパーラーを開き、競合他社と一線を画すために、より大きなアイスクリームスクープ(すくい方)を提供しました。

やっぱり、苦労をした人は最初は貧乏な人が多いです。

トニーも貧しくて、中国から移住をしてきて商売を始めた。

他の競合者と差をつけるために、大きくすくったアイスクリームを売った。

”scoop”というのは、「(スコップやさじで)すくう」という意味です。

Soon after, he began to realize that people were craving other kinds of food. He introduced hamburgers which soon overtook ice cream sales. In 1978 he made the full shift to hamburgers and never looked back.
その後すぐに、彼は人々が他の種類の食べ物を渇望していることに気づき始めました。 彼はハンバーガーを紹介し、その売り上げはすぐにアイスクリームの販売を追い抜きました。 1978年に彼はハンバーガーに完全にシフトし、決して振り返りませんでした。

このあたりが、商売のセンスなんでしょうね。

お客さんが何を望んでいるかを敏感に察知して、その販売に切り替える。

そして、そっちの売り上げが良くなったので、完全にハンバーガーにシフトした。

最終的には、完全にそちらにシフトしたということです。

Jollibee started expanding but as it started to gain popularity, global brands started entering the Philippine market – one of them being McDonalds. Many of Tony’s friends and advisors tried convincing Tony that he would never be able to survive against the global giant, yet Tony remained true to his vision.
ジョリビーは拡大し始めましたが、人気が高まり始めると、グローバルブランドがフィリピン市場に参入し始めました。そのうちの1つがマクドナルドです。 トニーの友人やアドバイザーの多くは、トニーが世界の巨人に対して生き残ることは決してできないだろうと説得しようとしましたが、トニーは彼のビジョンに忠実であり続けました。

マクドナルドの方が後から来たんですね。

ふつうの人は、マクドナルドが来たら、ダメだと思うでしょう。

彼の友達やアドバイザーもそう思った。

でも、トニーは自分のビジョンに忠実であり続けて、商売を続けた。

“remain true to” で「~に忠実であり続ける」という意味。

“That was a moment of truth for us. If I had not persisted, I would have sold out the business right then. “Thanks to his determination, Jollibee still remains #1 in the Philippines to this day.
「それは私たちにとって真実の瞬間でした。もし私が固執していなかったら、私はその時ビジネスを売り抜けていただろう。」彼の決意のおかげで、ジョリビーは今日でもフィリピンでナンバーワンのままです。

その時がジョリービーを続けるかどうかの正念場だったんでしょう。

そして、そこで頑張ったからこそ、現在もジョリービーはフィリピンで一番のファーストフード店です。

最初に書いた通り、60%のシェアを誇ります。

今度、フィリピンに来たら、Jolliebeeに行ってほしいと言われました。

ストーリーはここまでです。

いくつか、ストーリーに関する質問をNeilさんから受けました。

だいたい、理解ができていたので、質問に移っていきました。

まずは、1問目です。

What traits or habits do you think you can develop to be more fearless in the face of challenge?
挑戦に直面しても恐れを知らないように成長できると思う特徴や習慣は何ですか?

とても難しい状況でも頑張ることですかね。

諦めないという強い意思と、苦しくても前進し続けて頑張るという習慣ではないかと思います。

I think it’s a strong intention not to give up and a habit of continuing to move forward and working hard even if it’s difficult.
諦めないという強い意志と、困難でも前に進み、頑張るという習慣だと思います。

Neilさんは、僕の答えにすごく納得してくれました。

Neilさんは、この手の質問を聞くと、ソフトバンクの孫正義さんを思い浮かべると言っていました。

「彼も、すごく苦労をして、諦めなかったから、今の成功がある。」と。

僕は、そのほかの大富豪の人たちも、だいたい同じように苦労をしていると、これまでのレッスンで学んだといいました。

Neilさんもそれに同意してくれました。

次の質問に行きます。

What kind of challenges do you think people face as foreigners coming to a new country?
外国人が新しい国に来るとき、人々はどのような課題に直面すると思いますか?

いろいろな課題に直面すると思います。

中でも、その国の習慣とか考え方などの違いに対応する必要があると思います。

I think it is necessary to deal with differences in the customs and ways of thinking of the country. And they have to adapt to them.
その国の風習や考え方の違いに対応する必要があると思います。そして彼らはそれらに適応しなければなりません。

シンプルな答えですが、どうでしょうか?

Neilさんもその通りだと言ってくれました。

でも、今日のストーリーのトニー・タン・カクチョンは、20歳近くになってフィリピンに来たので、大変だっと思うと言っていました。

さらに、フィリピンの大富豪は中国から来た人ばかりだそうです。

フィリピンのほとんどのコングロマリットの創始者は中国系の人のようです。

What kind of strategy do you think Jollibee took in order to come out on top?
ジョリビーがトップに立つためにどのような戦略をとったと思いますか?

戦略としては、たぶん、フィリピン人が好きなメニューを用意したり、味付けをしたりしたんだと思います。

フィリピンの伝統料理のチキン・イナサルをファーストフードとして提供したチェーン店を買収したというのを以前のレッスンで勉強しました。

そのような感じで、フィリピン人好みのファーストフード店にしているんだと思います。

I think Jolly Bee has taken a strategy of Filipinos’ favorite menus and seasonings.
ジョリービーはフィリピン人のお気に入りのメニューと味付けの戦略をとっていると思います。

Neilさんもその通りだと言っていました。

ジョリービーは実際にフィリピン人好みの味らしいです。

ちょっとスパイシーな感じ。

Have you ever had to ignore the advice of your friends and acquaintances to achieve something?
何かを成し遂げるために、友達や知人のアドバイスを無視しなければならなかったことがありますか?

なかなか、そのような状況はないので、同じような例をあげようと思います。

僕は、会社の飲み会が好きではありません。

よく飲み会に行くのを断っていたので、昔から、上司によく注意されました。

でも、それでも拒否し続けましたね。

それを答えにしようと思います。

I don’t like to go to drink after business. So, in my younger days I had always been advised from seniors to join to drink with them after business, but I had always refused. And they sometimes offended to me. But I continued to refuse their offer for protecting my personal life.
仕事帰りに飲みに行くのは好きではありません。 ですから、若い頃はいつも先輩から仕事帰りに一緒に飲むように言われていましたが、いつも断っていました。 そして、彼らは時々私に腹を立てました。しかし、私は私生活を守るための彼らの申し出を拒否し続けました。

Neilさんは、とても興味深そうに聞いてくれました。

日本人としては珍しいタイプだからだと思います。

外国人の人の方が理解してもらいやすいんですけどね。

su_note]Do you know of any other small business or person that “faced a giant” like Tony and won?[/su_note]

トニーのような「巨人に直面」して勝った他の中小企業や人を知っていますか?

これもまた、なかなか難しい質問です。

具体的にそのような中小企業の会社を知りません。

なので、似たようなケースを説明しようと思います。

I don’t know any other small business or person that “faced a giant” but Japanese agriculture and livestock have been always faced difficulties from foreign countries’ low cost products. But they have always overcome the difficulties with their qualities and deliciousness.
「巨人に直面した」中小企業や人は他に知りませんが、日本の農業や畜産は、外国の低価格製品から常に困難に直面してきました。 しかし、彼らは常にその品質と美味しさで困難を克服してきました。

Neilさんは、この答えにもとても納得してくれました。

具体的に松阪牛や神戸ビーフの説明もすると、なお、よくわかったようでした。


今日のレッスンはここでタイムアップ。

最後にNeilさんのフィードバックです。

Hi Ko! Today we talked about the Philippines’ fast food chain Jollibee, and its amazing feat in dominating the domestic market. With the right ingredients and timing, it is certainly possible to succeed over well-established giant companies like McDonald’s. Thanks for your input today, see you again soon!
こんにちはKo! 今日は、フィリピンのファーストフードチェーンであるジョリビーと、国内市場を支配するというその驚くべき偉業について話しました。 適切な材料とタイミングで、マクドナルドのような定評のある巨大企業に打ち勝って成功させることは確かに可能です。 本日はご意見ありがとうございました。またお会いしましょう!

フィードバックは、僕に対するコメントというよりも、今日の振り返りって感じでしたね。

でも、今日もたくさんいろんな話ができて楽しかったです。

明日もまた頑張ります。

こうぷー

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