【Bizmates レベル5 解説】今日はジョンソンエンドジョンソンの話!

Bizmates ビズメイツ

今日は、4月4日です。

ゾロ目の日。

新年度もスタートして、会社では、明日からは本格的にいろんなことがスタートする感じでしょうか?

今日は、ジョンソンエンドジョンソンの危機への対処の話です。

何でもそうですが、危機やピンチに襲われたときに、その人や企業の本音や実力が現れます。

その意味では、当時のジョンソンエンドジョンソンは優秀なリーダーに率いられて、ピンチをむしろチャンスに変えたようです。

今日のトレーナーさんはNeilさんです。

いつもいろんな話をできるので楽しいです。

いつものとおり、まずは、格言から…。

We don’t grow unless we take risk. Any successful company is riddled with failures.
リスクを冒さない限り、私たちは成長しません。 成功した会社は失敗に満ちています。

James E. Burkeさんのことばです。

ジョンソンエンドジョンソンのCEOだった人です。

どうなんでしょう?

完全に同意はできないですね。

成長のために、失敗は必要だとは思いますけど、失敗に満ちていて大丈夫なのか?とは思います。

では、ストーリーに入っていきます。

James Burke has secured his position as one of the most courageous CEOs by the way he responded to the crisis that hit Johnson & Johnson in 1982. Before the crisis, J&J’s biggest brand was the pain-killer Tylenol with over one hundred million users and accounting for 19% of J&J’s revenues. 
ジェームズ・バークは、1982年にジョンソン・エンド・ジョンソンを襲った危機に対応した方法で、最も勇気あるCEOの1人としての地位を確保しました。危機前のJ&Jの最大のブランドは、1億人以上のユーザーと経理を持つ鎮痛剤のタイレノールでした。 J&Jの収益の19%をあげていました。

ジョンソンエンドジョンソンの危機って知りません。

いつも優良企業のイメージがあります。

1982年に危機があったようです。

その時のCEOがジェームズ・バークさんだったようです。


That year, seven people in Chicago died after someone had, for reasons unknown, tampered with Tylenol bottles and replaced the capsules with cyanide. A public outcry followed and J&J was in major trouble.
その年、シカゴの7人が、理由は不明ですが、タイレノールボトルに混入し、カプセルをシアン化物に交換された、死亡しました。 国民の抗議が続き、J&Jは大きな問題を抱えていました。

タイレノールボトルにシアン化化合物が混入されて、シカゴで7人が亡くなったんですね。

それで、国民の抗議が続いた。

そして、J&Jは窮地に陥った。

Burke immediately put together a seven-member team to deal with the matter. His directive to the team was to first and foremost protect the wellbeing of consumers and save the product second.
バークはすぐに問題に対処するために7人のメンバーのチームをまとめました。 チームへの彼の指示は、何よりもまず消費者の健康で安心を保護し、次に製品を保存することでした。

バークは素早い行動をとった。

対処するメンがーを選出し、まずお客様の安全を第一にし、製品は2番目とした。

正しい判断だと思います。

As such, the company’s first move was to alert the public to stop taking Tylenol until the investigation was over. J&J then deployed a hotline that consumers could call and also conducted an immediate product recall that resulted in the disposing of 31 million bottles and a loss of 100 million dollars.
のため、同社の最初の動きは、調査が終了するまでタイレノールの服用を中止するように一般市民に警告することでした。 その後、J&Jは、消費者が電話できるホットラインを配備し、製品の即時リコールを実施した結果、3,100万本のボトルが処分され、1億ドルの損失が発生しました。

これまた、正しいですね。

まずは、シアン化化合物が混入されているかもしれないので、タイレノールを飲まないようにする。

そして、ホットラインを設置する。

どれに混入されているのかわからないので、すべて回収して処分する。

それ以上の措置はありません。

Although J&J understood that they were not responsible for the deaths, they took accountability all the same. With this act, J&J secured its position in the minds of the people as a trustworthy company.
J&Jは彼らが死の責任をがないことを理解していましたが、彼らはすべて(責任があるのと)同じように説明責任を果たしました。 この行為により、J&Jは信頼できる企業として国民の心にその地位を確保しました。

誰かが何のためにかもわからず混入しているのだから、本来ジョンソンエンドジョンソンには責任はない。

でも、ジョンソンエンドジョンソンは自らが誤って混入させたのと同じような対応をした。

そこまでやるジョンソンエンドジョンソンは、逆に信用の厚い会社になることができた。

Eventually, Tylenol was re-introduced to the market in a triple-sealed, tamper-proof packaging and eventually, tamper-resistant caplets. By 1983, Tylenol’s market share had risen to 35% thanks to Burke’s speedy response, effective PR, and, most of all, their emphasis on putting people first.
最終的に、タイレノールはトリプルシールされた不正開封防止パッケージで市場に再導入され、最終的には不正開封防止カプレットになりました。 1983年までに、タイレノールの市場シェアは、バークの迅速な対応、効果的なPR、そして何よりも人々を最優先することに重点を置いたおかげで35%に上昇しました。

すべて回収した後、今度は混入されない対策をした。

不正防止パッケージを導入し、最終的にはカプセルも不正混入防止のものにして、対策を万全にした。

すると、信用が厚くなったタイレノールのシェアは35%に上昇しました。

それもこれも、バークの正しい対応の成果でした。


今日のストーリーはここまで。

Neilさんからいくつかストーリーの内容の質問がありました。

すべて適切に答えられたので、質問に移っていきます。

Many people called the way Burke persevered through the crisis courageous. Why?
多くの人々は、バークが危機を乗り越えた方法を勇気があるといいました。 どうして?

これはストーリーの内容から答えることができます。

自分たちに責任がないと知りながら、あたかも自分たちの責任のように対応したからだと思います。

そして、自分たちができる限りすべての対応をしたからだと思います。

Because even though he knew they were not responsible for the deaths, he took accountability all the same. They spent a lot of money and efforts to alert the public to stop taking Tylenol and deployed a hotline and conducted an immediate product recall.
彼は彼らが死の責任を負わないことを知っていたにもかかわらず、彼はすべて同じように説明責任を果たしたからです。 彼らは、タイレノールの服用をやめるように国民に警告するために多くのお金と努力を費やし、ホットラインを配備し、即座に製品のリコールを実施しました。

Neilさんは、さらに、それを行ったのがなぜ勇気があると言われたのか?と聞いてきました。

僕は、それが非常に高額の損失を出すことがわかっている判断なのに、即座に勇敢に行ったからだと答えました。

それで、NeilさんはOKをくれました。

Do you think the situation could have been handled differently?
状況は別の方法で処理できた可能性があると思いますか?

たぶん、これがベストの方法だったと思います。

これ以上の方法はなかったでしょう。

だから、最大のピンチにも関わらず、逆に信用を得られるような結果になった。

それを答えようと思います。

I don’t think so. This is the best way for handling the situation, I think. To move fast and conduct all of the things what we can do is the best way to handling the such a difficult situation, I think.
そうは思いません。 これが状況に対処するための最良の方法だと思います。 迅速に行動し、私たちにできることをすべて実行することが、そのような困難な状況に対処するための最良の方法だと思います。

Neilさんも同意してくれました。

特にそれ以上のコメントもなかったので、次の質問に行きます。

What are the most important things to consider when handling a crisis?
危機に対処する際に考慮すべき最も重要なことは何ですか?

空港でも危機対応マニュアルみたいなものはあります。

そこでもまずは、人命第一です。

それから、迅速に対応することです。

後は優先順位をつけて一つずつ解決していくことだと思います。

First of all, considering about saving the human being’s life and health. And same time, pouring all of the efforts to handling a crisis. After that, prioritizing the things and dealing with them one by one.
まず第一に、人間の命と健康を救うことを考えます。 同時に、危機に対処するためのすべての努力を注ぎます。 その後、物事に優先順位をつけ、一つ一つ対処していきます。

これについても、Neilさんは同意してくれました。

一応、正しいことを答えたと思うので、Neilさんもそれ上の質問はありませんでした。

次の質問に行きます。

Can you think of any other companies that faced crisis? Did they overcome the problem?
危機に直面した他の企業について考えてみてください。 彼らは問題を克服しましたか?

同じような事件が日本でもありました。

グリコ・森永事件。

ジョンソンエンドジョンソンと同じように毒物を混入するというものでした。

青酸カリでしたけど…。

さらに、脅迫をしていましたけど…。

In 1984, confectionery makers Glico and Morinaga were threatened by someone telling them to put a confectionery mixed with potassium in a stores. At the same time the criminal kidnapped the CEO of Glico and threatened. The two companies stock rates were down drastically and they faced bankruptcy crisis. But they made double coating package and prevent mixture poisoned products, the situations turned well and went back as usual. 
1984年、製菓メーカーのグリコと森永は、青酸カリを混ぜた製菓を店に入れるように言われたと脅された。 同時に、犯人はグリコの最高経営責任者を誘拐し、脅迫した。 両社の株価は大幅に下落し、破産危機に直面した。 しかし、彼らは二重コーティングパッケージを作り、混合物中毒製品を防ぎました、状況はうまく向きを変え、いつものように戻りました。

Neilさんは何の目的だったのか?と聞きました。

「お金を要求した」と答えたところ、”blackmail”と言っていました。

”blackmail”ってそういう意味なんですね。

ドラマのスーツでもたびたび出てきます。

Has your company ever gone through a critical situation? How did everyone persevere and get through it?
あなたの会社はこれまでに危機的な状況を経験したことがありますか? 誰もがどのように頑張ってそれを乗り越えたのですか?

なんと言っても、2年半前の台風による被害ですね。

波が空港まで入ってきて、水没してしましました。

そして、空港機能がストップしてしまいました。

Two and a half years ago, our airport suffered tremendous damage from Typhoon Jebi. Our airport sank in the sea and airport operation was stopped. We struggled for restarting normal operation, finally we went back to normal operation after two weeks. Almost all staffs had been working first two days day and night, after that we continued a lot of efforts while taking turns.
2年半前、私たちの空港は台風ジェビの被害を大きく受けました。 私たちの空港は海に沈み、空港の運航は停止されました。 通常の運用再開に苦労し、2週間でようやく通常運用に戻りました。 ほぼ全員が昼夜を問わず最初の2日間は働いていましたが、その後は交代で多くの努力を続けました。

Neilさんはとても興味深いと言ってくれました。

タンカーが橋にぶつかり、陸への交通手段がなくなったので、2日間ぐらい空港島に缶詰めになったことを話しました。

Neilさんは、何となく、知っていたようで、興味深く聞いてくれました。

今日のレッスンはここでタイムアップ。

今日もいろんなことを話すことができました。

最後にNeilさんのフィードバックです。

Nice to see you, Ko! Today we talked about how the former CEO of J&J overcame seemingly insurmountable odds to successfully turn around a terrible event in their company’s history. Thank you again for sharing your thoughts about this, see you next lesson!
こんにちは、Ko! 今日は、J&Jの前CEOが、一見克服できない可能性を克服して、会社の歴史の中でひどい出来事をうまく回避した方法について話しました。 これについての考えを共有していただき、ありがとうございます。次のレッスンでお会いしましょう!

意表をついて、サラッとしたコメントでした。

今日は話が盛り上がったと思ったので、もうちょっとコメントしてくれると思ったのですが…。

明日もまた頑張ります。

こうぷー

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