僕は、今日でお酒をやめてから347日目です。
(※リライトしている時点ですでに1年4か月以上断酒し続けています。)
以前にも、4年間、お酒をやめられていた時期はありました。
それは、慢性膵炎で入院した直後だったので、お酒を飲むのが怖かったからです。
その後、僕は隠れ飲みを4年間続けました。
その間は、お酒を飲んだからと言って、膵炎を再発するわけでもありませんでした。
そして、血液検査でも何の数値も悪くなりませんでした。
だから、半年に1回の膵炎の定期健診でも、主治医も僕がお酒を隠れ飲みしていることには、まったく気づきませんでした。
でも、お酒が慢性膵炎には絶対ダメであることは、わかりきっています。
膵臓には見えなくても確実にダメージを与えるし、膵癌の確率も上がるそうです。
また、家族に嘘をつきながらお酒を飲むことで、とても心配をかけたし、信用も失いました。
そこで、今度こそはお酒をやめようと決心しました。
だから、現在は、お酒を飲もうと思えば飲めることがわかっていながら、初めてやめ続けている状態です。
それだけに、いろいろ思うことがありながら、お酒をやめている状況です。
今日は、お酒をやめて過ごしている生活の実感について、書いてみたいと思います。
お酒を飲まくなって、まず実感すること
お酒を飲まない生活にシフトすると、顕著に実感することがあります。
それは、毎日の生活の中で、身体的に疲れがないということです。
お酒を飲んだ次の日の影響は、人それぞれだとは思いますが、
僕の場合は、結構次の日に、何らかの影響が出ていたように思います。
何となく、体が重い感じであったり、内蔵が疲れているような感じであったり…。
内臓が疲れていると、何となく気分も重くなってしまいます。
でも、お酒を飲まなくなってからは、そのようなことがなくなりました。
また、よく口内炎にもなっていました。
痛いですよね。口内炎。
何を食べても痛いので、食事をするたびにつかれてしまいます。
それが、お酒を飲まなくなってから、全く口内炎もできなくなりました。
そんなことで、毎日を身体的には、とても健康な状態で過ごすことができるようになりました。
お酒を飲まなくなって失ったもの
もちろん一方で、お酒を飲まなくなって失ったものもあります。
最初に考えられるのが、お酒を飲んだときの酔いの感覚です。
ホワッとした心地よい、あの酔いの感覚。
あれは、お酒を飲まなければ、味わうことができません。
次に、楽しかったり、至福だった時間。
【お酒をやめて失ったもの】
- 酔いの感覚
- 至福の時間
- 幸せな感覚
- お酒で得た人間関係
- バカ騒ぎした時間
他にも、楽しみや至福の時間などが考えられます。
特にお酒が好きだった人にとっては、お酒から得られるこれらの時間もなくなってしまいます。
さらに、お酒で得られた人間関係や、バカ騒ぎした楽しい時間も得ることが難しくなります。
そんなことで、いろんな楽しいことは、お酒をやめることで失ってしまうことになります。
断酒をすることで失ったものについては、次のブログで詳しく書いています。
僕は、断酒をして今日で311日目(2020年7月23日現在)です。これまで、このブログでも書いてきた通り、お酒をやめてよかったこともたくさんあります。特に、お酒を飲むことでいろんな問題があった人にとっては、お酒をやめることで、いろんなメリットがあると思います。でも、一方でお酒をやめることによって失ったものも多数あります。お酒をやめようと思っていてもやめられない人は、これらのものを失うことをとても恐れると思います。僕も実際、お酒をやめなければいけないと言われたときには、そうでした。何度か隠れ飲みをしてい... 【断酒の現実】お酒をやめて失ったもの【諦めないといけません】 - こうぷーぶろぐ |
お酒を飲まなくなって得たもの
逆に、お酒をやめて得られるものもたくさんあります。
得られるものはたくさんあるのですが、どれも、お酒で得られる良いことに比べて、即効性に欠けます。
例えば、お酒に使った大量のお金。
お酒だけではなくて、それに関連していろんなお金を使っていたと思います。
それが、そのまま別のことに使えるようになります。
そして、膨大な時間。
これも、お酒を飲んでいたら、ムダに大量の時間を浪費していたのが、有効なことに使えるようになります。
【お酒をやめて得たもの】
- 健康な生活
- 人間関係が良くなる
- お金
- 時間
- 頭がよくなる
- 考えがポジティブになる
人間関係についても、お酒でトラブルを抱えていたのなら、そのようなことはなくなります。
揉めていた人間関係も、改善することもあるでしょう。
さらに、頭も冴えるようになります。
やっぱり、お酒というのは脳にはよくないと思います。
脳が委縮するのは、有名な話です。
それだけではなくて、普段の生活でも、実感としても頭がスッキリして、思考が鋭くなるような気がします。
最初に書いた、体が健康になることも含めて、これだけ良いこともあります。
僕は、断酒・禁酒をして4年半以上になります。13年ぐらい前に僕は、慢性膵炎を患いました。それによって、お酒をやめなければならなくなりました。しかし、慢性膵炎になってから4年ぐらいたった後、体も健康になり、もう、お酒を飲んでも大丈夫なんじゃないか?と勝手に思い始め、家族に隠れて再び飲酒を始めてしまいました。その後、お酒をやめなければならないのにも関わらず、約4年間に亘って、お酒をやめることができませんでした。隠れ飲みを見つかっては、断酒をし、そしてまた隠れ飲みをするということを繰り返しました。家族に... 【断酒・禁酒の現実】 お酒をやめたら何かいいことあるの?【メリットはいろいろあ... - こうぷーぶろぐ |
トータルでよいか悪いか
さて、果たして、お酒をやめて、トータルでよいのか悪いのか?
これまで見てきた通り、お酒をやめてよいこともありますが、失ってしまうこともあります。
並べてみてみると、お酒を飲んでよいことは、短期的、その場での楽しみ、即物的な感じがします。
一方で、お酒をやめてよいことは、長期的、長い人生における楽しみ、観念的な感じです。
どちらも、一長一短あるとは思います。
でも、やっぱりお酒を飲むことのほうが、人生をトータルで見たときに損をしてしまうように感じます。
特にお酒をついつい飲みすぎてしまって、いろんなことに影響が出てしまう人はなおさらです。
でも、生きている中で、瞬間的に心地よい気分になりたいことがあるのも確かです。
ですから、節度ある飲み方ができる人は、お酒を適切に飲んで楽しめればいいと思います。
一方で、僕のように体を壊してしまったり、お酒で問題を起こしてしまうような人は、やめていくほうがいいんだと思います。
体をさらに壊してしまうリスクや、もっと問題を起こしてしまうような飲み方をしてまで、お酒を飲むメリットはないように思います。
これも、冷静に考えての話なので、実際にダメと分かっていてもお酒を飲んでしまう人は、そこまで考えていません。
そこが、お酒をやめることの難しさでもあります。
僕は去年の8月の末から断酒を始めて、今日で322日目(7月22日現在)です。これまで、1年近く断酒をずっと続けてきました。でも、毎日生活する中で、お酒をやめるということを続けることの難しさを感じることがあります。他の断酒を続けている人の話を聞いても、みんなそれぞれ、いろんな難しさを抱えています。まず、基本的に、人間が一度知ってしまった快楽を抑制し続けるということは、とても難しいことです。特にお酒は、一度依存してしまうと、それから逃れるのは本当に至難の業です。今日は「断酒を続けることの難しさ」について... 【断酒1年継続者が感じる】断酒を続けることの難しさ - こうぷーぶろぐ |
お酒を飲まない生活も、悪くはないと思う
僕は、実際にお酒をやめてみて、お酒を飲まない生活も悪くはないと思っています。
今年の始めから、オンライン英会話、Webライティング、Twitter、このブログ、コンピュータプログラミングの勉強など、新たにいろんなことにもチャレンジするようになりました。
それも、お酒をやめて、時間もでき、頭も冴えるようになって、考え方もポジティブになったからこそできていることだと思います。
これを続けていくと、以前のお酒を飲んでダラダラしていた生活と比較すると、ものすごい違いが出てくると思います。
まだ、いろんなことを始めて半年過ぎたぐらいですが、それでも、去年の今頃と比べれば、やっていることや考えていることが、全然違っています。
そう考えれば、お酒を飲まない生活というのも、悪くはないと思っています。
確かに、あの心地よい酔いの感覚を味わうことは二度とありません。
でも、それ以上に人生トータルで考えると、お酒をやめることで得るものが、多いように思っています。
まとめ
今日は、お酒をやめて感じていることについて書いてみました。
確かに、メリットデメリットはありますが、トータルすると僕にとっては、お酒をやめていることは、メリットのほうが多いように思います。
適切にお酒を飲める人はお酒を楽しむことはよいと思います。
でも、何らかの問題がある人は、そのリスクを取ってまで、お酒を飲む必要はないのではないかと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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