【時期・段階別】断酒を続けるのに必要なこと【経験談も含む】

断酒、禁酒、お酒

断酒を続けることは、とても難しいことです。

これまで、ずーーっと飲んでいたお酒をやめて生きていかないといけないですから。

お酒をやめると、失うものもたくさんあります。(どのようなものを失うかについては、こちら。)

僕は、断酒をして今日で311日目(2020年7月23日現在)です。これまで、このブログでも書いてきた通り、お酒をやめてよかったこともたくさんあります。特に、お酒を飲むことでいろんな問題があった人にとっては、お酒をやめることで、いろんなメリットがあると思います。でも、一方でお酒をやめることによって失ったものも多数あります。お酒をやめようと思っていてもやめられない人は、これらのものを失うことをとても恐れると思います。僕も実際、お酒をやめなければいけないと言われたときには、そうでした。何度か隠れ飲みをしてい...
【断酒の現実】お酒をやめて失ったもの【諦めないといけません】 - こうぷーぶろぐ

それを受け入れながら生きていかなければなりません。

断酒にもそれぞれ段階があって、その時期・段階によって、断酒を続けるために必要だと思われることがあります。

今日は、断酒を続けている時期によって、やる必要があることについて説明していこうと思います。

とにかく我慢する(初期段階)

一番最初の段階。

お酒をやめ始めてすぐの段階では、とにかくお酒をやめること自体が大切です。

体がお酒を飲まないといられない状態、いわゆる身体依存になっていれば、離脱症状が出ることもあります。

【離脱症状】

  お酒を飲むことをやめたために、体の中のアルコールの量が減って起こる症状

  • 手のふるえ、悪寒、寝汗、イライラ、不安、焦燥感、睡眠障害など。
  • ひどい場合には、幻聴(聞こえるはずのないものが聞こえる)、幻覚(ないものが見える)が起こることも…。

身体依存がなくても、精神的に依存していれば、ちょっとしたことでお酒に手が伸びそうになります。

それでも、まずはお酒をとにかく飲まないようにしないといけません。

このように、断酒の当初はとても苦しい時期を過ごさないといけません。

それでも、まずやめるためにはこの時期を、我慢してでもやり過ごさなければならないのです。

どうしても、断酒をするのがしんどくて、どうしようもないような場合には、専門医院にお世話になることも考えないといけません。

具体的なやめ方については、別のブログでも書いています。

お酒の飲みすぎで、体を壊してしまった。お酒を飲むと、いつも人に迷惑をかけてしまう。お酒を飲むと、記憶がなくなることがある。家族からお酒をやめるように言われている…。いろんなことが原因で、「お酒をやめないといけない」と思っている人は多いと思います。でも、「どのようにすれば、断酒・禁酒ができるのか、分からない」という人もたくさんいらっしゃると思います。断酒・禁酒をするということは、言うだけならば、すごく簡単なことなんです。「要するに、毎日、お酒を飲まなければいい」ということだけなんです。でも、これ...
【断酒・禁酒4年半継続者が語る】どうやって断酒・禁酒を始めるか?(具体的な方法... - こうぷーぶろぐ

生活習慣を変える(中期段階)

最初の苦しい時期を乗り越えると、お酒をやめること自体はだんだん大丈夫になってきます。

しかし、お酒を飲んでいたころと、普段の生活の仕方が変わってきます。

例えば、すぐにわかることでは、お酒を飲んで過ごしていた時間がすべてフリーになります。

毎日、3時間も4時間も酔いの中で過ごしてきた時間が、お酒の酔いのないクリアな時間に変わります。

お酒を飲んでいた時間が、全部フリーになるので、

すごくたくさんの時間ができます。

このことは、一見、良いことのように思えるのですが、逆にすることがないということで、お酒に戻ってしまう人もいます。

そのようにならないためには、生活の仕方を変えていく必要があります。

また、今まで、お酒でごまかしてきたいろんな問題とも、正面から向き合わないといけなくなります。

 【断酒の中期段階】

  • お酒を飲んでいた時間がフリーになる
  • お酒なしにいろんな問題と向き合わないといけなくなる
  • これまでの生活の習慣を変える必要がある
  • 趣味や新しいことに取り組む
  • 運動なども生活に取り入れる

そんなことを考えると、今までの生活習慣と、違った毎日を送らなければなりません。

断酒を続けていくためには、これまでお酒でごまかしてきたストレスも、何らかの形で解消する必要もあります。

そのためには、何か趣味や新しいことを始めるのがいいかもしれません。

さらに、健康でいるためにも、ジョギングやジムに通うなど、体を動かすことをするのもいいと思います。

このような方法で、お酒を飲んでいた時と生活習慣を変えていく必要があります。

生活習慣を変えることができると、断酒も続けやすくなります。


生き方を変える(最終段階)

生活習慣を変えて、断酒が安定し、断酒の期間がある程度長くなってくると、最終段階に入ります。

僕の考えでは、最終段階に至るためには、生き方を変えていく必要があると思っています。

お酒を飲んできた間は、多くの人は、嫌なことがあると、お酒を飲んで、そのことを忘れるようにしてきました。

でも、断酒を続けるということは、そのような嫌なことからも逃げることなく、お酒を飲むことなしに、真正面から受け止めていかなければなりません。

真正面から受け止めていくためには、生きていく上での考え方を変えていく必要があります。

お酒をやめていくという世界では、断酒をしていくことを、”新生”と言ったりします。

このことは、新しく生まれ変わって、今までの生き方と違う生き方をしていく、ということを意味していると思います。

このように、断酒を最終的に長く続けていくためには、生き方を変えていく必要があります。

お酒を飲んでいたころに、打算的な生き方をしていたのであれば、それを変えなければいけません。

そこが変わらない限り、お酒が本当に必要ない人間にはなれないからです。

このように、最終的にずーっとお酒をやめていくためには、お酒の必要のない生き方で生きていくために、生き方そのものを変えていく必要があります。

まとめ

断酒を続けていくためには、それぞれの段階で必要なことがあります。

【初期段階】とにかくお酒をやめること

【中期段階】生活習慣を変えること

【最終段階】生き方をかえること

それぞれの段階に応じて、やるべきことは変わってきます。

でも、どの段階においても、何かを頑張っていかないといけません。

お酒をやめていく道は、なかなか厳しいものではあります。

でも、それによって得られるものは、たくさんありますよ。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

こうぷー

コメント