コロナパンデミックによる入国制限も緩和の方向に進んでいます。
入国規制が緩和されると、以前のように日本を訪れる外国人も多くなると予想されます。
日本への外国人観光客の入国制限が緩和されるようです。これまでも、徐々に緩和はされてきましたが、ツアー客に限るなどの制限が多かった。それらについても、撤廃されるような方向で検討が進んでいるようです。旅行業界、航空業界にとっては、厳しい状況が続いてきたので、期待されるところです。今日は、この話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。Japan is reviewing its border control policy of keeping daily entries below 50,000 and will remove it in the "not so distant future,&q... 【英字新聞を読む】日本は「それほど遠くない将来」に入国制限を撤廃する、と当局... - こうぷーぶろぐ |
そのような中で、千葉の成田空港が、中長期計画として、現在3つあるターミナルを1つに統合するという計画を明らかにしたようです。
同時に3本目の滑走路の整備と2本目の滑走路の延長の計画も明らかにした。
地元の理解が必要ということで、まず地元に対して説明をしたようです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
東京の東にある成田国際空港の運営会社は、既存の 3 つのターミナルビルを 1 つに統合することを検討していると、9 月 14 日に発表しました。
Narita International Airport Corp. in the city of Narita, Chiba Prefecture, unveiled a medium- to long-term concept of building a new “One Terminal” facility, though the scale, location and cost are yet to be determined.
千葉県成田市の成田国際空港株式会社は、規模や立地、費用などは未定だが、中長期的な新「ワンターミナル」施設の建設構想を明らかにした。
The company plans to build a new 3,500-meter-long third runway and extend its existing Runway B (2,500 meters) by 1,000 meters by March 2029. In line with this project, it intends to organize the terminals in steps to respond to the increase in travelers.
同社は、2029 年 3 月までに 3,500 メートルの新しい第 3 滑走路を建設し、既存の B 滑走路 (2,500 メートル) を 1,000 メートル延長する予定です。このプロジェクトに沿って、旅行者の増加に対応するためにターミナルを段階的に整理する予定です。
The new concept was revealed in an opinion exchange meeting held at the Chiba Prefectural Government building attended by Chiba Gov. Toshihito Kumagai, Narita International Airport President Akihiko Tamura and the mayors of nine municipalities around the airport.
千葉県庁で行われた意見交換会では、熊谷利仁千葉県知事、田村昭彦成田国際空港社長、周辺9市町村長らが出席し、新構想が明らかになった。
The operator intends to establish a panel comprising experts, the prefecture’s vice governors and local mayors, and draw up concrete plans by March 2023. It will also proceed with discussions about the development of a new cargo area.
2023年3月までに有識者や副知事、市長らで構成する協議会を設置し、具体的な計画を策定する。また、新たな貨物エリアの整備についても協議を進める。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
東京の東にある成田国際空港の運営会社は、既存の 3 つのターミナルビルを 1 つに統合することを検討している(is considering consolidating its three existing terminal buildings into one)と、9 月 14 日に発表しました。
成田空港会社が、ターミナルビルに関する発表をしたようです。
現在3つあるターミナルビルを1つに統合することを検討している。
どのように統合を考えているのでしょうか?
完全に1つのビルにすることは難しいので、シンガポールのチャンギ空港みたいにターミナル間を自動運転列車で結ぶようなことかもしれません。
“is considering consolidating its three existing terminal buildings into one”で「既存の3つのターミナルビルを1つに統合することを検討している」と訳しています。
“consolidate”は「強固にする、合併する、統合する、集約する」というような意味。
千葉県成田市の成田国際空港株式会社は、規模や立地、費用などは未定だが(though the scale, location and cost are yet to be determined)、中長期的な新「ワンターミナル」施設の建設構想を明らかにした(unveiled a medium-to-long-term concept of building a new “One Terminal” facility)。
成田空港会社は、中長期的な構想として新「ワンターミナル」構想を明らかにした。
まだ、規模や立地、費用などは未定ということで、構想のみの話のようです。
“though the scale, location and cost are yet to be determined”で「規模や立地、費用などは未定だが」と訳しています。
“though”で「~だけれども」という使い方。基本的な使い方です。
同社は、2029 年 3 月までに 3,500 メートルの新しい第 3 滑走路を建設し、既存の B 滑走路 (2,500 メートル) を 1,000 メートル延長する予定です(plans to build a new 3,500-meter-long third runway and extend its existing Runway B (2,500 meters) by 1,000 meters by March 2029)。このプロジェクトに沿って、旅行者の増加に対応するためにターミナルを段階的に整理する予定です(intends to organize the terminals in steps to respond to the increase in travelers)。
成田空港会社は、2029年までに3,500m級の第3滑走路を建設しようとしている。
さらに、現在のB滑走路も2,500mから3,500mに延長する予定。
これらのプロジェクトは、旅行客の増加に対応するためのもの。
同時にターミナルの統一化も段階的に進めていく予定だということです。
“intends to organize the terminals in steps to respond to the increase in travelers”で「旅行客の増加に対応するためにターミナルを段階的に整理する予定です」と訳しています。
“intend to ~”は「~するつもりである」という意味。
“in steps”で「段階的に」と表現しています。
千葉県庁で行われた意見交換会では、熊谷利仁千葉県知事、田村昭彦成田国際空港社長、周辺9市町村長らが出席し、新構想が明らかになった(the new concept was revealed)。
この構想が明らかになったのは、千葉県庁での意見交換会。
千葉県知事や成田空港の周辺市町村長、成田空港会社の社長が参加した。
そこで、今回の滑走路の建設やターミナルの一体化構想が明らかになったということです。
成田空港は、開港前から反対派運動が激しかったので、周囲の自治体等との連携が重要です。
一方で、羽田が国際化されてからは、魅力を継続しないと羽田に路線を持っていかれてしまいます。
“the new concept was revealed”で「新構想が明らかになった」と訳しています。
“reveal”は「見せる、公開する、明らかにする」という意味。
2023年3月までに有識者や副知事、市長らで構成する協議会を設置し(establish a panel comprising experts, the prefecture’s vice governors and local mayors)、具体的な計画を策定する(draw up concrete plan)。また、新たな貨物エリアの整備についても協議を進める(will also proceed with discussion)。
成田空港の計画を具体的にするために、来年の3月までにこれらの計画を策定するための協議会を設置する。
その協議会には、有識者や地方公共団体の副知事、市町村長などが参加する。
そして、どのように中長期の計画を進めるのかを決めていくということです。
また、新たな貨物地区の計画についても同時に検討していく。
“draw up concrete plan”で「具体的な計画を策定する」と訳しています。
“draw up”には「(計画などを)練る、起草する、策定する」などの意味があります。
“concrete”は「コンクリートの」という意味もありますが、ここでは「具体的な」という意味。
今日は、成田空港が、3つのターミナルを1つに統合する中長期計画を明らかにしたという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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