日本には、2年以上前のコロナパンデミック以来、外国人観光客の通常の入国を拒否してきていました。
外国では、既に外国人観光客の受け入れも進んでいる中で、日本だけが慎重になっています。
政府は、6月10日から小規模の外国人観光客ツアーの受け入れを始めるということを発表しました。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
岸田文雄首相は木曜日、COVID-19の開始から2年以上中断されていたインバウンド観光の完全な再開への道を開くために、外国人観光客が6月10日からパッケージツアーで日本に入国することを許可されると述べた。
The move comes after Japan began a trial of package tours involving foreign tourists on Tuesday. The visitors need to be vaccinated three times, including a booster shot, to participate in the tours, which each consist of a small number of people.
この動きは、日本が火曜日に外国人観光客を巻き込んだパッケージツアーの試験を開始した後に起こります。訪問者は、それぞれが少数の人々で構成されるツアーに参加するために、ブースターショットを含めて3回ワクチン接種を受ける必要があります。
Japan is currently the only Group of Seven country still refusing to allow the normal entry of foreign tourists.
日本は現在、外国人観光客の通常の入国を許可することをまだ拒否している7カ国の唯一のグループです。
The government has already said it will raise the daily cap on new arrivals to 20,000, up from the current 10,000, after it started allowing limited entry of foreign students, business travelers and academics in March.
政府は、3月に留学生、ビジネス旅行者、学者に制限した入国を始めた後、新規入国者の1日あたりの上限を現在の1万人から2万人に引き上げるとすでに述べている。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
岸田文雄首相は木曜日、COVID-19の開始から2年以上中断されていた(has been suspended for more than two years)インバウンド観光の完全な再開への道を開くために(paving the way for the full resumption of inbound tourism)、外国人観光客が6月10日からパッケージツアーで日本に入国することを許可される(foreign tourists will be allowed to enter Japan on package tours from June 10)と話した。
岸田総理が木曜日に、外国人観光客の受け入れについて、話をしたようです。
外国人観光客が、6月10日からパッケージツアーで日本に入国することを許可する。
これは、COVID-19のパンデミックが始まってから2年以上中断されていた外国人観光客の受け入れの再開への道を開くことになります。
“paving the way for the full resumption of inbound tourism”で「インバウンド観光の完全な再開への道を開くために」と訳しています。
“pave”は「舗装する、敷く」というような意味があります。”paving the way”で「道を開く」ということになります。
“resumption”は「回復すること、再開すること」という意味。
この動きは、日本が火曜日に外国人観光客を巻き込んだパッケージツアーの試験を開始した後に起こります(comes after Japan began a trial of package tours involving foreign tourists on Tuesday)。
訪問者は、それぞれが少人数の人々で構成される(which each consist of a small number of people)ツアーに参加するために、ブースターショットを含めて3回ワクチン接種を受ける必要があります(need to be vaccinated three times, including a booster shot)。
日本は、火曜日から外国人観光客のパッケージツアーの実験を開始しています。
コロナパンデミックが始まってから、約2年が経過しています。これによって、日本の観光業界は大打撃を受けました。さらに、去年の末にはオミクロン株が大流行をして、さらに外国からの観光客の受け入れ禁止期間が延びています。しかし、日本人のコロナワクチン接種率も上がり、オミクロン株による重症化がさほどでもないという状況が見えてきています。そこで、日本政府は、外国人観光客の受け入れを徐々に開放しようとしているようです。今日はこの話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。The estima... 【英字新聞を読む】日本への訪問者は2019年比で95%少ないですが、小さなツアーが... - こうぷーぶろぐ |
この実験の後、6月10日からツアー客の受け入れを開始するということです。
でも、ツアー客は少人数でかつ3回のワクチン接種を受けているという条件があります。
ヨーロッパやアメリカの人たちは、あまりツアーで来ないので、アジアの人が中心になるんでしょうか?
“which each consist of a small number of people”で「それぞれが少人数の人々で構成される」と訳しています。
“consist of ~”は、「~で構成される」という有名な熟語です。
日本は、外国人観光客の通常の入国を許可することをまだ拒否している(still refusing to allow the normal entry of foreign tourists)、現在7か国の唯一のグループです(is currently the only Group of Seven country)。
日本は、先進7か国の中で唯一外国人観光客の通常の入国を拒否しているようです。
他の先進国は、既に外国人観光客の通常の入国を許可している。
なので、早く受け入れた方がいいという圧力もかかってきたのだと思います。
“is currently the only Group of Seven country”で「現在、7か国グループで唯一」と訳しています。
“currently”は「現在は、いまのところ」という意味の副詞。
政府は、3月に留学生、ビジネス旅行客、学者に制限した入国を始めた後、新規入国者の1日当たりの上限を現在の1万人から2万人に引き上げる(it will raise the daily cap on new arrivals to 20,000, up from the current 10,000)とすでに述べています(has already said)。
日本政府は、3月に留学生、ビジネス旅行客、学者に制限した入国は認めています。
そして、既に1日当たりの入国者数の上限を、現在の10,000人から20,000人に引き上げることを発表しています。
そして、5月末からのツアー客の試験的な受け入れ、6月10日からの小規模ツアーの受け入れへと進んでいます。
“it will raise the daily cap on new arrivals to 20,000, up from the current 10,000″で「新規入国者の1日当たりの上限を現在の1万人から2万人に引き上げる」と訳しています。
“the daily cap”で「1日当たりの上限」という意味。
“cap”は「帽子」という意味の他に「上限」という意味があります。想像しやすいですけどね。
今日は、日本がようやく観光客の通常の入国を許可するという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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