原油の価格が急騰しています。
原油先物の価格は、先週の金曜日の終わりには7,600ドルぐらいでした。
それが、今朝の最初には8,000ドルを超えました。
400ドルということは、5万円ぐらい違う。
以前から、産油国は、8,000ドルぐらいでないと、採算が合わないという話はありました。
とは言え、最近は8,000ドルを割る価格でかなり長い間推移していました。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは、記事全体を見てみたいと思います。
世界最大の石油輸出国数か国が予想外の減産を発表した後、原油価格が急騰した。 取引が始まると、ブレント原油の価格は 1 バレルあたり 5 ドル以上、つまり 7% も跳ね上がり、85 ドルを超えました。
The increase came after Saudi Arabia, Iraq and several Gulf states said on Sunday they were cutting output by more than one million barrels a day.
この上昇は、サウジアラビア、イラク、およびいくつかの湾岸諸国が日曜日に、日量 100 万バレル以上の減産を発表した後に起こりました。
Saudi Arabia is reducing output by 500,000 barrels per day and Iraq by 211,000. The UAE, Kuwait, Algeria and Oman are also making cuts.
サウジアラビアは日量50万バレル、イラクは21万1000バレル減産している。 UAE、クウェート、アルジェリア、オマーンも削減しています。
A Saudi energy ministry official said the move was “a precautionary measure aimed at supporting the stability of the oil market”, the official Saudi Press Agency said.
サウジアラビアのエネルギー省当局者は、この動きは「石油市場の安定を支援することを目的とした予防措置」であると述べた、と公式のサウジ通信社は述べた。
では、1文ずつ細かく見ていきたいと思います。
世界最大の石油輸出国数か国が予想外の減産を発表した(announced surprise cuts in production)後、原油価格が急騰した(oil prices have surged)。 取引が始まると、ブレント原油の価格は 1 バレルあたり 5 ドル以上、つまり 7% も跳ね上がり(jumped by more than $5 a barrel, or 7%)、85 ドルを超えました。
世界最大の産油国が、突然の減産を発表したようです。
この土日に減産の発表をしたため、月曜日に始まった原油の取引で価格が急騰しました。
1バレル当たり5ドル、すなわち7%も価格が上昇したと言っています。
“surge”は「急に高まる、急騰する、急上昇する」という意味の動詞。
OPECプラスの2日の追加減産表明で原油価格が急騰している。WTIの先物価格は3月31日終値比5ドル高の1バレル=80ドル超となった。 原油価格急騰 OPECプラスが追加減産決定のサプライズ 1バレル80ドル超 - IG |
この上昇は、サウジアラビア、イラク、およびいくつかの湾岸諸国が日曜日に、日量 100 万バレル以上の減産を発表した(said on Sunday they were cutting output by more than one million barrels a day)後に起こりました(came after)。
月曜日の原油価格の高騰は、湾岸諸国が一斉に原油の産出量を、1日あたり100万バレル以上減産すると発表したために起こりました。
これは、前触れがなかったので、大きなショックとなりました。
そもそも、原油の価格は8,000ドルでないと採算が取れないという話もありました。
“came after”で「その後に起こった」と表現しています。
サウジアラビアは日量50万バレル、イラクは21万1000バレル減産している(is reducing output)。 UAE、クウェート、アルジェリア、オマーンも削減しています(are also making cuts)。
減産をする産油国の状況を説明しています。
サウジアラビア、イラク、UAE、クウェート、アルジェリア、オマーンが減産をしています。
これまで、アメリカは、このような時に自国の原油の増産で対抗してきました。
今回はどのように対応するつもりなのでしょうか?
サウジアラビアのエネルギー省当局者は、この動きは「石油市場の安定を支援することを目的とした(aimed at supporting the stability)予防措置(a precautionary measure)」であると述べた、と公式のサウジ通信社は述べた。
サウジアラビアの当局者のコメントが載っています。
この突然の減産の発表は、「石油市場の安定を支援するための予防措置」だと言っています。
やはり、8,000ドルを割るような状況が続くことは、産油国にとっては厳しいということのようです。
なので、突然の減産を発表して、少なくとも8,000ドルに戻したかったということのようです。
“precautionary measure”で「予防措置」と訳しています。
少し難しい単語です。
今日は、サウジアラビアを始めとする産油国が、突然の減産発表を行ったという話題を取り上げました。
このことによって、原油の先物価格は高騰し、約8%も上がるということになりました。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
コメント