今日は、航空業界の話です。
コロナで厳しい状況が続いている航空業界ですが、短距離を中心に少しずつ回復してきています。
ヨーロッパでも、キチンとワクチン接種をしていたら、大陸内は比較的自由に行き来できるようになっているみたいです。
そんな中、長距離路線が収入の大部分だったブリティッシュ・エアウェイズが、短距離子会社を作ろとしたのですが、パイロット協会の支援を得られずに計画を断念したようです。
今日の記事は、そのような内容を伝えています。
では、記事を読んでいきます。
ブリティッシュ・エアウェイズは、ロンドンの2番目に大きな空港であるガトウィックで格安航空会社を立ち上げる(launch a low-cost carrier)計画を断念した(has abandoned)。
そして、新しい取り組み(the new initiative)を廃止する決定(decision to scrap)をしたパイロットたちを非難した(blaming)。
イギリスのブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が格安航空会社の立ち上げを計画していたみたいです。
でも、パイロットがこれを捨てた(scrap)と言っています。
そのことについて、BAはパイロットたちを非難している。
“has abandoned”は「断念した」ということで現在完了形。
「断念してしまった」と行為が完了してしまったという感じでしょうか。
ブリティッシュ・エアウェイズがライアン・エアーやイージージェットと競争する(compete)短距離子会社の計画を発表して(unveiled plans)から1カ月もたたないうちに破綻がやってきました(the reversal comes)。
(これらの会社は)ブリティッシュ・エアウェイズが利益の大部分を生み出していた(used to generate most of its profit)大西洋横断やその他の長距離ルートよりパンデミックから早く回復している(is recovering more quickly)航空分野にいる。
ブリティッシュ・エアウェイズは、今まで大部分の利益を出していた長距離路線のパンデミックからの回復が遅いので、子会社の計画を発表していた。
その子会社は、ライアン・エアーやイージージェットと競争することになる短距離路線の会社でした。
短距離路線の方が、回復が早かったので、その航空分野に参入しようとした。
でも、それは、1カ月もたたないうちに破綻してしまった。
“reversal”「破綻」という単語ですが、「逆転させること」の意味もあります。
この文は長いので、何がどこにかかっているのかなどを理解するのが難しいです。
日本語でも、長い文は理解しにくいので、できるだけ短文の方がいいと思います。
航空業界では、短距離便から需要が回復しているというのは、別の記事でも取り上げました。
アメリカでも、国内線から回復しているようです。
「私たちは、ガトウィックでの短距離子会社(a new short-haul subsidiary at Gatwick)の私たちの計画が「ブリティッシュ・エアウェイズパイロット協会」の支援を受けられなかったことに失望している(disappointed)」と、インターナショナルエアラインズグループが所有するブリティッシュ・エアウェイズは木曜日に声明の中で述べた。
ブリティッシュ・エアウェイズのオーナーが、インターナショナルエアラインズグループというもののようです。
そこが、声明で発表したのは、ガトウィックでの短距離子会社の計画が、ブリティッシュ・エアウェイズパイロット協会の支援を受けられなかった。
なので、この計画がダメになったと言っているようです。
「空港からのヨーロッパのフライトで何年もお金を失った(losing money)後、パンデミックから抜け出した(coming out of the pandemic)ことが明らかになり、私たちはガトウィックを収益性と競争力(profitable and competitive)があるものにする計画が必要になりました。」
会社は、ガトウィックでのスロットを「代替的に利用すること(alternative uses)」を追求するということを付け加えた。
ブリティッシュ・エアウェイズはヨーロッパフライトで長年お金を失ってきていたようです。
そして、パンデミックから抜けて、ガトウィックでの収益性と競争性が必要だと分かった。
ガトウィックでの飛行機を飛ばす権利(スロット)を追求することにした。
このようなことを、コメントしています。
ブリティッシュ・エアウェイズは、コロナウィルス関連(coronavirus-related)の渡航禁止令(travel restrictions)の影響を特に(particularly)受けています。
何故なら、その事業の大部分(the bulk of its business)が長距離便に依存している(relies on long-haul flights)からです。
特に北米と英国の間では最近制限が緩和された(been relaxed)ばかりです。
ブリティッシュ・エアウェイズは、コロナウィルスの影響を特に受けている。
それは、長距離路線は渡航禁止令が発令されているからです。
ブリティッシュ・エアウェイズは、その長距離路線に事業の大部分は依存している。
だから、回復がなかなか進まないようです。
“the bulk of its business”「その事業の大部分」という表現は覚えたいですね。
“bulk of”で「大部分」と訳せます。
比較すると(by comparison)、主に(predominantly)ヨーロッパ内の路線にサービスをしているライバルのライアン・エアーとイージージェットは、夏の間、乗客の交通量(passenger traffic levels)が大幅に回復した(experienced a stronger recovery)。
大陸で完全にワクチン接種した旅行者(fully vaccinated travelers)に対する制限が少ないおかげで(thanks to)…。
ブリティッシュ・エアウェイズが苦戦しているのと比較して、ライアン・エアーとイージージェットの夏の間の乗客者数は大幅に回復した。
これは、完全にワクチン接種をしていれば、ヨーロッパ大陸内の移動の制限が少なかったことのおかげのようです。
このように、航空業界でも明暗がはっきりしているようです。
現在は、近距離路線の回復が進んでいる。
長距離は、渡航制限があるので、なかなか乗客の回復は進まないようです。
まぁ、当たり前ですよね。
長距離の場合、行った先で何日間も隔離されたうえで、また戻ってきたら何日間も隔離されるのであれば、旅行には行けませんから。
では、今日の記事はここまで。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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