今日は、コロナワクチンの話です。
少し前に、モデルナ社のワクチンの中に異物が混入しているのが見つかった、という話がありました。
予防接種の中止など、それなりに大きな反応がある事態になりました。
一旦、その騒ぎも収まったように見えていたのですが、また、別のところで異物が混入しているのが見つかったようです。
今日の記事はイギリスの記事からピックアップしたのですが、日本での話なのに、わりとメインの記事として取り上げれています。
これを見ると、世界でも、それなりにこの異物混入というのは、注目をされているようです。
イギリスでは、どのように報道されているのでしょうか?
では、今日の記事を読んでいきます。
薬剤師は、いくつかの黒い粒子を見ました(saw several black particles)。
1つのワクチンの小瓶の中に(in one vial of the vaccine)…。
神奈川県で…。当局によると(according to authorities)…。
まずは、文章の最初の方から順番に、読み下してみました。
“vial”は「小瓶」という意味。薬や香水を入れる小瓶です。
これまでも、日本のいろんなところで、異物の混入が発見されています。
今回は、神奈川県で発見されました。
これまでと同じく、モデルナ社のコロナワクチンです。
約3,790の人々がすでに1回分の量の注射をされていました(received shots from the batch)。
残りの1回分の量の瓶の液体は、使うのを保留になりました。
“batch”というのはちょっと訳しにくいですね。
「1回分の束」とか「1回分」とかという意味です。
1回分の小瓶のことだと考えるとわかりやすいかもしれません。
ちょっとした補修材みたいな感じでしょうか。
コンピュータソフトでも、バグのようなものに対して、「バッチファイル」なんていって、修正プログラムを読ませるようなことをしますよね。
日本では、少し前にもモデルナ社のワクチンに異物混入(contamination)が発見されていました。
その発見のために約163万回のモデルナの用量(1.63 million Moderna doses)の使用を停止してから、1週間も経っていません(it comes less than a week)。
そうですよね。
これまでにも、日本のいろんな地域で、モデルナ社のワクチンに異物が入っているのが発見されていました。
発見されてしばらくの間は、モデルナ社のワクチンの注射はストップされていました。
でも、再開して間もなく、また異物が混入されている瓶が、再び見つかったということのようです。
薬剤師は、ワクチンを使用する前(before the vaccine’s use)に異物をチェックしているときに(while checking for foreign substances)黒い粒子を発見した。
以前に見つかっているので、より慎重に見ることになっているとは思います。
発見した薬剤師さんも驚いたのではないかと思います。
それにしても、再開したばっかりなのに、またすぐに見つかるというのは、少し怖い気がします。
注射の国内販売業者は、汚染されている疑いのある(suspended to be contaminated)小瓶を収集しました。
まぁ、当たり前ですね。
武田薬品工業だと思うのですが、急いでモデルナ社の注射液を回収した。
このような場合、同じ時に製造されたものをすべて回収するのが普通です。
たまに食品でも、異物混入というのがニュースになっているときがあります。
その時も、同じ時期に製造したものは、全部回収するのが普通です。
なので、今回の場合も、同じ時期に製造したものは、全部回収が普通だと思います。
地元のメディアの報道は言っている(local media reports say)。
汚染された可能性のあるワクチン(the potentially contaminated vaccine)によって引き起こされた健康被害(health hazards)の証拠があるというのは今のところ(so far)ありません。
幸いなことに、現在までに、健康被害が出ているという報道は出ていません。
かと言って、注射は、直接体に打ち込むものなので、ちょっと怖いですよね。
病気にかからないように、予防接種を受けるのに、その液体の中に異物が混入されているというのは。
実は、僕も明日、モデルナ社のワクチンを2回目の接種をするのですが、ちょっと気になりますね。
でも、僕は、基本的に楽観主義なので、このようなことが起こると、みんなより慎重に見てくれるので、逆に安全と考えてしまう方です。
怖がる人は怖がると思いますね。
予約を取り消している人も、いるんじゃないかと思います。
日本でワクチンを販売している武田薬品工業は、約56万本の小瓶のいくつかに「外来物質」が見つかった(“foreign materials” were found)あと、先週に3つの薬品を保留(on hold)にしました。
販売元でチェックをしても、いくつかの瓶で異物が発見されているようです。
これだけ見つかると、一定割合、異物が混入しているんじゃないか?と疑ってしまいます。
56万本に対して3本?
割合的には大したことないかもしれませんが、そういうことではありません。
このようなものには、1本でも異物が混入しているべきではありません。
スペインの製薬会社のRoviは、ワクチンを瓶詰めしているのですが、スペインの生産ライン(a manufacturing line)が問題の原因の可能性がある(could be the cause of the issue)と述べています。
製造をしているスペインの製薬会社は、コメントを出しています。
やはり、普通に考えても、瓶詰めをしているところで混入している可能性が高いと思われます。
でも、何度も繰り返されるのはなぜなんでしょうか?
調査を行っている(was conducting an investigation)と付け加えている(added)ようです。
スペインの製薬会社は、コメントを付け加えている。
自分たちでも、調査を行っているというコメント。
異物が何かというのを調べれば、原因もわかりそうに思うのですが…。
なかなか、分からないということなんでしょうか?
火曜日に、日本の保健大臣(たぶん厚生労働大臣)は、沖縄南部の予防接種で見つかった異物(foreign matter found in jabs)は、針が誤って小瓶に挿入された(needles being incorrectly inserted into vials)ことが原因であると述べたところだった。
つまり、瓶の中の液体には問題がなくて、針を間違って刺したので、異物が混入したと発表したばかりなのに、また、今度は瓶の中から発見されてしまった。
厚生労働大臣としては、注射する液体自体は安全であるという風に言いたかったんでしょう。
でも、すぐにそれを裏切るような結果が出てしまった。
国民はみんな、「大丈夫かな?」と思うでしょう。
一方で、日本では現在パラリンピックが開催されている中、コロナ患者の急増と戦っている(is battling a spike in Covid cases)。
直接関係があるのかどうかはよくわからないですが、オリンピックが始まってから日本での患者数は増えています。
しかも、全国に広がって言っています。
東京で急速に増えた後、全国に広がって行っている感じ。
今も緊急事態宣言の地域がたくさんあります。
日本の予防接種の展開(roll-out)は比較的遅いrelatively slow)。
日本人の40%が完全に予防接種(fully vaccinated)を受けたぐらい。
すなわち、2回の接種を受けたということですね。
そして、50%が1回の予防接種を受けています(having received one dose)。
1回の予防接種しか受けていない人を入れても、まだ全体の50%しか予防接種を受けていません。
イスラエルなどは、3回目の接種を受けようかと言っているのに…。
先日も、コロナワクチン接種の記事を取り上げました。
そのときは、若者ががコロナワクチンを接種しようと思っても、6分の1の抽選で、なかなか接種できないという内容でした。
東京都の若者に対するコロナワクチン接種の話題です。先週から、予約なしで接種を受けられる会場が設定されたようです。でも、抽選で6分の1ぐらいしか受けられないようで…。接種を受けたい人の不満はたまっているようです。では、今日の記事を見ていこうと思います。A lottery system for COVID-19 vaccinations in Tokyo failed to placate young people’s demand for inoculations, despite the metropolitan government’s move to make the system fairer.東京のCOVID-19ワクチンの抽選システムは、システムをより公平にするための... 【英字新聞読解のコツ!】東京のワクチンくじは若者を待たせ、苛立たせる! - こうぷーぶろぐ |
今日の記事は、最初に書いたとおり、イギリスの記事なんですが、日本のことなのに、このニュースが注目されています。
異物が混入しているというのも、とても興味深い話だと思うのですが、イギリスの人にとっては、日本人の予防接種率の低さもちょっと驚きかもしれません。
では、今日はここまでです。
明日もまた、頑張ります。
こうぷー
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