何もかもがうまく行かなくて、どうしようもなくて、つらい時ってありますよね。
そんなとき、すぐにすべてを投げ出して諦めてしまいたいと思うものです。
でも、本当に正しいと思っていて、望んだ結果を得たいと思うのなら、「つらい時は成長の機会」だと思って諦めずに頑張りましょう。
そうすると、必ず得られるものがあります。
今日は、そんな話を書いてみようと思います。
僕のとてもしんどかった経験
最初に、僕の本当につらかった経験について書いてみます。
僕はこの経験によって、ずいぶん成長をすることができました。
でも、当時は本当にしんどかったです。
途中、心が何度も折れそうになりました。
でも、諦めずに頑張ったことで、最終的には僕が望んだ結果を得ることができました。
それは、10年以上前の話です。
そのころ、僕はグループ会社を管理する本社の部署に所属していました。
当時、あるグループ会社が所有している資産を、本社が買い取るという話が浮上していました。
その理由は、その資産がそのグループ会社では必要でなくなり、そのグループ会社が持ったままだと不良資産になるためでした。
不良資産となると、そのグループ会社は、資産価値を損失計上しなければならず、大きな負債を出さないといけません。
大きな負債を出すと、そのグループ会社はその損失を賄いきることはできず、いわゆる債務超過になってしまうという状態でした。
一方で、本社がその資産を買取れば、本社にとってはその資産は有用と考えることができたので、損失を出す必要はなく、グループ会社を救済することができました。
グループ会社の管理をしている僕としては、グループ会社を債務超過にしたくはないので、その資産を買い取るという話を進めようとしました。
相当大きな額の資産だったので、この判断の決定権者は本社の社長で、僕は社長に何度も説明に行っていました。
しかし、本社の経営企画部門に国からの出向で来ていた、いわゆるキャリア官僚が、僕の案に異議を唱え始めました。
そのような資産を買い取るのは本社にとってよくないと。
僕は彼にも何度も説明をして、買取りは本社にとっても悪くない、グループ会社が債務超過になるほうが本社にとっても不都合だということを説明しましたが、彼は頑として聞きませんでした。
社長も本社の経営企画部門のキャリア官僚がそんなことを言うものだから、僕の主張に疑問を持ち始めるます。
グループ会社で不要になって損失を出さないといけないような財産を買い取るのはよくないのではないか?と。
僕が社長のところに説明に行って、社長を納得させると、それを聞きつけたキャリア官僚は、その直後に社長のところに行ってその話をひっくり返してしまいます。
僕が説明を終えて席についてしばらくすると、社長の秘書から電話がかかり、「社長は資産を買い取るのが本当に本社のためになるのか?と再度おっしゃっているので、また説明に来てください」と言われるのです。
そんなことを何回も繰り返しているうちに、一緒に社長のところまで説明に行ってくれていた上司もだんだん諦めモードになり、僕一人が社長のところに説明に行っているような状態になりました。
それでも僕一人諦めずに社長のところに何度も説明に行き、買取りのリミットがだんだん近づいて、本当に最後の1週間となったところで、とうとう買取りの社長決裁がおりて、僕の案が通ることになりました。
最後まで諦めずに踏ん張る
僕がこの経験から学んだことはたくさんありますが、まず、最後まで諦めずに信じて頑張ることが重要だということです。
諦めてしまっては、その時点ですべてはゲームオーバーで何も得られなくて可能性が全くなくなってしまいます。
諦めずに頑張り続ければ、諦めない限り、たとえわずかでも可能性は残ります。
さらに、それを耐え抜いて最終的に結果をゲットできるかどうかでも、自分に自信がつくかどうかなど得られるものが大きく違ってきます。
結果が、自分の思っていたのと違う結果だと、やっぱり、落胆が残ってしまいます。
最後の最後で、自分が望む結果を得ることができると、自信を得ることができます。
この紙一重の最後の頑張りができるかどうかが、後々大きく違ってきます。
僕は結構あきらめが悪いほうです。周りがもうムリじゃないかと思っていても、なかなか諦めません。それは、諦めずに頑張ったら最後には良い結果が出たということを、何回か経験してきたからかもしれません。今日はそんな話を書いてみようと思います。やろうと思ってできないことはない(年齢的にできないものは除く)身体的、体力的に不可能なことを除いて、基本的にやろうと思ってできないことってそんなにないと、僕は思っています。そりゃ、僕の小さい身長じゃNBAの選手にはなるのは、相当困難です(でも、165cmのNBA選手はいた... 【人生の踏ん張りどころ】諦めたら終わり【可能性がなくなります】 - こうぷーぶろぐ |
でも一方で、たとえ最後まで諦めずに頑張って、結果が得られなかったとしても、後悔をすることはありません。
少なくとも、やることはやったという達成感は少なくとも残るでしょう。
結果を得るために、最後の最後まで頑張ることは重要です。
でも、本当に最後の結果がどうなるかは、たぶん、時の運もあるでしょうし、周りのサポートや相手方の考え方などいろんな要素で決まるので、分からない。
さっき話をした僕の経験でも、最後の最後で振り子がどっちに振れていたか?ぐらいの違いだったのかもしれません。
ピンチを乗り越えられると、次に同じようなことがあっても頑張れる
僕は実は、同じような大きなピンチを3回ぐらい経験しています。
いずれも、最後の最後まで諦めずに頑張って、最後の最後で望んだ結果を得ることができています。
それは、同じような経験を既にしているので、諦めずに頑張れば、最後にはうまく行くかもしれないということを知っているからです。
このように、一度大きなつらいことを乗り越えられると、その経験によって成長して、次に大きなつらいことがあっても、精神的に成長をしているので、ここが頑張りどころだということが分かって頑張れるのです。
そして、最後まで諦めずに頑張った結果、再び結果を得ることができてさらに成長することができます。
頑張っている途中は、本当にしんどいんですけどね。
何度も投げ出そうと思います。でも、そこで頑張るんです。
そうすれば、結果がどうであれ、成長することができます。
本当に正しいと信じていることも重要
つらいことを乗り越えるためには、「自分が主張していることや、自分がやっていることが本当に正しいと自分自身で信じられる」ということが必要です。
最後の最後にひと踏ん張りするためには、こころから自分が正しいと信じられることでないといけません。
そうでないと、何度もつらい思いをしてまで頑張り続けることができないと思います。
自分が言っていることや、やっていることが本当に正しくて、頑張る価値があると心から信じられるからこそ、ギリギリのところで粘り続けることができるのです。
だって、間違っていることに負かされるのは絶対嫌じゃないですか?
僕はそうやって、周囲から見れば驚異の粘りで最後に勝利を勝ち取ることができました。
まとめ
つらい時でも、自分が信じることであれば、最後まで諦めずに粘って粘って頑張りましょう。
それは成長の機会です。
それを乗り越えれば、なかなか得られない経験や人間としての成長をゲットすることができます。
その渦中にいるときは、本当にしんどいです。。
でも、これが成長のための試練だと思って、一生懸命頑張れば、大きなものを得ることができます。
つらい時こそ自分が成長する絶好の機会だと思って、何とかそれを乗り越えられるように頑張りましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
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