【英字新聞を読む】ウクライナから熊本に逃げた少年は母親のことを心配しています!

英語、英会話

今日もロシアのウクライナ侵攻の話です。

ロシアのウクライナ侵攻直前にウクライナから熊本に帰ってきた少年がいるようです。

彼の母親はまだウクライナに残っているので、毎日、彼は母親のことを心配しています。

また、友達や親戚もいるので、彼らのことも心配しています。

今日は、この話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

Boy who fled from Ukraine to Kumamoto worries about his mother
A 12-year-old boy who traveled from Ukraine to Kumamoto City just before the Russian invasion worries every day about the safety of his mother, who remains in the war-torn country.
ロシアの侵略の直前にウクライナから熊本市に旅行した12歳の少年は、戦争で荒廃した国に残っている母親の安全を毎日心配しています。

Yusei was born in Kumamoto and belongs to a family of four that includes his father, a sports instructor named Hidetaka; his mother Valeria; and a 16-year-old brother named Yusuke.
優生は熊本で生まれ、スポーツインストラクターの父、秀隆、彼の母親のヴァレリア、祐介という16歳の兄を含む4人家族に属しています。

When Valeria had to return to Dnipro in Ukraine 6½ years ago to care for her family, the siblings moved there with her. However, the family decided to send Yusei to his father, as tensions with Russia were rising.
ヴァレリアが6年半前に家族の世話をするためにウクライナのドニプロに戻らなければならなかったとき、兄弟たちは彼女と一緒にそこに引っ越しました。しかし、ロシアとの緊張が高まっていたため、家族は優生を父親に送ることにしました。

Yusei returned to Japan on Feb. 20, only four days before the Russians invaded Ukraine. “He really had a narrow escape,” his father said.
優生は、ロシア人がウクライナを侵略するわずか4日前の2月20日に日本に帰国した。 「彼は本当に狭い脱出をしました」と彼の父は言いました。

Yusei learned from news reports that Kyiv, which he visited for a Christmas market, and Kharkiv, where many of his relatives and friends lived, were under attack.
優生は、クリスマスマーケットのために訪れたキエフと、彼の親戚や友人の多くが住んでいたハリコフが攻撃を受けていることをニュース報道から知りました。

He doesn’t know whether some of his friends are safe. He heard that the older students at the swimming school he attended have gone off to war.
彼は友達の何人かが無事かどうか知りません。彼は、彼が通った水泳学校の年長の生徒たちが戦争に出たと聞いた。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

A 12-year-old boy who traveled from Ukraine to Kumamoto City just before the Russian invasion worries every day about the safety of his mother, who remains in the war-torn country.
ロシアの侵略の直前にウクライナから熊本市に旅行した12歳の少年は、戦争で荒廃した国に残っている母親の安全を毎日心配しています。

ロシアの侵略の直前に(just before the Russian invasion)ウクライナから熊本市に旅行した(traveled)12歳の少年は、戦争で荒廃した国に残っている(who remains in the war-torn country)母親の安全を毎日心配しています(worries every day about the safety of his mother)

ロシアの侵攻の直前にウクライナから熊本にやって来た少年がいるようです。

その12歳の少年は、ロシアの侵攻で荒廃したウクライナに残っている彼の母親を心配している。

安全に生きているかどうか、気が気ではないと思います。

“who remains in the war-torn country”で「戦争で荒廃した国に残っている」と表現しています。

“who”は関係代名詞で、直前の”his mother”を説明しています。

“war-torn”で「戦争で荒廃した」という意味。

“torn”は”tear”「引き裂く」という動詞の過去分詞形です。

Yusei was born in Kumamoto and belongs to a family of four that includes his father, a sports instructor named Hidetaka; his mother Valeria; and a 16-year-old brother named Yusuke.
優生は熊本で生まれ、スポーツインストラクターの父、秀隆、彼の母親のヴァレリア、祐介という16歳の兄を含む4人家族に属しています。

優生は熊本で生まれ、スポーツインストラクターの父である秀隆、彼の母親のヴァレリア、祐介という16歳の兄を含む4人家族に属しています(belongs to a family of four)

ウクライナから逃れてきた少年の名前は優生君と言います。

彼は、熊本で生まれて、スポーツインストラクターの父とウクライナ人の母と16歳の兄の4人家族。

そのうち、母親がウクライナに残ったままのようです。

日本人の父親の元に現在は居るということのようです。

“belongs to a family of four”で「4人家族に属している」と表現しています。

“belong to ~”は、「~に属する」という基本的な熟語。よく使う表現です。

When Valeria had to return to Dnipro in Ukraine 6½ years ago to care for her family, the siblings moved there with her. However, the family decided to send Yusei to his father, as tensions with Russia were rising.
ヴァレリアが6年半前に家族の世話をするためにウクライナのドニプロに戻らなければならなかったとき、兄弟たちは彼女と一緒にそこに引っ越しました。しかし、ロシアとの緊張が高まっていたため、家族は優生を父親に送ることにしました。

ヴァレリアが6年半前に家族の世話をするために(to care for her family)ウクライナのドニプロに戻らなければならなかった(had to return to Dnipro)時、兄弟たちは彼女と一緒にそこに引っ越しました(the siblings moved there with her)。しかし、ロシアとの緊張が高まっていたため(as tensions with Russia were rising)、家族は優生を父親に送ることにしました(decided to send)

優生君の母親のヴァレリアさんは、6年半前にウクライナに帰らなければならなくなった。

それは、彼女の家族の面倒を見るため。

その時に、優生君と兄は、母親と一緒にウクライナに引っ越した。

その後、兄は高校生になって日本に戻って来たみたいです。

そして、今回、ウクライナとロシアの緊張が高まってきたので、優生君は熊本に戻ってきた。

その直後にロシアのウクライナ侵攻が始まったようです。

“the siblings moved there with her”で「兄弟たちは、彼女と一緒にそこに引っ越した」と表現しています。

“sibling”は「兄弟姉妹」という意味。この記事の場合”brother”でも良いと思います。

“as tensions with Russia were rising”で「ロシアとの緊張が高まったため」と訳しています

ここでの”as”は「理由」の意味。「~なので」と表現しています。

Yusei returned to Japan on Feb. 20, only four days before the Russians invaded Ukraine. “He really had a narrow escape,” his father said.
優生は、ロシア人がウクライナを侵略するわずか4日前の2月20日に日本に帰国した。 「彼は本当に狭い脱出をしました」と彼の父は言いました。

優生は、ロシア人がウクライナを侵略するわずか4日前(only four days before)の2月20日に日本に帰国しました(returned to Japan)

「彼は本当に狭い脱出(a narrow escape)をしました」と彼の父親は言いました。

優生君は、ロシアのウクライナ侵攻が始まるわずか4日前の2月20日に日本にやって来た。

彼の父親曰く、「本当にギリギリの脱出だった」

でも、母親はウクライナに残ったままなので、彼は母親を毎日心配しています。

“a narrow escape”で「狭い脱出」と表現しています。

“narrow”は「狭い」という意味で、「道が狭い」などの時によく使う言葉です。

ここでは、「ギリギリの」という意味が相応しいです。

Yusei learned from news reports that Kyiv, which he visited for a Christmas market, and Kharkiv, where many of his relatives and friends lived, were under attack.
優生は、クリスマスマーケットのために訪れたキエフと、彼の親戚や友人の多くが住んでいたハリコフが攻撃を受けていることをニュース報道から知りました。

優生は、クリスマスマーケットのために訪れた(which he visited for a Christmas market)キエフと、彼の親戚や友人の多くが住んでいた(where many of his relatives and friends lived)ハリコフが攻撃を受けている(were under attack)ことをニュース報道から知りました(learned form news reports)

優生君は、行ったことのあるキエフや、友達や親戚がいるハリコフが攻撃されていることを知った。

それは、ニュースの報道から分かったことです。

自分が知っている町が、戦争の真っ只中で荒廃している姿を見るのは、とても悲しいと思います。

“where many of his relatives and friends lived”で「彼の親戚や友人の多くが住んでいた」と表現しています。

“where”は関係代名詞で、”where”以下で、”Kharikiv”「ハリコフ」を説明しています。

He doesn’t know whether some of his friends are safe. He heard that the older students at the swimming school he attended have gone off to war.
彼は友達の何人かが無事かどうか知りません。彼は、彼が通った水泳学校の年長の生徒たちが戦争に出たと聞いた。

彼は友人の何人かが無事かどうか(whether some of his friends are safe)知りません。彼は、彼が通った水泳学校の年長の生徒たちが戦争に出た(have gone off to war)と聞きました。

優生君は、友達の何人かが無事なのかどうかがわからない状態です。

そして、ウクライナに住んでいるときに通っていた水泳教室の年長の人たちが、戦争に行ったと聞きました。

たぶん15歳とか18歳とかの若い人たちだと思います。

そのような人たちも、ウクライナに残っている人は戦争に行ったようです

“whether some of his friends are safe”で「彼の友人の何人かが無事かどうか」と訳しています

“whether ~”で「~かどうか」という意味です。”whether ~ or not”などの使い方を良くしますね。

“have gone off to war”で「戦争に出た」と表現しています。

“go off to ~”で「~に出かける」という意味です。

現在完了形なので、「既に出かけけてしまった」という感じですね。

今日は、ロシアのウクライナ侵攻直前に日本に戻ってきた少年の話でした。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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