「お酒をやめたら、人生は劇的に良くなるのか?」
断酒・禁酒を考え始めたとき、多くの人が気になるのは、この一点ではないでしょうか。
我慢ばかりのつらい日々なのか。
それとも、想像以上に幸福な毎日なのか。
この記事では、断酒・禁酒を4年6カ月続けた今のリアルな生活について、良いことも、そうでないことも含めて正直に書いています。
成功談でも、精神論でもありません。
「長く続けた先に、実際どんな状態になるのか」を知りたい方にとって、他の記事を読まなくても済む一つの答えになるはずです。

断酒4年6カ月後の精神状態は「平坦」
断酒・禁酒を4年6カ月続けた現在の精神状態を一言で表すと、幸せでも不幸でもない、かなり平坦な状態です。
お酒をやめて毎日が最高にハッピー、というわけでもありません。
かといって、飲めないストレスで不幸、という感じでもありません。
どちらでもない、というのが正直なところです。
仕事でうまくいけば嬉しいですし、失敗すれば落ち込みます。
ただ、それをお酒でリセットしたいとは思わなくなりました。
ここが、以前との一番大きな違いです。
やめ始めの頃は、正直かなり不安定だった
今でこそ平穏ですが、断酒を始めた当初は真逆でした。
意味のない気合いが入ったり、
「絶対にやめる」と極端に力が入ったり、
「これに意味はあるのか?」と落ち込んだり。
精神的なアップダウンはかなり激しかったと思います。
今振り返ると、その不安定な時期も必要なプロセスだったと感じます。
ただし、感情の振れ幅が大きい時期は、再飲酒につながりやすい。
これは強く意識しておくべき点だと思います。
生活は「静かに」充実している
現在の生活は、派手さはありませんが、確実に充実しています。
オンライン英会話(Bizmates)は480日間、1日も休まず続けてメインカリキュラムを完走しました。
このブログも、リライトや新規投稿をしながら4年以上続けています。
本業の仕事も忙しいですが、以前のように精神的に不安定な状態ではありません。
仕事がきちんと回り、充実していると感じられるようになりました。
運動と体調管理が断酒を支えている
毎日ジムに通い、体重管理もできています。
体調が安定していることは、断酒を楽に続けられている大きな要因だと思います。
お酒をやめたから人生が良くなった、という単純な話ではありません。
生活全体が整った結果、飲まない状態が自然になった。
そんな感覚に近いです。
物忘れが明らかに減った
4年6カ月経って、はっきり実感している変化があります。
それが、物忘れが少なくなったことです。
飲酒していた頃は、頼まれた用事を忘れてしまい、家族に怒られることもよくありました。
最近は、頼まれたことは優先的にすぐやるようになり、結果として忘れること自体がほとんどありません。
頭が常にクリアな状態
二日酔いがない。
頭が常にクリア。
モヤモヤした感覚がありません。
能力が急に上がったわけではありませんが、
自分が持っている力を、安定して使える状態になったと感じています。
飲酒欲求は、ほぼ消えた
日常生活の中で、「お酒を飲みたい」と思うことは、ほとんどありません。
正確に言うと、お酒という存在を意識しなくなった、という状態です。
やめ始めの頃は、お酒のことばかり考えていましたが、今は頭に浮かぶことすらほぼありません。
タバコを吸わない人の感覚に近い
私は生まれてこの方、タバコを吸ったことがありません。
だから、タバコについて考えることがない。
今のお酒は、それに近い存在です。
ただし、決定的に違う点があります。
それは、お酒の魅力を知ってしまっていることです。
それでも「いいな」と思う瞬間はある
普段は意識しませんが、たまに「いいな」と思う瞬間はあります。
テレビで流れるビールのCM。
海外旅行の思い出。
ドイツの空港ラウンジで飲んだビール。
イギリスのパブのエール。
ベルギーのオープンレストランのビール。
フランスのレストランのワイン。
機内で飲んだシャンパン。
思い出せば、やはり魅力的です。
だからこそ油断しない
お酒の魅力を知っている。
これは、タバコとは大きく違う点です。
だからこそ、「もう大丈夫」と思わないことが大切だと感じています。
死ぬことが、以前ほど怖くなくなった
10年前、慢性膵炎になり、お酒を飲んではいけない身体になりました。
当時は、死ぬことがとても怖かったです。
インターネットで平均余命を調べ、主治医に直接聞いたほどでした。
今は、なぜか恐怖が薄れている
理由ははっきり分かりませんが、思い当たることはいくつかあります。
子どもが自立に近づいたこと。
父を見送り、親としての役割が見えてきたこと。
毎日を悔いなく生きているという実感。
結果として、「やるべきことは、ある程度やった」と思えるようになったのかもしれません。
※その後、断酒2400日を超えた現在の変化については、
こちらの記事で改めて正直に整理しています。
→ 断酒2400日を超えてわかった本当の変化と、変わらなかったこと
まとめ
断酒・禁酒を4年6カ月続けた現在の実感は、次の通りです。
・精神状態は幸せでも不幸でもなく平坦
・生活は派手ではないが充実している
・物忘れが減り、頭が常にクリア
・飲酒欲求は日常から消えた
・それでも魅力は知っている
・だからこそ油断しない
・毎日を悔いなく生きている感覚がある
断酒は、人生を劇的に変える魔法ではありません。
ですが、人生を静かに整える力はあると感じています。
もし今、
「やめた先が怖い」と感じているなら、
その不安の一つの答えとして、この記事が役に立てば嬉しいです。





























































































































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