【英字新聞読解のコツ!】暑さと湿気で死んでしまったら、誰が責任を取るんだ?

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今日もオリンピックの記事です。

とても暑い日が続いていて、屋外競技の選手にはとても過酷な状況です。

そんな中、テニス選手から、コメントが出ています。

「こんなに暑くて死んでしまったら、だれが責任を取るんだ?」と。

死んでしまうとは過激ですが、実際に熱射病で棄権する選手も出てきているみたいです。

今日の記事はそのような内容です。

では、記事に入っていきます。

Amid spiking temperatures and humidity at the Tokyo Olympics on Wednesday, tennis player Daniil Medvedev posed an unsettling question: Who would take responsibility if he were to die on court?
水曜日の東京オリンピックで気温と湿度が急上昇する中、テニスプレーヤーのダニール・メドベージェフは不安な質問を投げかけました。彼がコートで死んだ場合、誰が責任を負うのでしょうか。

暑い日が続く東京オリンピックの最中、テニスプレーヤーのダニール・メドベージェフ選手が不安な疑問を投げかけた(posed an unsettling question)

彼がテニスコートで死んだ場合、だれが責任を取る(take responsibility)のですか?と。

それほど、気温と湿度の高さが異常だということでしょう。

その中で、全力でプレーするのはとても大変なことで、命にもかかわるレベルだと訴えているようです。

Competing for the Russian Olympic Committee (ROC) team, world No. 2 Medvedev appeared to be struggling during his third round men’s singles match against Fabio Fognini of Italy.
ロシアオリンピック委員会(ROC)チームのために争う、世界第2位のメドベージェフは、イタリアのファビオフォニーニとの第3ラウンドの男子シングルスの試合中に苦戦しているように見えました。

ロシアのメドベージェフ選手は、ROCチームのために戦っています。

今回のオリンピックには、ロシアは国としての参加が認められていません。

組織的なドーピング問題で2022年12月まで主要国際大会から除外されている。

3回戦の時に、明らかに苦戦しているように見えた(appeared to be struggling)

Chair umpire Carlos Ramos asked Medvedev if he could continue playing, and the player responded: “I’m a fighter, I will finish the match, but I can die,” he said. “If I die, is the ITF (International Tennis Federation) going to take (sic) responsible?”
主審のカルロス・ラモスはメドベージェフにプレーを続けることができるかどうか尋ねたところ、プレーヤーは「私は戦闘家だ。試合を終えるが、死ぬことはできる」と答えた。 「私が死んだ場合、ITF(国際テニス連盟)は(原文のまま)責任を負いますか?」

疲れている感じがしたんでしょうか?

主審がメドベージェフ選手に尋ねました(asked Medvedev)

プレーを続ける(continue playing)ことができるか?と。

メドベージェフ選手は答えた。

「私はファイターだ。試合をすることはできるが、死ぬこともできる(I can die)

「死ぬことができる」というのは、穏やかではないですね。

「私が死んだら、ITFは責任を負う(take responsible)のか?」と。

死んでもおかしくないぐらい、暑いし、湿度が高いということを訴えています。

Later Wednesday, Spain’s Paula Badosa left the court in a wheelchair after being forced to retire from her women’s singles quarter-final match against the Czech Marketa Vondrousova due to heatstroke.
水曜日の遅く、スペインのポーラバドサは、熱射病のためにチェコのマルケータヴォンドルーソワとの女子シングルス準々決勝の試合から棄権を余儀なくされた後、車椅子でコートを去りました。

実際に熱中症で試合を棄権する選手も出てきているみたいです。

スペインのポーラ・バドサ選手は、水曜日の試合で熱中症のため(due to heatstroke)棄権を余儀なくされてしまった(being forced to retire)

そして、車いすでコートを去った(left the court in a wheelchair)

車いすでコートから去るということは、もう、歩けなかったようです。

かなりひどい熱中症になってしまっている。

Badosa lost the first set 6-3 before requiring a medical timeout ahead of the start of the second set. After lengthy treatment, Badosa was unable to continue and retired from the match.
バドサは、第2セットの開始前に医療タイムアウトを要求する前に最初のセットを6-3で失いました。 長い治療の後、バドサは試合を続けることができず、試合から棄権した。

バドサ選手は、第1セットを6-3で失った後、第2セットの開始前に、医療タイムアウト(a medical timeout)を要求していた。

長い間治療(lengthy treatment)を行ったけれども、試合に戻ることができなかった。

結局、バドサ選手は、試合を棄権することになってしまったということです。

“I have suffered a heat stroke as you all have seen, and I did not feel fit to continue competing in the match,” Badosa said in comments posted by Tokyo 2020.
バドサは東京2020のコメントで、「皆さんが見てきたように、私は熱中症に苦しんでおり、試合に出場し続けるのにふさわしくないと感じました」と述べた。

バドサ選手はコメントで、次のように話した。

皆さんが見てきたように(as you all have seen)、私は熱中症で苦しんだ(have suffered a heat stroke)

「試合を続けるのにふさわしくないと感じた」

天候のコンディションが非常に悪かったということを言いたいのが伝わってきます。

“It was a shame to end my participation this way. The conditions have been demanding from day one, we tried to adapt as best as possible, but today the body has not resisted as needed.”
「このように参加をやめるのは残念でした。初日から厳しいコンディションで、可能な限り順応しようとしましたが、今日は必要に応じて体が抵抗していません。」

参加をやめるのは残念だった(shame)

コンディションは初日から厳しかった(demanding)

“demanding”は、「(要求が)厳しい」という意味です。

可能な限り順応しようとしたけれども、今日は体が必要に応じて抵抗しなかった。

ここで、”we”と言っているところに目が行きます。

自分一人だけではなく、選手全員が厳しい環境の中で戦っているということを言いたかったんだと思います。

Paula Badosa of Spain is helped away from the court in a wheelchair after having to retire from her quarterfinal match against Marketa Vondrousova.
スペインのポーラバドサは、マルケータヴォンドルーソワとの準々決勝の試合から棄権しなければならなかった後、車椅子でコートから離れるのを手伝われています。

バドサ選手は、準々決勝で棄権しなければならないようになった。

そして、その時に、車いすでコートから助けてもらって(is helped)離れることになりました。

自力では、退場することもできないほど、熱中症の状態が悪かったことがわかります。

相当暑かったんだと思います。

After the match, Vondrousova revealed she is taking special measures to deal with the conditions.
試合後、ヴォンドルーソワは状況に対処するために特別な措置を取っていることを明らかにした。

試合相手のヴォンドルーソワ選手は、暑さ対策を行っていたようです。

特別な措置(special measures)という表現で説明しています。

普通の状況では、対応が難しいということのようです。

試合後に明らかにした(revealed)

“In the match, I use the ice towels and also use the air tube… it’s very nice,” she said. “I also have some gels.” Tokyo temperatures reached the upper 80s Fahrenheit on Wednesday.
「試合では、アイスタオルとエアチューブを使用します…とてもいいです」と彼女は言いました。 「私もいくつかのジェルを持っています。」 東京の気温は水曜日に華氏80度後半に達しました。

アイスタオルとエアチューブを使用している。

それ以外にも、いくつかのジェルを持っているということ。

試合に臨む姿勢も試合のうちと言えばそれまでですが、勝つためには、環境対策も必要です。

東京の気温は華氏80度後半にまで達していた。

華氏89度は、摂氏31度ぐらいなので、実際はもっと高かったはずです。

華氏95度で摂氏35度なので、それぐらいの気温だったんじゃないでしょうか?

“The risk for heat exhaustion and heat stroke remains,” according to CNN’s weather team, which added that the high humidity “makes it very difficult for the body to cool itself naturally.”
CNNの気象チームによると、「熱疲労と熱射病のリスクは残っている」と述べ、湿度が高いと「体が自然に冷えるのが非常に困難になる」と付け加えた。

CNNの気象チームによると(according to CNN’s weather team)、熱疲労と熱射病のリスクは残っている(remains)

湿度が高いと、体が自然に冷えるのが非常に困難になる。

よって、気温が高いだけでなく、湿度も高いということが熱射病になる原因である。

日本の場合、湿度も高いですからね。

屋外競技をする選手にとっては、非常に過酷な状況が続いています。

今日の記事はここまで。

明日もまた、頑張ります。

こうぷー

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