僕は、断酒・禁酒500日を達成しました!
既に約1年4か月間お酒を飲まずに過ごしていることになります。
1年以上断酒・禁酒を続けると、何が変わるのでしょうか?
今日は、お酒を飲んでいたときと、やめた後で、どんな違いがあるかについて、いろんな側面から書いてみようと思います。
肉体的な側面
間違いなく体の健康状態は改善します。
大量にお酒を飲んでいたのであれば、肝臓の数値(γ-GTP)などは明らかに改善するでしょう。
僕の場合は、断酒・禁酒を始める前は、隠れ飲みをしていたので、大量飲酒はしていませんでした。
1日に缶ビールか缶チューハイを1本か2本程度。
それ以上飲むと、家族にバレますから。
だから、ある意味、適量の飲酒を続けていたわけです。
それでも、断酒・禁酒をすると、健康状態は明らかに改善したと思います。
やっぱり、少しでも飲酒をすると翌日に影響があります。
なんとも言えない体が重い感じ。
何となく、いつも疲れているような感じがするものです。
そもそもお酒は薬物で、体に入れた場合、それを分解する必要のあるようなものですから、内臓に負担がかかってしまっているのだと思います。
断酒・禁酒をすると、体にとっては、そのような薬物の分解をする必要が全くなくなります。
だから、そんな負担がなくなって、毎日、極めてさわやかな朝が訪れます。
それがまず、最初に断酒・禁酒をしているのとしていないのとで気付く違いの一つです。
それ以外の健康状態も良くなると思います。
いろんな血液検査の数値が良くなるでしょう。
僕の場合は慢性膵炎にかかってしまっているので、膵臓への負担も明らかに改善します。
そんな風に、断酒・禁酒をすると明らかに健康状態への影響は良くなります。
僕の場合、もうひとつ、明らかに肉体的に改善した証拠があります。
それは、口内炎ができなくなったことです。
断酒・禁酒をしてから、全く口内炎ができなくなりました。
お酒を飲んでいた時には、わりと頻繁に口内炎になっていました。
内臓に負担がかかっていた証拠だと思います。
あと、僕はそれほど感じないのですが、肌の状態が良くなると言います。
特に女性の方は感じるようです。
お酒をやめると肌の状態がとてもよくなり、もちもちするそうです。
具体的には、ファンデーションのノリが良くなったと聞きました。
男性は、あまり肌の状態に関心がないので、そんなことはよくわからないのですが…。
でも、ジムでお風呂に入った後、鏡で自分の顔を見ると、確かに艶が良くなったようにも思えます。
そんなことも、肉体的に良くなった証拠だと思います。
精神的な側面
精神的な側面の違いで明らかなのは、いろんな出来事から逃げなくなったことでしょうか?
お酒を飲んでいた時は、お酒を飲むことによって、お酒に何らかの安らぎのようなものを求めていたように思います。
確かに、お酒の効用として、お酒を飲むと、精神的にリラックスできると思います。
でも、それに頼りすぎると、精神的に依存してしまうんですよね。
そして、気付けばお酒なしではいられなくなってしまう。
お酒を飲んでいる間は、嫌なことを忘れられますから…。
そこが、お酒に頼って体を壊してしまったり、精神的に依存してしまったりする人がダメなところだと思います。
そうではなくて、キチンとお酒と付き合える人は、線引きができる。
線引きができる人は、ずっとお酒と付き合っていけます。
僕らのような、お酒に依存してしまっていた人は、お酒を飲むことによって、いろんな問題から逃げようとしてしまいます。
お酒を飲んでいる間だけでも、その問題から解放されたい。
結果的には、何にも解決しないんですけどね。
問題から逃げて、なかったことにしようとするわけです。
でも、断酒・禁酒をするとそのようなことはできなくなります。
そして、生きていると巡り合う、様々な問題に、常に正面から向かい合わなくてはいけなくなります。
それが、かえっていいように思います。
常に、覚悟ができます。
「すべての問題は、キチンと向かい合って解決していかない」といけないという気持ちでいられます。
そして、そのようにして、毎日過ごすことができるようになります。
それが、断酒・禁酒を続けて変わってくる、精神的な面での違いだと思います。
あと、精神的にクリアでいられるのもいいです。
お酒の飲み方に問題があった人は、何らかの形でお酒を飲むことに引け目を感じていたと思います。
こんなことをやってはいけない、と思いながらそれでも飲んでしまう。
僕の場合は、隠れ飲みでしたから、家族に嘘をついていたわけです。
その嘘を重ねに重ねていたわけですから、精神的にもいい状態のわけがない。
何らかのどんよりとした気持ちを抱えながら、生きてきたわけです。
でも、断酒・禁酒をして、そのようなことがなくなると、心がクリアになります。
お酒に関して、何も隠しごとがないので、堂々としていられるわけです。
すると、心がいつもきれいな感じがします。
それは、精神的にもとても健全な状態です。
これも、お酒をやめて、お酒を飲んでいた頃と違っていることだと思います。
生活の側面
生活の面での違いは、時間をとても有効に使えるということではないでしょうか?
お酒を飲むと、これまでにもこのブログで書いてきたとおり、時間をムダに使ってしまいます。
僕は飲み会はあまり好きではなかったのですが、外で飲む人は尚更だと思います。
会社が終わって、19時頃から始めて、早くて22時、遅ければ終電まで…。
などというのが、一般的な飲み方じゃなかったでしょうか?
短くて3時間、長くて5時間以上…。
新幹線で移動すれば、東京から大阪まで軽く着いてしまいます。
そんな時間を、毎週何回もつぶしていたわけです。
さらに、話している内容は上司や会社の愚痴とか、いつものお決まりの武勇伝…。
何回も聞いた話を、また何回もやっていたわけです。
僕のように家で飲む人でも、一旦飲みだすと、それ以降は何にもできなくなってしまいます。
僕はお酒を飲んだ後、本を読んだりすることが全くできませんでした。
内容が全く頭に入ってこないんです。
だから、一旦お酒を飲んだら、できることは、テレビを見て風呂に入って寝るだけです。
飲みに行かなくても、そんな生活はやっぱり時間のムダだったと思います。
でも、お酒を飲むのをやめると、それが一切なくなります。
お酒を飲んで、何もできなかった時間がすべて有効に使えます。
読書でもいいですし、ゲームでもいいかもしれません。
家族との団らんも可能です。
そんな風に、お酒を飲んでムダに過ごしていた時間が有効に使えるようになります。
それも、断酒・禁酒をして変わったことと言えると思います。
人間関係の側面
人間関係に関しては、いろんな変化が起こると思います。
毎日のように飲みに行っていた人は、飲み友達との交流は少なくなってしまうかもしれません。
一緒に遊びまわっていた人たちとの交流も、疎遠になってしまうでしょう。
僕のように、基本的に家でしか飲まなかった人にとっては、そのようなことは起こりません。
お酒を飲むのをやめることによって、特に人間関係が疎遠になるような人はいませんから…。
一方で、私たちがお酒を飲むことをあまりよく思っていなかった人たちとの関係も変わります。
例えば、家族だったり、会社の人たちだったり…。
迷惑をかけられていた人たちは、お酒をやめることを基本的には歓迎してくれます。
でも、その変化は徐々にしか変わりません。
昨日までお酒を飲んで、暴言を吐いたり、さんざん迷惑をかけられてきて、お酒をやめたら、すぐにそれはチャラになる。
そんな都合のいいようにはいきません。
僕も、もう1年半以上お酒をやめていますが、いまだに家族からは完全に信用されていません。
あまりにも何度も嘘をついてきたために、信用できなくなっているんだと思います。
だから、家族は今でも、嘘をついていること前提で僕の話を聞いています。
それも仕方のないことです。
これまでさんざん嘘をついてきたのですから…。
これからずっと、お酒だけじゃなくすべてのことに誠実に生きていくことで、徐々に信用を取り戻すしかありません。
そんな風に最近考えています。
そして、さらに時間が流れて、すべてのことに嘘をつかずに誠実に過ごしていくと…。
すると、いろんなことで嘘をついていないことが証明され続けていくので、周りも信用せざるを得ない状況に変化していきます。
でも、1度でも嘘をつくと元に戻ってしまうので、正直に生きる生活はずーっと続けていかないといけません。
金銭的な側面
これも、これまでのこのブログでも書いてきているように、違ってくると思います。
お酒を飲んでいたころは、相当な金額をお酒とそれに関係することに使ってきていたと思います。
それがすべて必要なくなるのですから、相当な金額を他のことに使えるようになるはずです。
でも、僕の場合、実際に断酒・禁酒をしてみても、そこまで明確にお金が余るような感じはありませんでした。
これまで書いてきた通り、僕の場合はそもそも毎日缶ビールか缶チューハイを1本か2本でしたから。
そもそも、僕の飲酒に関係する出費は、そんなに金銭的に大きなものではありませんでした。
そして、その缶ビールか缶チューハイが、今は炭酸飲料か甘い食べ物に変わっています。
だから、お金的にはそんなに変化が感じられないのかもしれません。
ここは、やっぱりドラスティックに毎日飲んでいた人が、全くピタッとやめた場合に、明確に違いを感じると思います。
特に、毎週何回も、外で飲んでいた人は、劇的にお金が溜まると思います。
外で飲む人は、お店で払うお金だけでもバカになりません。
少なくとも、3,000円~5,000円は1回で使っていたんじゃないでしょうか?
更にはしご酒をしていたのなら、それの数倍かかっていたハズです。
それに加えて、帰りにタクシーを使ったり、終電を逃してしまってホテルに泊まるとか…。
そんなことをしていたら、1日に何万円単位でお金を使っていたと思います。
一説には、お酒を飲む人は、その飲み代だけで家が一軒建つと言います。
その出費がなくなるのですから、お金が溜まることを実感できると思います。
お酒をやめれば、そのようなたくさんのお金を他の有効なことに使えるようになります。
まとめ
今日は、500日を超える期間断酒・禁酒をしてきて、断酒・禁酒をする前とどんなことが変わったかを書いてきました。
健康面、精神面、生活の面、人間関係、金銭関係…。
基本的には、すべてがいい方向に変わって行くことが多いと思います。
特にお酒を飲むことで、周りにいろんな迷惑をかけてきたような人には、その変化は顕著です。
もちろん、お酒と適切に付き合っている人には当てはまらないかもしれません。
でも、少しでも、自分とお酒の関係に問題があると思っている人は、今日の話を参考にしてもらえると良いと思います。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
コメント