皆さんの周りにいつも怒ってばっかりの人っていませんか?何が気に入らないのか何でもかんでも文句を言って怒っている人。
そうでなくても、自分の気に入らないことや自分に不都合なことがあると怒る人は結構いると思います。
僕はほとんど怒りません。それは怒っても、物事の解決に関してあまり意味がないと思うからです。でも、怒っている人をなんとかやり過ごさないといけない時もあります。
今日は「怒ってばかりいる人への対処法」ということについて書いてみようと思います。
たまに街中や店などでも大きな声で怒鳴って文句を言っている人を見かけますよね。店員さんに文句を言う、係員さんに怒鳴るなどなど…。
僕はそんな人を見ると「普通に言えばいいのに…」と思います。それでも怒って怒鳴っている人っていうのは、それで相手を威嚇して自分の思い通りにしたいだけなんだと思います。
店員さんに怒鳴って、普通ではやってもらえないサービスや値引きをしてもらおうとしたり、係員さんに食いついて自分だけ特別扱いしてもらおうとしたり…。
そんな人ってだいたい考えていることが姑息な場合が多いように思います。あとは、自分が失敗やミスをしているのに、その腹いせに文句を言っている場合ですかね?
「こんな書き方じゃ、わかりにくい。間違って当たり前だ!!そっちのせいだから、何とかしろ!!」みたいな。あんまり正当なことを言っている人で怒って怒鳴っている人って見たことがないですね。
会社なんかでもよくいます。気に入らない案件や自分の思い通りになっていないことがあるとすぐ怒る人。それでいろんな人を呼びつけたりする。
そんな人がそんなことをするのは、だいたい怒って呼びつけたりすることで、自分に価値があると見せつけたい、自分自身もそのことで自分に価値があると思いたいからだと思います。
別に怒る必要ないじゃないですか。これまた普通に話をすればいいだけです。ここにも相手を威嚇してなんとか自分の思い通りにしたいという考えが見え隠れします。
やり方が正当じゃないんですね。相手を威嚇して自分の考えを通すなんて。
だから、僕はそんな人を見ると「ああ、また怒って自分に価値があるって思わせたいんだな」と思って心を動かされないようにします。
ビビったりしたら、思うつぼですからね。それにビビったら、また必ず気に入らないことがあるとやってきますから。
わたしたちは、いつも、周りの人の言動に影響をされて生きています。多かれ少なかれ、周りの人の言うことや行うことによって、私たちの判断は変わります。周りの人の言うことを参考にして、自分の行動を決めるということは、基本的には良いことです。でも、あまり人の言動に影響をされて、自分の心が動揺するのは、良くないと思います。心をあまり動揺させないということを、仏教では中庸(ちゅうよう)と言います。喜んだり、悲しんだり、苦しんだり、楽しんだりするような、心を大きく動かされるようなことがない「極端な行き方をせ... 【自分らしく生きるために】人に心を動かされない - こうぷーぶろぐ |
怒ると叱るとは似ているけれども違うと思います。怒るのはただ自分の感情にまかせて文句を言っているだけですが、叱るのは相手の悪いところや間違っているところを指摘して正そうとしている。
端的に言えば、自分のためにやっているのが怒るで相手のためにやっているのが叱るです。
だから、怒るのは簡単です。自分のことだけしか考えていませんから。自分の中に沸き起こる気に入らないという感情をただ何も考えずに相手にぶつける。
仮に相手が間違っていたとしても、それを正すということには重きを置いていないのです。ただただ自分の気分をスッキリさせたい、自分の主張を通したいということが最優先。
叱るのは難しい。相手のことを思っていますからね。どうやったら相手が理解して納得して正そうと思ってくれるのか、本当に叱る場合はそこまで考えてやらないといけないのです。
ですから、怒ってばっかりいても、なんとかなっているのは、実は相手や周りのおかげなんです。
本当はそんな自己中心的な行為を受け入れる必要はないのですが、相手や周りが寛大なのか、それとも作戦通り威嚇されてビビってしまっているのか、いずれにしても受け入れてもらっている、ただそれだけなんです。
でも、たいがい怒ってばかりしている人は、そのことを分からず結果だけを見て、自分が認められていると勘違いして、それを繰り返す。
怒ったら自分の言うことが通った、だから気に入らないことがあるとまた怒る。そうして、怒ってばかりいるんだと思います。
怒ってばかりいる人の対処法は、相手の思う通りにビビったりしないことです。
怒っている人というのは、これまで書いてきた通り、威嚇して自分の考えをムリにでも通そうとしているか、人のことを考えずにただ自分の感情を吐き出して自分がスッキリしたいだけなので、まずそれに動揺されないようにすることです。
「ビビらせたいんだな。威嚇してるんだな。感情を吐き出しているんだな。」と冷静に見てみましょう。
そして、できれば相手の言っていることの矛盾点やおかしいところがあったら、極めて冷静に穏やかに指摘してみましょう。すると意外にもろかったりすることもあります。
また、相手が熱くなっているからと言って、こっちも一緒に熱くなって怒るのもよくないです。それも相手の思うつぼになるか、喧嘩別れになってしまいます。
怒っている人を相手にするときは、きわめて冷静になって、相手の矛盾点や間違いなどの急所を的確につき刺すことに集中しましょう。
急所を突かれても、自分が矛盾していることを指摘されても、関係なく怒っている場合は、もう何を言ってもムダなので、ひたすら聞き流すほかないですね。
ただ、露骨に聞き流すとそのことに怒りだすので、聞き流していることが分からないように聞き流す。ただし、相手の思い通りにはさせない、相手の言っていることは受け入れないという対応がよいと思います。
今日は「怒ってばかりいる人への対処法」について書いてみました。怒ってばかりいる人というのは、結局自分勝手なので、できるだけまともに取り合わないようにするのがよいと思います。
それでも相手にしないといけない場合には、ビビったりして相手の思うつぼにならないように、冷静に対応しましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
こうぷー
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