今年も残りわずかとなりました。
今年も、いろんなことがありましたが、最初の方のことは、忘れかけていたりします。
今日は、今年あったことを月ごとに振り返ってみたいと思います。
まずは、1月から6月の前半から振り返ります。
1月
毎年お正月に行われる箱根駅伝で、青山学院大学が優勝をしました。
2位に10分以上の大差をつける圧倒的な優勝でした。
もうすぐ、お正月が来るとまた今年も箱根駅伝がありますが、今年はどのような結果になるんでしょうね。
青山学院大学は、月曜日に東京で行われた東京箱根大学(Intercollegiate)駅伝で優勝した(won)。
そして、大学の6回目の優勝(its sixth victory)そして2020年以来の名誉ある(prestigious)2日間のロードリレーレースで優勝をしました。
青山学院大学が箱根大学駅伝で優勝しました。
これは、青山学院大学としては6回目の優勝。
そして、2020年以来の優勝でした。
“prestigious”は「名誉ある、立派な、一流の」という意味。
チームは217.1キロメートルをカバーする(covers)10区間のレースを10時間43分42秒の新しい大会記録(a new meet record)で終えました(finished)。
箱根大学駅伝は、10区間の217.1キロメートルで争われます。
優勝した青山学院大学は、今年は10時間43分42秒の大会新記録で優勝をしました。
“a new meet record”は「大会新記録」という意味。
“meet”は「会う」という動詞が有名ですが、「大会」という名詞の意味もあります。
2日目に1位からスタートした(started the second day in first place)青山学院大学は、ゴールまでずっと単独でトップを走り(ran alone at the top)、2位と10分51秒差(10 minutes 51 seconds ahead of second place)でフィニッシュした。
初日の往路をトップだった青山学院大学は、2日目は当然1位でスタートした。
そして、ゴールまでずっと単独トップで独走し、大会新記録で優勝した。
2位との差は10分51秒もついた。
ぶっちぎりですね。
文章構成で言うと、まず”Aoyama Gakuin”と名前を言った後、“which started the second day in first place”「2日目に1位でスタートした」と詳しく説明をしています。
いつも書いているとおり、英語はまず大事な単語を言ってから、後ろから詳細を説明します。
2月
ロシアのウクライナ侵攻も2月の終わりに始まったのですが、今年の2月はやっぱりオリンピックにします。
北京オリンピックでは、ジャンプの小林陵侑選手が金メダルを獲得しました。
羽生結弦選手は、残念ながら、たぶん最後のオリンピックでメダルを取ることができませんでした。
小林陵侑は、彼が日曜日の夜のノーマルヒルで勝って(won the normal hill event)、男子スキージャンプで24年ぶり(first gold medal in the men’s ski jumping in 24years)そして北京オリンピック全体(overall)で最初の金メダルを日本にもたらした(gave Japan)。
小林陵侑選手が金メダルを獲得しました。
日曜日の夜に行われた男子スキージャンプのノーマルヒルの決勝。
男子スキージャンプとしては、24年ぶりの金メダルだったようです。
そして、北京オリンピック全体としても最初の金メダル。
素晴らしかったです。
“first gold medal in men’s ski jumping in 24 years”で「男子スキージャンプで24年ぶりの金メダル」と表現しています。
英語では、「24年ぶり」というのを、「24年間で最初」と表現しますね。
“overall”で「全体」という意味。意味の予想がつけやすい単語です。
25歳の小林は、張家口国立スキージャンプセンターで145.4メートルと129.6メートルのジャンプで275.0ポイントを記録するジャンプをしました(had jumps)。
この記事はちょっと間違った書き方をしていますね。
小林陵侑選手は、1本目を104.5メートルを飛んで145.4ポイント、2本目は99.5メートルを飛んで129.6ポイントを獲得し、合計275.0ポイントで優勝しました。
1本目でかなりリードしていたので、2本目は確実なジャンプをしたんだと思います。
テレビの解説では、1本目で2位と3メートルから5メートルの差をつけたと言っていました。
3月
3月も、ロシアのウクライナ侵攻が大きな話題でしたが、もう一つ大きな話がありました。
今年のアカデミー賞で、ウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックを平手打ちしたという事件がありました。
この話題は、その後、しばらく大きな話題になりました。
ウィル・スミスは結局、今後10年間、アカデミー賞を出禁になりました。
最優秀俳優候補(best actor nominee)のウィル・スミスは、プレゼンテーターのクリス・ロックの顔を開いた手で叩き(smacked presenter Chris Rock in the face with open hand)、日曜日のオスカー式典での妻の出演に冗談を言ったコメディアンに下品な声を上げました(shouted a vulgarity at the comedian for making a joke)。
ウィル・スミスは、最優秀俳優賞にノミネートされていました。
そして、プレゼンテーターのコメディアンのクリス・ロックが冗談を言ったので、平手打ちをした。
その冗談は、彼の妻に関してのジョークを言ったからでした。
そして、下品な言葉を浴びせかけたと言っています。
“shouted a vulgarity at the comedian for making a joke”で「冗談を言ったコメディアンに下品な声を上げた」と訳しています。
“vulgarity”は「下品、俗悪、やぼったさ」という意味の名詞です。あまり使われない単語。
ロックのエピソードは、最初は台本のジョークのように見えました(at first appeared to be a scripted joke)が、スミスが「妻の名前をお前の口から出すな!」と叫んだ時、深刻になりました(tuned serious)。
クリス・ロックのこの出来事は、最初は決められていたジョークのように思われていました。
なので、ウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちした直後は、会場の人たちも笑っていました。
でも、ウィル・スミスが席に戻った後、「妻の名前をお前の口から出すな!」と叫んだ時、それは本当にウィル・スミスが怒っているということがわかりました。
すると、会場が深刻な雰囲気に変わってしまいました。
“at first appeared to be a scripted joke”で「最初は台本のジョークのように見えました」と訳しています。
“appear”は「~のように見える、現れる」という意味の動詞。
“scripted”は「台本の用意された」という意味の形容詞としてここでは使われています。
ロックは、候補者の何人かをこき下ろしていて(was roasting some of the nominees)、スミスに言及した後、彼の妻、ジェイダ・ピンケット・スミスについて、次のように言いました。
「ジェイダ、愛しているよ。G.I.ジェーンⅡが待ちきれないよ(can’t wait to see it)。」
クリス・ロックは、ウィル・スミスの妻のジェイダ・ピンケット・スミスについて話す前にも、何人かの候補者をこき下ろしていた。
そして、ジェイダ・ピンケット・スミスに対して、「G.I.ジェーンⅡが待ちきれないよ。」と言った。
これは、ジェイダ・ピンケット・スミスが脱毛症にかかっていて、丸坊主のようになっているのを茶化した言葉でした。
“was roasting some of the nominees”で「候補者の何人かをこき下ろしていた」と訳しています。
“roast”はコーヒーの「ロースト」で「焙煎する」という意味や「燻りだす」という意味もありますが、ここでは「こき下ろす」という意味で使っています。
4月
4月は、日本のプロ野球やメジャーリーグも始まり、話題が豊富になっていました。
僕の好きなボクシングでは、村田諒太選手がGGG(トリプルG)こと、ゲンナジー・ゴロフキン選手と対戦をしました。
善戦をしたものの、残念ながら、KO負けしてしまいました。
プロ野球では、ロッテの佐々木朗希投手がパーフェクトピッチングをしました。
これを4月の話題としては取り上げようと思います。
千葉ロッテ・マリーンズの佐々木朗希は、日曜日にパーフェクトゲームを投げ(threw a perfect game)、日本プロ野球で28年ぶりにそれを成し遂げた(to do so)最初の投手となった(become the first pitcher)。
千葉ロッテ・マリーンズの佐々木投手が日曜日にパーフェクトゲームを達成した。
27人の打者全員を1人もヒットも四死球もエラーもなしで、誰も塁に出さなかったということ。
パーフェクトゲームは、日本では28年ぶりの快挙。
まだ20歳の佐々木投手がこれを成し遂げたということは、これからまたすごい記録を作りそうです。
“threw a perfect game”で「パーフェクトゲームを投げた」と表現しています。
“threw”は”throw”「投げる」の過去形ですね。
佐々木は、13人連続三振の記録も打ち立てた(also set a record by striking out 13 consecutive batters)。
パーフェクトゲームだけでなく、奪三振もすごかったようです。
同じ試合で、13人連続三振という記録も作った。
13人と連続ということは、打順一回り以上連続で三振ばっかりだったということです。
“also set a record by striking out 13 consecutive batters”で「13人連続三振の記録も打ち立てた」と訳しています。
“consecutive”は「連続した、連続の」という意味です。
20歳の右利きは、1994年の読売ジャイアンツの槙原寛己に続いて(following)、NPBでパーフェクトゲームを投げる16人目の投手です(is the 16th pitcher to throw perfect game in NPB)。
まだ20歳の右利きの投手である佐々木選手は、日本プロ野球で16人目のパーフェクトゲームを達成したピッチャーです。
28年ぶりということからしても、この記録が偉大であることが分かります。
佐々木選手は、高校時代に県予選決勝を監督の指示で投げずに甲子園に出場できなかったことで話題になりましたね。
この記事には出てないですが、キャッチャーの松川選手も高卒で今年プロ野球に入ったばかりのキャッチャー。
この松川選手のリードも評価されています。
5月
5月は、メジャーリーグの大谷翔平選手の活躍をピックアップしようと思います。
結局、秋のシーズン終了まで、大谷選手の活躍はずっと話題になり続けるのですが、上半期でも一つ取り上げておこうと思います。
大谷選手は、5月に大リーグ通算100号のホームランを打ちました。
これは、日本人選手としては、松井選手、イチロー選手についで3人目。
このことが大きな話題となりました。
大谷翔平は、ダブルヘッダーの2試合目で、コロシアムでのアスレチックスに対する9対1でエンゼルスの勝利で、2ランホームラン(彼のキャリアの100本目)を叩き(smacked a two-run homer)、土曜日の夜に別のマイルストーンに達成しました(reached another milestone)。
大谷翔平選手が、100本塁打を達成しました。
土曜日に行われたロサンゼルスエンゼルス対アスレチックのダブルヘッダーの2試合目。
エンゼルスが9対1で勝った試合で、2ランホームランを打った。
それで、大谷選手は大リーグ100本目のホームランというマイルストーンを達成した。
オークランドにあります。
マイルストーンというのは、日本語でもよく使いますが、1つの目標値みたいなものですね。
“smacked a two-run homer”で「2ランホームランを叩き出した」と訳しています。
“smack”は「ピシャリと打つこと」という意味です。
大谷が中堅手を押しつぶした(crushed to center field)のは、初球のシンカーから生まれた(came off a first-pitch sinker)。
スタッドキャストによると、時速110.1マイルでバットを離れ(left the bat at 110.1 mph)、予測で418フィート飛びました(went a projected 418 feet)。
大谷選手は、5回に初球のシンカーを打った。
それが2ランホームランになった。
スタッドキャストによると、時速110.1マイル(177キロ)の初速で、想定418フィート(127メートル)飛んだ。
スタッドキャストというのは、メジャーリーグで導入されているデータ解析ツール。
“crushed to center field”で「センターに打ち込まれた」というような意味。
“crush”は「叩き潰す」って感じですね。
絶対的なアメリカンリーグ最優秀選手(the reigning American League MVP)の大谷は、松井秀喜(175本)、鈴木一郎(117本)に加わり(joining)、メジャーで100ホームランを達成した3人目の日本人選手となった(became the third Japanese player to reach 100 career homers)。
大谷選手は、昨年絶対的な活躍でアメリカンリーグのMVPになった。
大谷選手は、松井秀喜、イチローに続いて、メジャーで100ホームランを達成した3人目の日本人選手になった。
日本人の打者は、投手に比べてなかなか活躍できないですからね。
“the reigning American League MVP”で「絶対的なアメリカンリーグ最優秀選手」と訳しています。
“reigning”は昨日も取り上げましたが、「トップに君臨している、支配的な」という意味。
“reign”が「王様の統治」みたいな意味があるので、その形容詞形ですね。
6月
6月は、実はジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判を追いかけていたのですが、やっぱり、井上尚弥選手とノニト・ドネア選手のタイトルマッチを挙げたいと思います。
12月に井上尚弥選手は、バンタム級の4団体統一王者になるのですが、なんと言っても、このドネア選手との対戦での勝利が大きかったです。
これで、井上尚弥選手は、日本人で初めてパウンドフォーパウンドの1位ににもなりました。
井上尚弥は、火曜日の夜、第2ラウンドの途中でノニト・ドネアを止め(stopped Nonito Donaire midway through the second round)、再戦に完全に勝ち(emphatically win their rematch)、バンタム級の3つの世界タイトルを統一しました(unify three bantamweight world titles)。
WBAとIBFの世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥は、火曜日の夜にWBCチャンピオンのノニト・ドネアと再戦をしました。
結果は2ラウンドKO勝ち。圧倒的な勝利でした。
これで、井上選手は、WBA、WBC、IBFの3つの団体の世界タイトルを統一しました。
日本で初めての3団体統一王者になったということです。
“emphatically win their rematch”で「再戦に完全に勝った」と訳しています。
“emphatically”は「きっぱりと、断然、全く」という意味があります。
井上(23-0、20KO)は、ドネアとの2回目の対戦で時間を要さず(wasted no time)、第1ラウンドの終わりと第2ラウンドの途中で再びベテランチャンピオンをノックダウンしました(knocking down the beteran champion)。
井上選手は、ドネアとの再戦で時間を要さずに倒した。
39歳のベテランのチャンピオンを、第1ラウンドの終了間際と第2ラウンドで倒して、圧倒的な勝利を収めた。
“wasted no time”で「時間を要さず」と訳しています。
“waste”は「無駄にする、浪費する」というような意味があります。
今日は、今年の上半期の毎月の話題を振り返りました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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