日本は、ウクライナ紛争に対してロシアに経済制裁を行っています。
一方で、日本の近くのサハリンでの石油・ガス開発について、どのようにするのかが分かっていませんでした。
これについて、経済産業大臣が継続してプロジェクトに参加すると表明したようです。
今日は、この話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ロシア東部のサハリン 1 石油・ガス プロジェクトの日本の利害関係者は、このプロジェクトが依然として貧しい資源の日本にとって極めて重要なエネルギー源であるため、最近政令に基づいて設立された新しいロシアのオペレーターに参加することにより、事業への出資を維持する予定である、と業界大臣は金曜日に述べた。
“While Japan is reliant on the Middle East for over 90 percent of its crude oil imports, Sakhalin 1 is an extremely important project as an alternative source outside the Middle East,” Economy, Trade and Industry Minister Yasutoshi Nishimura told reporters.
西村康稔経済産業相は記者会見で、「日本は原油輸入の90%以上を中東に依存しているが、サハリン1は中東以外の代替供給源として非常に重要なプロジェクトだ」と語った。
The government has indicated Japan, which is highly dependent on energy imports, will maintain its stake in the Sakhalin 1 and 2 energy projects, despite imposing economic sanctions on Russia over its invasion of Ukraine.
政府は、エネルギー輸入に大きく依存している日本が、ウクライナへの侵攻をめぐってロシアに経済制裁を課しているにもかかわらず、サハリン 1 および 2 エネルギー プロジェクトへの出資を維持することを示唆している。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ロシア東部のサハリン 1 石油・ガス プロジェクトの日本の利害関係者(Japanese stakeholders)は、このプロジェクトが依然として貧しい資源の日本にとって極めて重要なエネルギー源であるため(as the project remains a vital source of energy for resource-poor Japan)、最近政令に基づいて設立された新しいロシアのオペレーターに参加することにより、事業への出資を維持する予定である(will retain their stake in the undertaking)、と業界大臣は金曜日に述べた。
ロシアのサハリンで、石油・ガスのプロジェクトが行われている。
サハリン1、サハリン2などと言われているプロジェクトに日本の企業も参加している。
そのプロジェクトについて、経済産業大臣が継続することを表明した。
ウクライナ紛争で、日本はロシアに経済制裁をしている状況であるけれども、この開発については、プロジェクトへの参加を継続する。
ウクライナ紛争では、ロシアは苦戦をしていて、まだまだ解決しそうにはありません。
久しぶりにウクライナ紛争の話です。紛争は依然として継続していますが、プーチン大統領はこの紛争で核兵器は使わないと明言しました。これまでは、何でもすると言っていたので、核兵器の使用もあると恐れられていました。でも、言葉だけではありますが、プーチン大統領は核兵器は使わないと言った。今日はこの話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。Russian President Vladimir Putin on Thursday denied having any intentions of using nuclear weapons in Ukraine but described the conflict th... 【英字新聞を読む】ロシアのプーチン大統領、ウクライナで核兵器を使用しないと発言! - こうぷーぶろぐ |
これは、日本がエネルギーに乏しい国であるということと関連している。
“as the project remains a vital source of energy for resource-poor Japan” で「このプロジェクトが依然として貧しい資源の日本にとって極めて重要なエネルギー源であるため」と訳しています。
“as”は「~であるため」と理由を述べるときによく使われます。
“because”を使いたくなるところですが、”as”の方がよく記事では頻繁に見ますね。
西村康稔経済産業相は記者会見で、「日本は原油輸入の90%以上を中東に依存している(is reliant on the Middle East)が、サハリン1は中東以外の代替供給源として非常に重要なプロジェクトだ(is an extremely important project as an alternative source outside the Middle East)」と語った。
西村経済産業大臣の記者会見でのコメントが載っています。
日本は、原油の輸入の90%以上を中東に依存している。
これは、そこからエネルギーが入って来なくなった場合に非常に危険なので、その代替の供給源が重要。
その代替供給地としてサハリンはとても重要だと言っています。
“is reliant on the Middle East”で「中東に依存している」と訳しています。
“reliant”は「頼っている、依存している」という意味。
政府は、エネルギー輸入に大きく依存している日本が、ウクライナへの侵攻をめぐってロシアに経済制裁を課しているにもかかわらず(despite imposing economic sanctions on Russia)、サハリン 1 および 2 エネルギー プロジェクトへの出資を維持することを示唆している(has indicated)。
日本政府は、一方でロシアに経済制裁をしているのにも関わらず、出資を維持すると言っていることを示唆しています。
アメリカやイギリスの企業は、サハリンの開発からは撤退を表明しています。
このあたりが、各国によっての対応が違ってきている。
対ウクライナ紛争に対する対応に西側も一枚岩ではないということでしょうか?
“despite imposing economic sanctions on Russia”で「ロシアに経済制裁をしているにもかかわらず」と表現しています。
“despite ~”で「~にもかかわらず」というのも非常に良く見る表現です。
今日は、日本がサハリンの石油・ガス開発には引き続き残るという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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