トランプ前大統領の家にFBIが家宅捜索を行ったようです。
大統領時代の機密文書を回収するための捜索だった。
そして、これは、異例の連邦判事が許可を出して行われたことだったようです。
これまでにも再三、返還するように国側は言っていたのにもかかわらず、トランプ氏は返還しなかった。
そこで、家宅捜索ということになったようです。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
今週、連邦判事が突然の前例のない捜索を許可した令状を開封した後、金曜日に発表された裁判所の文書によると、FBIは、フロリダにあるドナルド・トランプ前大統領のマー・ア・ラーゴ邸宅から、「極秘」文書とさらに機密性の高い文書を回収しました。
The seized records include some marked not only top secret but also “sensitive compartmented information,” a special category meant to protect the nation’s most important secrets that if revealed publicly could cause “exceptionally grave” damage to U.S. interests. The court records did not provide specific details about information the documents might contain.
押収された記録には、極秘情報だけでなく、国の最も重要な秘密を保護するための特別なカテゴリである「機密性の高い区分情報」も含まれており、公開された場合、米国の国益に「非常に重大な」損害を与える可能性があります。裁判所の記録には、文書に含まれる可能性のある情報に関する具体的な詳細は記載されていません。
In a statement earlier Friday, Trump claimed that the documents seized by agents were “all declassified,” and argued that he would have turned them over if the Justice Department had asked.
金曜日の早くの声明で、トランプは、エージェントによって押収された文書は「すべて機密解除された」と主張し、司法省が求めていれば、それらを提出したと主張した.
While incumbent presidents generally have the power to declassify information, that authority lapses as soon as they leave office and it was not clear if the documents in question have ever been declassified.
現職の大統領は通常、情報の機密を解除する権限を持っていますが、その権限は大統領が退任するとすぐに失効し、問題の文書が機密解除されたかどうかは明らかではありませんでした。
Trump kept possession of the documents despite multiple requests from agencies, including the National Archives, to turn over presidential records in accordance with federal law.
トランプ氏は、国立公文書館を含む機関から、連邦法に従って大統領の記録を提出するよう何度も要求されたにもかかわらず、文書を保持し続けました。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
今週、連邦判事が突然の前例のない捜索を許可した(that authorized the sudden, unprecedented search)令状を開封した後(after a federal judge unsealed the warrant)、金曜日に発表された裁判所の文書によると(according to court papers released Friday)、FBIは、フロリダにあるドナルド・トランプ前大統領のマー・ア・ラーゴ邸宅から、「極秘」文書とさらに機密性の高い文書を回収しました(recovered “top secret” and even more sensitive documents)。
FBIの捜査がトランプ前大統領の家に入った。
連邦判事が捜査の許可を出したからです。
これは、前例のないことだったようです。
そして、捜査に入ったFBIは、機密文書とさらに機密性の高い文書を回収しました。
家宅捜索に入ったのは、マー・ア・ラーゴというトランプ前大統領の別荘のようです。
“after a federal judge unsealed the warrant”で「連邦判事が令状を開封した後」と訳しています。
“warrant”は「許可、令状」などの意味があります。
押収された記録(the seized records)には、極秘情報だけでなく、国の最も重要な秘密を保護するための特別なカテゴリである(a special category meant to protect the nation’s most important secret)「機密性の高い区分情報」も含まれており、公開された場合、米国の国益に「非常に重大な」損害を与える可能性があります(if revealed publicly could cause “exceptionally grave” damages to U.S. interest)。裁判所の記録には、文書に含まれる可能性のある情報に関する具体的な詳細は記載されていません(not provide specific details about information the documents might contain)。
トランプ前大統領の邸宅から押収された記録は、極秘情報だけではなかった。
もっと重要な情報も含まれていた。
それは、もし、公開されたら、アメリカの国益に非常に重大な損害を与える可能性のあるもの。
それをトランプ前大統領は、自分の家に保管していたということです。
退任してからも、いろいろお騒がせな人です。
“not provide specific details about information the documents might contain”で「文書に含まれる可能性のある情報に関する具体的な詳細は記載されていない」と訳しています。
“spesfic details”で「具体的な詳細」という意味。
金曜日の早くの声明で、トランプは、エージェントによって押収された文書は「すべて機密解除された」(that the documents seized by agents were “all declassified)と主張し、司法省が求めていれば、それらを提出したと主張した.
押収された側のトランプ前大統領も、金曜日の早くに声明を出した。
押収された文書はすべて「機密解除」されたもので、司法省が求めていれば、すべて提出したものだ。と。
つまり、押収なんかしなくても、言われれば提出したのに。ということでしょうか。
“that the documents seized by agents were “all declassified””で「エージェントによって押収された文書は「すべて機密解除された」ものだった」と訳しています。
これは、”claimed”「主張した」内容を説明しているもの。
現職の大統領は通常、情報の機密を解除する権限を持っていますが(while incumbent presidents generally have the power to declassify information)、その権限は大統領が退任するとすぐに失効し(that authority lapses as soon as they leave office)、問題の文書が機密解除されたかどうかは明らかではありませんでした。
現職の大統領は、当然、情報の機密性を解除する権限を持っている。
でも、その権限は大統領でなくなった途端に失効する。
どちらも当然の話のように思えます。
そして、押収された文書が機密解除されたものかどうかは分からなかった。
“while incumbent presidents generally have the power to declassify information”で「現職の大統領は、通常、機密を解除する権限を持っている」と訳しています。
“while”は「~する一方で」というような意味です。
トランプ氏は、国立公文書館を含む機関から、連邦法に従って大統領の記録を提出するよう何度も要求されたにもかかわらず(despite multiple requests from agencies, including the National Archives, to turn over presidential records in accordance with federal law)、文書を保持し続けました。
トランプ前大統領は、これまでにも再三、機密文書を返還するように言われていたようです。
それにも関わらず、保持をし続けていた。
なんのために持っていたのでしょうか?
何かの時に、商売にしようとしたんでしょうか?
自伝とか書きそうですよね。トランプさん。
“despite multiple requests from agencies, including the National Archives, to turn over presidential records in accordance with federal law”で「国立公文書館を含む機関から、連邦法に従って大統領の記録を提出するよう何度も要求されたにもかかわらず」と訳しています。
ここでは、やっぱり”despite ~”で「~にもかかわらず」を覚えておきたいです。
今日は、トランプ前大統領の家にFBIが捜索に入ったという話題を取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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