今日は、国内エアラインのライバル同士、ANAとJALが搭乗ゲートの改札機の共有化を進めるというニュースです。
先日、カーボンニュートラルな航空燃料の開発でも両社は協力するという記事を紹介しました。
今回は、搭乗ゲートのシステムの共有化。
共有してコストダウンを図れるところはコストダウンをして、この厳しい状況を乗り切ろうということのようです。
では、記事に入っていきます。
ANAとJALは2023年5月から国内線の旅客の搭乗券のチェック(check the boarding passes)に使う機器(equipment)をシェアする計画を発表した(have announced)。
日本の国内線のライバルである、ANAとJALが、搭乗券のチェックに使う機器を共有する計画を発表した。
搭乗券のチェックに使う機械というのは、飛行機に乗るときに搭乗する直前にゲートで自動改札のようなものを通りますよね。
あれのことです。
これらの機械は、ライバルであっても、同じものでいいということで、共有することにしたんだと思います。
直接サービスの差に影響しないですからね。
それに、共有化する方が便利で効率もいいし、会社としてもコスト削減につながる。
このあたりが共有化の理由でしょう。
“equipment”は「機器、設備、備品、装置」という意味。
金曜日に発表されたライバル企業間の(between the rival companies)コラボレーションは、搭乗手続きを簡素化(simplify boarding procedures)し、コストを削減する(cut costs)取り組みの一環です(is part of efforts)。
コロナウイルスの大流行の中で(amid)…。
航空業界を荒廃させた(devastated)…。
昨年からのコロナウイルスの大流行で、航空業界は大ダメージを受けています。
その中で、航空会社では、いろんな手続きの簡素化やそれに伴うコスト削減の取り組みが行われてきました。
今回の搭乗券チェック機器の共有化も、その取り組みの一環であるということです。
それ以外にも、機内食を通販するなどの取り組みもやってきてました。
この文では、“devastate”の「荒廃させる」を覚えたいです。
「荒廃させる、徹底的に破壊する」のほかに「落胆させる、がっかりさせる」という意味もあります。
共有システムの設備は、日本の約30の空港で更新・導入される(updated or introduced)予定です。
大阪府の関西空港、愛知県の中部セントレア国際空港を含む(including)…。
この共有システムは、日本の約30の空港で更新、導入される。
羽田とか伊丹のように、ターミナルでANAとJALのゲートが完全に分かれている空港には導入は必要ないです。
関西空港や中部セントレアのようにゲートを共有している空港で導入されます。
ここでは、“introduce”「導入する」に注目しましょう。
通常、“introduce”は、「紹介する」という意味が有名ですね。
機器を導入するというときにも”introduce”が使われます。
機器を導入するという意味では、”install”も使われますので、一緒に覚えましょう。
2つの航空会社は、新しいシステムで(under the new system)搭乗券のチェックに使用する機器を共有します(will share equipment)。
これにより、搭乗ゲートを共有できるようになり(will enable them to share)、空港での航空機の駐機プロセス(the parking process)が簡素化されます(simplifying)。
このシステムによって、空港での搭乗ゲートが共有できるようになる。
すると、このゲートはANAだけしか使えない、このゲートはJALだけしか使えない、というゲートがなくなります。
すると、どの駐機場でもJALもANAも使えるようになる。
これで、かなりの効率化ができるということです。
この文の途中の“which”は、その前の部分の意味内容を全部受けています。
なので、訳は「これにより…」となっています。
「(JALとANAが搭乗ゲートのシステムを共有したこと)により」ということです。
乗客は、特に(especially)フライトの遅延のために(due to flight delays)空港が混雑している場合に(when airports are crowded)、待ち時間が短くなること(shorter waiting times)が期待できます(will be able to expect)。
どの駐機場でも使えるようになるので、特に空港が混雑してしまった場合に、待ち時間が少なくなることが期待できる。
今までだと、このゲートはあいているけど、JALは止められないので、JALが使えるゲートが空くまで待たないといけない。というようなことがありました。
共有システムを使ったゲートだと、そのような待ち時間がいらなくなるということです。
両社はまた、共有システムが設備コスト(equipment costs)を減らしてくれる(reduce)ことを望んでいます。
これまでは、両方が使えるゲートの場合は、JALもANAも両方が搭乗券チェックのシステムを置いていました。
共有化されると、どちらも使えるので、搭乗券チェックシステムの必要台数も減ります。
これで、設備のコストが減るということを両社は望んでいるということです。
では、今日の記事をまとめてみてみましょう。
全日本空輸と日本航空は、2023年5月から国内線の搭乗券のチェックに使用する機器を共有する計画を発表しました。
The collaboration announced Friday between the rival companies is part of efforts to simplify boarding procedures and cut costs amid the coronavirus pandemic, which has devastated the airline industry.
金曜日に発表されたライバル企業間のコラボレーションは、航空業界を荒廃させたコロナウイルスの大流行の中で、搭乗手続きを簡素化し、コストを削減する取り組みの一環です。
Equipment for the shared system will be updated or introduced at about 30 airports in Japan, including Kansai Airport in Osaka Prefecture and Chubu Centrair International Airport in Aichi Prefecture.
共有システムの設備は、大阪府関西空港、愛知県中部国際空港セントレアなど、全国約30空港で更新・導入される予定です。
The two airlines will share equipment used to check boarding passes under the new system, which will enable them to share boarding gates, simplifying the parking process for planes at airports.
2つの航空会社は、新しいシステムで搭乗券のチェックに使用する機器を共有します。これにより、搭乗ゲートを共有できるようになり、空港での飛行機の駐車プロセスが簡素化されます。
Passengers will be able to expect shorter waiting times, especially when airports are crowded due to flight delays.
乗客は、特にフライトの遅延のために空港が混雑している場合、待ち時間が短くなることを期待できます。
The companies also hope the shared system will reduce equipment costs.
両社はまた、共有システムが設備コストを削減することを望んでいます。
今日は、日本の航空会社ANAとJALが搭乗ゲートの改札システムを共有化するというニュースを取り上げました。
航空業界は、まだまだ厳しい状況が続いています。
コロナが治まったら、また旅行に出かけたいところです。
では、また明日も頑張ります。
こうぷー
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