人生って、いろんなことが起こります。
そのほとんどが、自分の思いどおりになりません。
自分のことを自分で決めることのみ、自分の思いどおりになります。
周りの人や環境が絡んでくると、必ず自分が思っているのと違うことになってしまいます。
それらのことについて、自分の思いどおりにならないことを悩んでいると、疲れてしまいます。
そもそも、人生で起こるいろんなことは、自分の考えているとおりにはならないということを、ある程度受け入れる必要があるじゃないかと思います。
今日は、「こだわりを捨てる」ということについて、考えてみようと思います。
こだわりが強いと疲れる
人はそれぞれ、考え方があります。
それは、育ってきた環境、教育、思想、宗教など、いろんなことによって形成されます。
だから、全く同じ考え方の人というのはいません。
また、全く同じ考え方の人ばかりだと、怖いです。
誤った方向に進んでしまうと、誰も止める人がいなくなってしまいます。
だから、基本的にみんな考え方が違うのです。
その中で、生きているのですから、自分の考えがいつもみんなと同じということはあり得ません。
自分の考えが、絶対正しいとこだわっても、他の人がそうではないということが必ず起こるのです。
その時に、議論はもちろん必要でしょう。
しかし、何が何でも、自分の考えが絶対に正しいと言って、こだわり続けるのは、とても疲れます。
その分、相手を何が何でも説得しようとしたり、思いどおりにいかないことを我慢したりするのに、エネルギーがいるからです。
自分の思いどおりにいかないことを、いつまでもウジウジ考え続けていると、心が病んできます。
ですから、自分の考えへのこだわりも、ある程度で捨てることができるほうがいいと思います。
そんなもんだと考える
先ほど書いたとおり、そもそも、人間はそれぞれ考えていることが違います。
そういうもんなんです。
みんなが違うから、バランスが取れて社会が成り立っていく。
そうでないと、誤った方向に一直線に進んでいく可能性もあります。
だから、他の人の意見も、受け入れる寛容さが必要です。
もちろん、ある程度の主張をしてからのことですけど…。
なんでもかんでも、抵抗することなしに受け入れるということは、逆に、他の人にいいように扱われる可能性があります。
ですから、このあたりもバランスが大事です。
自分の主張はもちろんするけれども、ある程度のところで、相手の意見も受け入れる。
そんな姿勢が、楽に生きていく上で重要だと思います。
他の人は思いどおりにならない
以前のブログでも書いたとおり、人は自分の思いどおりにはなりません。
それは、人は自分ではないからです。
自分のことに置き換えてみれば、簡単にわかります。
自分が嫌なことは、人から言われても、やりたくないし、やりません。
同じように、他の人も、私たちが言うことが嫌なら、言うことを聞いてくれません。
ですから、自分が言っていることが正しいといくら言っても、相手が違うと思ったら、言うとおりにはしてくれないんです。
そういうもんなんです。
だから、自分の意見に必要以上にこだわっても、仕方がないということがあるんです。
そうでないといけない理由はない
たいていの物事には、いろんな選択肢があって、それぞれメリット・デメリットがあります。
ある場所に行くのでも、いろんな方法があります。
車で行くこともできれば、電車で行くこともできます。
自転車やバイクで行くことも可能かもしれません。
しかも、行き方もさまざま。
どの道路を使うのか?電車はどの経路がいいのか?
それも、みんなそれぞれ好みがあったりします。
このように、たいていの物事の解決策は、ただ一つだけとは限りません。
自分が最適だと考える方法でなければならない、という理由はないのです。
そのことを頭に入れておく必要があると思います。
いろんなことがあっていい
先ほどの行き先の話と同様、いろんな考えや方法があっていいんです。
高い料金を払っても、特急で早く目的地につきたい人。
ゆっくり、目的地にたどり着くまでの風景なんかを楽しみたい人。
途中、寄り道をしたい人。
いろんな考え方や、いろんな手段があっていいんです。
自分の考えが、すべて正しいというわけではないんです。
また、誰かの考えがすべて正しいというわけでもないんです。
ですから、一定の議論や相談をしたら、ある時には、適度にこだわりを捨てるということも、楽に生きる上で重要だと思います。
どうしても、譲れない信念も、1つや2つはあるかもしれません。
でも、何でもかんでも、譲れないというのは、いつもほかの人と衝突し続けなければなりません。
そうい生き方は、他人との確執も生みますし、本人もとても疲れると思います。
特に重要でないようなことは、上手に手放すことができるとよいと思います。
あきらめも大事
手放すうえでも、ある程度であきらめることも肝心です。
所詮、他人は思いどおりにはならないのです。
自分の意見も、常にとおることはあり得ません。
自分でできる限りの説明や説得をして、思いどおりの結果にならなかったのなら、そのことに関しては、諦めるということも、賢い選択だと思います。
決して、負けたということではありません。
みんなのために、譲ってやったというのが正しいんじゃないでしょうか?
そんな考え方で、適度にあきらめるということも、楽に生きていく上で大切だと思います。
まとめ
今日は、「こだわりを捨てる」ということについて、書いてきました。
人には、信念のようなものは必要ですが、必要以上のこだわりはないほうがいいと思います。
すべてのことにこだわると、生きていく上でとても疲れます。
また、他の人との確執やもめごとを生んでいきます。
ですから、自分の主張はキチンとしていくものの、ある程度のところで、こだわりを捨てるというのも重要です。
物事には、いろんな解決方法があります。
自分が考えている方法だけが、正しいわけではありません。
上手に生きていくには、他人の考えも、受け入れる寛容さも必要です。
そのためには、自分にとって特に重要でないことについては、他人の意見を受け入れることも大切です。
そして、受け入れると決めたのであれば、自分の意見はきれいに諦めましょう。
潔く、諦められるというのも、上手に人生を生きていく上で重要なことだと思います。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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