コロナ禍が始まってから、1年半以上が経過しました。
会社でも、「テレワーク」や「ワーケーション」というのが定着しました。
「ワーケーション」はそれほどでもないかな?
でも「テレワーク」は、ほぼ日常ではないでしょうか。
今日は、その「テレワーク」を寺でおこなう「テラワーク」の話題を取り上げました。
まずは、記事の全文を読んでいきたいと思います。
過去2年以内に、雇用に関連する2つのマッシュアップワード、「テレワーク」と「ワーケーション」が一般的な使用法に突入しました。
By now, just about everyone understands that telework is work done outside of a conventional office, and a workation is teleworking somewhere that you could go to on vacation.
今では、テレワークは従来のオフィスの外で行われる仕事であり、ワーケーションは、仕事は休暇中に行くことができる場所でテレワークを行うことをほぼすべての人が理解しています。
The usual places for workations are resorts, theme parks and the like, but if the efforts of some temples are successful, a new term may come to the fore: “tera-work.”
ワーケーションの通常の仕事場はリゾートやテーマパークなどですが、一部の寺院の取り組みが成功すれば、「テラワーク」という新しい言葉が浮かび上がるかもしれません。
As the word implies, tera-work means teleworking in the precincts of a temple, with the attraction of being surrounded by an atmosphere quite serene compared with daily life.
その言葉が示すように、テラワークとは、寺院の境内での在宅勤務を意味し、日常に比べてとても落ち着いた雰囲気に囲まれている魅力があります。
People who have tried tera-working say they can concentrate better on their work.
テラワーキングを試した人は、自分の仕事にもっと集中できると言っています。
Within the tree-enclosed grounds of Jinzoji temple in Kameoka, Kyoto Prefecture, several desks, chairs, and portable Wi-Fi devices have been placed for teleworking.
京都府亀岡市の神蔵寺の樹木に囲まれた敷地内には、在宅勤務用の机、椅子、携帯型Wi-Fiがいくつか設置されています。
Young workers were seen looking into the displays of their personal computers, sitting wherever they like, such as under the eaves of the main building of the temple.
若い労働者は、寺院の本館の軒下など、好きな場所に座って、自分のパソコンのディスプレイを見ているのが見られました。
それでは、いつものように、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
過去2年以内で、雇用に関連する(related)マッシュアップワードの「テレワーク」と「ワーケーション」が一般的な使用(common usage)に入りました(have barged)。
コロナ禍が始まってから2年が経過し、「テレワーク」や「ワーケーション」という言葉が、一般的に使われるようになりました。
それ以前は、このような言葉自体がなかったような気がします。
“mash-up word”は「すりつぶした言葉」ということから、「略語」みたいな意味でしょうか。
“mash”は「すりつぶす」です。マッシュポテトのマッシュですね。
“barge”は「入り込む」というような意味。あまり見かけない動詞です。
ワーケーションの通常の場所(the usual places)はリゾートやテーマパークなど(and the like)です。
しかし、一部の寺院(some temples)の取り組み(efforts)が成功すれば、新しい言葉が浮かび上がる(come to the fore)かもしれません。「寺ワーク」
ワーケーションをする場所として、一般的に考えられているのは、リゾート地やテーマパークです。
家族でそのような場所に旅行に行きながら、仕事も行う。
それに似たようなことを寺でやってはどうか?というような取り組みが、一部の寺院で行われているようです。
それを「テラワーク」と言っている。
“and the like”で「~など」という意味で使っています。
“and so on”でも同じような意味になると思います。
“come to the fore”で「浮かび上がる」と訳していますが、”fore”が「目立つ場所」という意味があるので、「目立ってくる」という感じですね。
その言葉が示す(implies)ように、テラワークとは、寺院の境内(precincts)でテレワークをすることを意味します。
日常に比べて(compared with)とても落ち着いた(quite serene)雰囲気(atmosphere)に囲まれている魅力(attraction)がある。
“imply”は「暗に示す」という意味。ちょっと難しい。
“precinct”は「管轄された区域」という意味で、ここでは寺の管轄された区域なので、「境内」となります。
“compare with”は「~と比較して」という意味でよく使います。
“attraction”も「魅力」憶えておきたい単語です。
テラワーキングを試した(have tried)人たちは、自分の仕事により集中(concentrate)できると言っています。
テラワーキングをした人たちは、寺院の境内での仕事はより集中ができると言っている。
静かな雰囲気があるので、集中力が増すようです。
“concentrate”は「集中する」という動詞。よく使います。
文法では、“people who have tried tera-working”は典型的な関係代名詞の用法。
“people”を”who”以下で説明してます。「テラワークを試した」→「人々」ですね。
京都府亀岡市の神蔵寺の木に囲まれた敷地内(the tree-enclosed grounds)には、いくつかの机、椅子、携帯用Wi-Fiがテレワークのために設置されています(have been placed)。
京都府亀岡のお寺には、テレワークをするための施設が整っている。
寺の木々に囲まれた境内に、机や椅子やWi-Fiが設置されていて、テレワークがいつでもできるようになっている。
“have been placed”で「設置されている」という、現在完了の受け身の形で説明しています。
若い労働者は、寺院の本堂の軒下(the eaves)などの(such as)好きな場所に座って、自分のコンピューターのディスプレイをのぞき込んでいる(looking into)のが見られました。
寺の中では、若い労働者が、自分の好きな場所で仕事をしている様子が見られた。
ある人は、本堂の軒下に座って、パソコンのディスプレイをのぞき込んでいました。
他の人は、別の場所にある机に座って仕事をしていたりするのでしょう。
“such as ~”で「~のような」という意味。これも良く使う表現です。
今日は、寺院の境内で仕事をする「テラワーク」の話題を取り上げました。
結局、仕事をするのはどこでも一緒になってきているので、静かな集中できる場所で仕事をするのも、はかどるというのはよくわかります。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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