ロシアのウクライナ侵攻によって、ウクライナの小麦の収穫に懸念が広がっています。
これによって、世界全体の小麦の価格が上昇している。
そのため、日本でも小麦の価格が高騰しています。
そんな中、米で作った粉に注目が集まっている。
小麦の代わりとして使えるのではないかと考えられています。
実際に米粉を使った麺やパンも販売され始めています。
今日はこの話題を取り上げようと思います。
まずは記事全体を読んでみたいと思います。
ロシアのウクライナ侵攻により世界的に小麦の価格が高騰しているため、食品業界は小麦粉の代替品として米に注目しています。
Unlike wheat, which has to be imported, rice is less susceptible to price fluctuations in Japan, and restaurant chains and food manufacturers are seeing the grain leading to new business opportunities.
輸入しなければならない小麦とは異なり、日本の米は価格変動の影響を受けにくく、レストランチェーンや食品メーカーは穀物が新たなビジネスチャンスにつながると考えています。
Tridor Holdings Corp., the operator of the Marugame Seimen udon restaurant chain, opened on March 31 the first outlet in Japan of a restaurant chain that uses noodles made from Chinese rice, to be located in Tokyo’s Shinjuku Ward.
丸亀製麺うどんチェーンの運営会社であるトリドールホールディングス株式会社は、東京の新宿区に、中国米を使用した麺を使用したレストランチェーンの日本初の店舗を3月31日にオープンしました。
There are also signs of moving away from wheat in bread products. Kameda Seika group, a major maker of rice-based snacks, sells a brand of bread made from 100% domestically produced rice flour.
パン製品では小麦から離れる兆候もあります。米ベースのスナックの大手メーカーである亀田製菓グループは、国産の米粉を100%使用したブランドのパンを販売しています。
The price of domestic rice is more stable than that for heavily imported wheat, making it easier to use as an alternative ingredient. A significant shift toward rice flour could also serve to put the brakes on the recent trend away from rice in Japanese society.
国産米は輸入量の多い小麦よりも安定しており、代替原料として使いやすくなっています。米粉への大幅なシフトは、日本社会における最近の米からの脱却の傾向にブレーキをかけるのにも役立つ可能性があります。
では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。
ロシアのウクライナ侵攻により、世界的に小麦の価格が高騰しているため(causing wheat prices to soar worldwide)、食品業界は小麦粉の代替品として(as a possible substitute for making flour)米に注目しています(is looking more at rice)。
ロシアのウクライナ侵攻によって、世界的に小麦の価格が高騰している。
ウクライナは、世界的な小麦の生産地です。
なので、そこでの収穫が危ういということから、世界的に小麦の値段が上がっている。
そのため、その代替品として、食品業界は米に注目をしている。
“as a possible substitute for making flour”で「小麦粉の代替品として」と訳しています。
“as”は「~として」という意味。
正確に訳すと「小麦粉を作るための代替品になる可能性のあるものとして」という感じ。
輸入しなければならない(which has to be imported)小麦とは異なり、日本の米は価格変動の影響を受けにくく(is less susceptible to price fluctuations)、レストランチェーンや食品メーカーは穀物が新たなビジネスチャンスにつながると考えています(are seeing the grain leading to new business opportunities)。
日本では、小麦はほとんど取れません。
なので、小麦は輸入に頼っています。
一方で、米は日本で自給率ほぼ100%です。
なので、日本国内では米の価格は変動の影響を受けにくい。
だから、安定して供給される。
このことで、高騰した小麦に代わって米を使えないか?といろんな業界が考えている。
それは、レストランチェーンや食品メーカーです。
“is less susceptible to price fluctuations”で「価格変動の影響を受けにくい」と訳しています。
“susceptible”は「影響を受けやすい」という意味。難しい単語。
“fluctuation”は「変動」という意味。これも難しい単語。
丸亀製麺うどんチェーンの運営会社であるトリドールホールディングス株式会社は、東京の新宿区に、中国米を使用した麺を使ったレストランチェーンの日本初の店舗(the first outlet in Japan of a restaurant chain that uses noodle made from Chinese rice)を3月31日にオープンした(opened on March 31)。
丸亀製麺は、東京の新宿区に、中国米で作った麺を提供する店をオープンした。
3月31日にオープンしたそうです。
米で作ったうどんではなく、香港発の米の麺の料理みたいです。?
だから、中国米なんですね。
このように、小麦から離れようとする傾向がみられるようです。
“the first outlet in Japan of a restaurant chain that uses noodle made from Chinese rice”で「中国米を使用した麺を使ったレストランチェーンの日本初の店舗」と表現しています。
関係代名詞の”that”以下で”a restaurant chain”を説明してますね。
パン製品では、小麦から離れる兆候もあります(are also signs of moving away from wheat)。
米ベースのスナックの大手メーカーである亀田製菓グループは、国産の米粉を100%使用したブランドのパンを販売しています(sells a brand of bread made from 100% domestically produced rice flour)。
パン製品でも、小麦から離れていく兆候がある。
せんべいで有名な亀田製菓グループは、パンを販売している。
そのパンは、国産の米粉を100%使用したブランドのパン。
せんべいを作るために、米粉を入手できるし、米粉に関するいろんなノウハウもあるんだろうと思います。
“are also signs of moving from wheat”で「小麦から離れる兆候もある」と表現しています。
“sign”は「サイン、兆候」という意味。
国産米は輸入量の多い(heavily imported)小麦よりも安定しており(is more stable)、代替原料として使いやすくなっています(easier to use as an alternative ingredient)。
米粉への大幅なシフト(a significant shift toward rice flour)は、日本社会における最近の米からの脱却の傾向(the recent trend away from rice)にブレーキをかけるのにも役立つ可能性があります(could also serve to put the brakes)。
国産米は、自給率がほぼ100%なので、価格が安定しています。
今回のように外国で何かが起こっても、輸入に影響が出るということがないためです。
なので、小麦の代替品として使うことはしやすい。
そして、近年の日本人の米離れに対しても、ブレーキをかけることにも役立つのではないか?と考えられています。
“could also serve to put the brakes”で「ブレーキをかけるのにも役立つ可能性がある」と訳しています。
ここでは”could”は「可能性がある」という意味で使われています。
“serve”は「役立つ」という意味。
今日は、小麦の値段が上がっているので、米粉に注目が集まっているというニュースを取り上げました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
こうぷー
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