【英字新聞読解のコツ!】来年デビューするトヨタ初のグローバル戦略的EV!

英語、英会話

トヨタ自動車が完全電気自動車の開発を進めて、販売の準備にかかっているようです。

電気自動車ってなんかメタリックな感じになりますよね。

テスラもそうですけど…。

何か理由があるんでしょうか?

今日は、完全電気自動車に関係する記事を紹介します。

では、記事に入っていきます。

Toyota Motor Corp., known for its strength in hybrid vehicles, is preparing to roll out its first fully electric global model, the bZ4X, as part of moves toward a decarbonized society.
ハイブリッド車に強みを持つトヨタ自動車は、脱炭素社会への取り組みの一環として、初の完全電動グローバルモデルbZ4Xの展開を目指しています。

ハイブリッド車に強み(strength)を持つことで知られる(known for)トヨタ自動車は、脱炭素社会(a decarbonized society)への取り組みの一環として(as part of moves)、初の完全電動(fully electric)グローバルモデルであるbZ4Xの展開(roll out)を準備している(is preparing)。

ハイブリッド車のプリウスで世界的に有名なトヨタが、完全電動の新しい自動車の展開の準備をしている。

外国でも、プリウスって、よく見かけました。

特にヨーロッパ。

でも、時代の流れは、さらに進んで完全電動自動車が必要になってきているようです。

先日も、脱炭素社会への取り組みについてのG20の会議の記事を取り上げました。

“known for ~”で「~で知られる」という意味になります。

これまでの記事でもよく出てきた“known as ~”もほぼ同じ意味だと思います。

“as part of moves”で「取り組みの一環として」という意味ですが、

ここでの”move”は「取り組み」

さらに“as part of ~”は「~の一環として」という意味を押さえておきたいです。

The bZ4X, to be launched in mid-2022, will be the company’s first global strategic vehicle, beginning Toyota’s full-scale development of electric vehicles. The company aims to achieve performance comparable to that of other leading companies.
2022年半ばに発売されるbZ4Xは、トヨタの電気自動車の本格的な開発を開始する、同社初のグローバル戦略車となります。同社は他の大手企業と同等のパフォーマンスを達成することを目指しています。

2022年の半ばに発売される(to be launched)bZ4Xは、トヨタの電気自動車の本格的な(full-scale)開発(development)を開始する、同社初のグローバル戦略(strategic)車となります。

bZ4Xは、来年の中頃に発売されるようです。

そして、トヨタ自動車初の本格的な電気自動車のグローバル戦略車。

全世界で発売を目指すということなんだと思います。

これまでも、テスラについての記事を取り上げてきました。

“be launched”は「発売される」という意味ですが、新しい商品などを発売するような場合によく使われます。

“full-scale”も「最大の大きさ」とか訳しそうですが「本格的な」という意味を押さえておきたい

The bZ4X is a midsize sport utility vehicle and the first in a new electric vehicle series, bZ. It also is the first vehicle to feature a chassis designed specifically for such cars.
bZ4Xは中型スポーツユーティリティビークルであり、新しい電気自動車シリーズbZの最初の製品です。また、このような車用に特別に設計されたシャーシを搭載した最初の車両でもあります。

bZ4Xは中型スポーツユーティリティ(utility)車です。

そして、新しい電気自動車シリーズのbZの最初の製品です。

これはまた、このような車のために(for such cars)特別に設計された(designed specifically)シャーシを搭載した最初の車でもある。

bZ4Xはユーティリティ車です。実用車。

そして、この本格的な電気自動車のためには、特別に設計されたシャーシが作られた。

まぁ、当然なんでしょうね。

ガソリン車と全然乗せるものが違っているのだから…。

“feature”はここでは、「搭載した」となっています。

“feature”って「特徴がある、呼び物にする、主役にする、注目させる…。」などのいろんな意味があり、その時々に訳を相応しいものに変える必要があります

逆に、なんにでも使えて便利な単語でもあります。

Toyota has adopted a “full lineup strategy” to offer a wide range of electrified vehicles, including not only electric vehicles but also hybrid and plug-in hybrid vehicles, to meet the needs of each country and distinguish itself from European automakers and Honda Motor Co., which are rushing to switch entirely to electrification.
トヨタは「フルラインナップ戦略」を採用し、電気自動車だけでなく、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車をはじめとする幅広い電動車を提供し、各国のニーズに応え、完全に電化に切り替えるために急いでいる、欧州の自動車メーカーやホンダモーターとの差別化を図っています。

トヨタは「フルラインナップ戦略」を採用し(has adopted)、電気自動車だけでなくハイブリッドやプラグインハイブリッド車を含む幅広い(wide range of)電動車を提供し(offer)各国のニーズに応え(meet the needs of each country)完全な電動化(entirely electrification)に切り替えるために急いでいる(are rushing)ヨーロッパの自動車メーカーやホンダ自動車との差別化を図っている(distinguish itself from)

トヨタは、完全電動化した自動車だけでなく、ハイブリッド車なども製造する「フルラインナップ戦略」を取ることにしている。

その方が、各国のニーズに応えられるし、完全電動化に舵を切っている他の自動車メーカーとの差別化が図れるからのようです。

国によっては、まだ充電設備などのインフラ整備が進んでいないところも多いでしょうから、ハイブリッドなどの需要もまだまだありそうです。

“adopt”は「採用する」という意味

ここでは、“has adopted”と現在完了形で表現されていて、「すでに採用済みある」ことを表している。

“meet the needs of each country”は「各国のニーズに応える」と訳しています。「各国のニーズに合わせる」と、”meet”ですぐに出てきそうな意味でもOKですね。

“distinguish ~ from …”で「~を…と差別化を図る」という意味

“distinguish”が「違いがわかる、区別する」の意味があるので、ここから考えればわかりやすい。

The strategy is based on the view that it is difficult for electric vehicles to spread rapidly in regions such as emerging countries where electricity and recharging infrastructure are not yet in place.
この戦略は、電気や充電インフラがまだ整っていない新興国などの地域では、電気自動車が急速に普及することは難しいという見方に基づいています。

この戦略は、電気や充電インフラがまだ整っていない(not yet in place)新興国などの地域(regions such as emerging countries)では、電気自動車が急速に普及する(spread rapidly)ということは難しいという見解(the view)基づいている(is based on)

やはり、まだまだ新興国などの地域では、完全な電気自動車の普及は難しいようです。

充電インフラやそもそも電力供給が整っていない国もまだたくさんある。

そういった国では、完全な電気自動車では充電ができないので、ハイブリッド車が必要になります。

その見解に基づいて、トヨタの「ハイブリッド戦略」は考えられている。

“not yet in place”で「まだ整っていない」という表現をしています。“in place”には「環境が整っている」という意味があるので、それが”not yet”「まだできていない」ということ。

文章としては、”The strategy is based on the view”「この戦略は見解に基づいている」と内容の根幹部分を言ってから、”that”以下で”the view”の内容を説明するという、英語のいつもの語順です。

In Europe, however, there are moves to regulate sales of hybrid vehicles in the future, so efforts to develop electric vehicles are unavoidable. Toyota plans to launch a total of 15 such models, including seven models of the bZ series, by 2025 to accelerate its sales.
しかし、欧州では将来的にハイブリッド車の販売規制の動きがあり、電気自動車の開発努力は避けられません。トヨタは、2025年までにbZシリーズ7モデルを含む合計15モデルを発売し、販売を拡大する計画。

しかし(however)、ヨーロッパでは、将来的にハイブリッド車の販売を規制する(to regulate sales)動きがあります。

だから(so)、電気自動車の開発努力(efforts to develop)避けられない(are unavoidable)

トヨタは、2025年までにbZシリーズ7モデルを含む合計15モデルを発売し、販売を加速させようとしています(plans to accelerate)

新興国では、ハイブリッド車の需要が見込まれる一方で、ヨーロッパでは、ハイブリッド車への規制が始まろとしている。

なので、完全電気自動車の開発は不可避です。

トヨタ自動車は、完全電気自動車のbZシリーズモデルの7モデルを含む15モデルを2025年までに発売する予定。

とてもたくさんの新しいモデルの車を発売するようです。

“however”は”but”と同じ「しかし」という意味ですが、文頭に来ません

まず、主語を言ってから、”however”を挟むのが通常です。

“to regulate to sale”で「販売を規制する」という意味。売ることに対する規制をするという意味です。

「避けられない」はここでは”are unavoidable”としています。

“can not avoid”でもいいと思います。

それでは、今日の記事をまとめて読んでみましょう。

Toyota’s first global strategic EV to debut next year
Toyota Motor Corp., known for its strength in hybrid vehicles, is preparing to roll out its first fully electric global model, the bZ4X, as part of moves toward a decarbonized society.
ハイブリッド車に強みを持つトヨタ自動車は、脱炭素社会への取り組みの一環として、初の完全電動グローバルモデルbZ4Xの展開を目指しています。

The bZ4X, to be launched in mid-2022, will be the company’s first global strategic vehicle, beginning Toyota’s full-scale development of electric vehicles. The company aims to achieve performance comparable to that of other leading companies.
2022年半ばに発売されるbZ4Xは、トヨタの電気自動車の本格的な開発を開始する、同社初のグローバル戦略車となります。同社は他の大手企業と同等のパフォーマンスを達成することを目指しています。

The bZ4X is a midsize sport utility vehicle and the first in a new electric vehicle series, bZ. It also is the first vehicle to feature a chassis designed specifically for such cars.
bZ4Xは中型スポーツユーティリティビークルであり、新しい電気自動車シリーズbZの最初の製品です。また、このような車用に特別に設計されたシャーシを搭載した最初の車両でもあります。

Toyota has adopted a “full lineup strategy” to offer a wide range of electrified vehicles, including not only electric vehicles but also hybrid and plug-in hybrid vehicles, to meet the needs of each country and distinguish itself from European automakers and Honda Motor Co., which are rushing to switch entirely to electrification.
トヨタは「フルラインナップ戦略」を採用し、電気自動車だけでなく、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車をはじめとする幅広い電動車を提供し、各国のニーズに応え、完全に電化に切り替えるために急いでいる、欧州の自動車メーカーやホンダモーターとの差別化を図っています。

The strategy is based on the view that it is difficult for electric vehicles to spread rapidly in regions such as emerging countries where electricity and recharging infrastructure are not yet in place.
この戦略は、電気や充電インフラがまだ整っていない新興国などの地域では、電気自動車が急速に普及することは難しいという見方に基づいています。

In Europe, however, there are moves to regulate sales of hybrid vehicles in the future, so efforts to develop electric vehicles are unavoidable. Toyota plans to launch a total of 15 such models, including seven models of the bZ series, by 2025 to accelerate its sales.
しかし、欧州では将来的にハイブリッド車の販売規制の動きがあり、電気自動車の開発努力は避けられません。トヨタは、2025年までにbZシリーズ7モデルを含む合計15モデルを発売し、販売を拡大する計画。

今日は、トヨタが完全電気自動車の販売の準備をしているという話題でした。

自動車業界も変革期に入ってきているようです。

これまでのガソリン車を販売するのは、もうそんなに長くないようです。

そうすると、いろんな経済的な力関係なども変わってきそうです。

これまで、反映してきた産油国などは、どのようになっていくんでしょうね?

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

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