僕も含めて、世の中のいろんな人は、毎日何かに悩みながら生きています。
自分がやっていることは、正しいのだろうか?
毎日、こんなことをやっていて、いいのだろうか?
本当は、もっと良い生き方があるんじゃないだろうか?などなど…。
その一方で、全然迷いがなく、生き生きと毎日を過ごしているように見える人たちもいます。
その違いはいったい何なんでしょうか?
僕は、その違いの一つは、その人たちには明確な目標があるからではないか?と思っています。
今日は、「明確な目標を見つけることができたら、楽に生きられる」ということについて書いてみようと思います。
毎日、気持ちを楽に生きたい
毎日、いろんなことに悩みながら生きていくということは、とてもしんどいです。
いつも心に何か引っかかりがあるというのは、常に重い荷物を背負いながら、生きているのと同じようなものです。
あるいは、おなかの底や胸の奥に、何か納得いかない思いが、膿のようにドロドロとたまっているような感じでしょうか。
そんな生活をしていると、精神的にも、肉体的にも、本来必要のないエネルギーを、常に使ってロスし続けているようなことになると思います。
そして、何となく心に引っかかりがあるような状態が続くと、気分が滅入ってくるので、スカッと何かで気分を解消したくなったりします。
ある人は、それがスポーツであったり、おしゃべりだったりするでしょう。
あるいは、読書をしたり、映画を見たり、演劇を見ることだったりするかもしれません。
そのような解消法なら、健康的で何の問題もありません。
でも、それが過度の飲酒やギャンブル、ゲームへの依存なんかになると、話が変わってきます。
そのような解消は、いろんなことに問題を起こしてしまうことになります。
借金をしたり、家族との関係が悪くなったり、やらなければならないことができなくなったり…。
そんなことにならないためにも、そもそも基本的には、悩みの少ない生活を送りたいものです。
毎日、悩みが少なくて、納得のいく生活を送っていれば、気持ちを楽に毎日過ごせると思います。
やるべきことがはっきりしていると、迷いがなく、集中できる
それでは、どのようにすれば、悩みの少ない生活を送ることができるのでしょうか?
僕の考えでは、自分がやるべきこと、人生の目標なんかがはっきりしているのがいいです。
そうすると、悩みが少なく毎日を過ごせると思います。
それはなぜかというと、
- 明確な目標を持っていると、他のことが気にならなくなる
- 明確な目標があると、それに向かって集中できる
- 明確な目標があると、自分の行動に常に自信が持てる
からだと思います。
まず、明確な目標を設定できると、他のことが気にならなくなります。
とにかく、目標に向かって、一直線に努力をすればいいわけで、他のことに気が散らない。
例えば、「高校野球で甲子園を目指す」という目標があれば、それにとことん打ち込む。
そういう人は、何もすることがなくて、毎日、「今日は何をしようか?」とか悩む必要がないわけです。
とにかく、時間さえあれば、甲子園を目指すために、迷いなく野球の練習をするわけです。
素振りをしたり、シャドーピッチングをしたり、ビデオで研究したり…。
目標が明確なので、仮にフリーな時間ができても、全く迷う必要がありません。
また、明確な目標があれば、それに集中することができます。
本当に明確に目標を定めて、それを達成しようとするのであれば、他のことに目移りすることがありません。
ゲームをやろうかな?とか、映画を見に行こうかな?とか、何か楽しいことはないかな?とか…。
常に、目標達成のことのみを考えているので、気が紛れて悩む必要がないのです。
このような生活は、毎日努力ばっかりをしていて、一見、とてもしんどいように思えます。
でも、それが本当にやりたいことなのであれば、本人にとっては、精神的には全く疲れることはないと思います。
毎日、やるべきことが決まっていて、それに向かって頑張るのみ。心のブレが全くないわけです。
このような状態は、精神的にはとても安定していて、スッキリした、気持ちの良い状態だと思います。
僕も、現在、このような精神状態になれるような、明確な目標を探しているところです。
さらに、明確な目標があると、常に自分の行動に自信が持てると思います。
そのような人にとって、常に自分がやっていることは、よくよく考えた目標に向かって行っている行動のはずです。
そうすれば、自分が行っている行動というのは、自己実現のための行動ですから、間違いがないはずです。
そして、そのような行動をとっている人は自分の行動に自信を持つことができます。
自分は間違いなく、自分が思うような人間になるための行動をとっていると自信を持つことができるわけです。
そんな人は、結果的に周りからの信頼を得ることもできると思います。
明確な目標を見つけるためには
明確な目標を見つけるためには、スティーブン・コヴィーの「7つの習慣」という本にある第2の習慣の方法が参考になると思います。
スティーブン・コヴィーは、
- より良い人生を生きるためには、人生の目標が必要。
- その人生の目標を決めるときには、自分が死んで棺桶に入っている時を想像してみること。
- その時にあなたの葬儀に参列する人にあなたがどんな内容の弔辞を読んでほしいか?を考える。
- どのように自分のことを言って欲しいか?ということを考える。
- そのことを考えて、自分の人生の目標を決める。
と言っています。
僕は、この考え方で自分の最終的な目標を見定めることができました。
僕の場合、最終的な人生の目標は、「自分のことは差し置いてでも、大事な人のことを優先する、周りの人のことを大事にする、やさしい人だった」と言われたいということです。
このように目標を定められたら、あとは、「その目標を達成するためには、毎日どのようにすればいいのか?」ということを考えながら自分の行動を決めていけばいいのです。
そうすることで、いつもいつもどのように生きればいいのか?と悩やむというようなことはなくなります。
そして、どうすればいいのか?と迷ったときには、この目標に立ち返って、自分が取るべき行動を決めればいいのです。
そうすれば、少しずつでも自分が思っている理想的な自分になることができるとも思います。
さらにブレイクダウンしたより具体的な目標が必要
でも、それだけでは、日々の生活の中で迷いなく生きていくのには、目標が大きすぎるし、遠すぎます。
ですから、それをさらにブレイクダウンしたような、より具体的な目標が必要だと思います。
僕は今、このブレイクダウンした目標が明確になっていません。
10年くらい前までの、僕の子供が小さかったころには、「勉強も遊びも子供にとことん付き合う」という目標があったことで、日々の生活は非常に充実していました。
思えば、その頃の生活に全く迷いはありませんでした。
そして、実に充実した日々を過ごしていました。
ところが、子供たちも自分自身でなんでもできるようになるまで成長し、僕のその役割は終わりました。
現在の僕は、次の毎日の具体的な目標を明確にしたいと思っているところです。
これが定まれば、また、毎日を迷いなく集中して生活できるようになると思います。
それを見つけるためには、最終的な目標を見定めながら、自分と向き合って、深く考え抜くことが必要だと思います。
とても生き生きとして見える
明確な目標を持っていて、それに迷いなく進んでいる人は、とても生き生きとして見えます。
いつも真剣で、一生懸命な姿は、ほかの人から見ていてもとても凛々しく、格好いいです。
毎日、そのような日々を過ごしている人は、表情も変わってくると思います。
このように、明確な目標を持つことができれば、自分自身が楽に生きられるだけではなく、周りから見ても、とても魅力的な人間になることもできると思います。
ですから、自分がそれだけ一生懸命になれるような目標を作るということは、人生を生きていく上で、とても重要なことだと思います。
まとめ
今日は、「明確な目標を見つけることができたら、楽に生きられる」ということについて、書いてきました。
やるべきことが明確にある人は、日々の生活に迷いがありません。
それは、具体的な目標がしっかり定まっているので、ブレることがないからです。
そのような生活は、精神的には非常にスッキリしていて、安定し、楽に生きていくことができます。
今、その目標が定まっていない人は、とても集中して、深く考える必要がありますが、目標を定めることが必要です。
そうすれば、日々の生活を迷うことなく、まっすぐに生きていくことができます。
そんな毎日を過ごしている人は、他の人から見ても生き生きとしていて、とても魅力的に見えると思います。
今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。
こうぷー
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