【英字新聞を読む】W杯2022: フィットネスがこのW杯で質と同じくらい重要な理由!

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昨日は、日本がスペインを破り、再びジャイアントキリングをやってのけました。

今回のカタールワールドカップでは、サウジアラビアがアルゼンチンを破ったことを始めとして、番狂わせが多いと見られているようです。

その理由について、イギリスのBBCの記者が分析をしています。

今日は、この話題を取り上げようと思います。

まずは記事全体を読んでみたいと思います。

World Cup 2022: Why fitness is as important as quality at this World Cup
It is becoming obvious that fitness and athleticism are becoming as much a factor in deciding matches at this World Cup as technical ability.
今回のワールドカップでは、技術力だけでなく、体力や運動能力が勝負を決める要素になってきていることは明らかです。

For example, the physical output we saw from Japan when they beat Spain and Germany, Saudi Arabia when they beat Argentina, and also Morocco in their win over Belgium, helped them overcome teams who, on paper, had much better players.
たとえば、日本がスペインとドイツに勝ったとき、サウジアラビアがアルゼンチンに勝ったとき、モロッコがベルギーに勝ったときの物理的な出力は、理論上でははるかに優れた選手がいるチームを克服するのに役立ちました.

You would normally expect to see the more technical side wear the opposition down by the end of games, with more spaces appearing when they tire late on. In the Premier League, you see Manchester City do that all the time – they scored more goals in the last 15 minutes of matches than anyone else last season.
通常、より技術的な側がゲームの終わりまでに相手をすり減らし、後半に疲れるとより多くのスペースが現れると予想されます。プレミア リーグでは、マンチェスター シティが常にそうしているのを目にします。昨シーズン、マンチェスター シティは試合の最後の 15 分間で他の誰よりも多くのゴールを決めました。

Here in Qatar, it’s been different. The decisive moments from the underdogs have largely come in the second half of games. They are the ones finishing games strongly, and the new rule allowing teams to make five substitutions instead of three definitely helps.
ここカタールでは、違いました。弱者の決定的な瞬間は、主にゲームの後半に来ます。彼らは試合を力強く終えたチームであり、チームが 3 人ではなく 5 人交代できるようにする新しいルールは間違いなく役に立ちます。

では、1文ずつ文章を細かく見ていこうと思います。

It is becoming obvious that fitness and athleticism are becoming as much a factor in deciding matches at this World Cup as technical ability.
今回のワールドカップでは、技術力だけでなく、体力や運動能力が勝負を決める要素になってきていることは明らかです。

今回のワールドカップでは、技術力だけでなく、体力や運動能力が勝負を決める要素(a factor in deciding matches)なってきていることは明らかです(is coming obvious)

今回のカタールワールドカップでは、ジャイアントキリングが頻発しています。

その理由として、技術力だけじゃなくて、体力や運動能力が勝負を決めているということが見られると筆者は言っています。

日本がスペインを破った話題は、昨日、取り上げました

今日はこの話題しかないでしょう。今朝早くに、サッカー日本代表が、またもや世界を驚かせました。ドイツに続いてスペインにも逆転勝ちをしました。そして、グループリーグ突破は難しいと言われていた組を首位通過。いよいよ、目標としていたベスト8を次の試合で目指すことになります。今日はこの話題を取り上げようと思います。まずは記事全体を読んでみたいと思います。Japan staged another extraordinary World Cup comeback to top Group E and reach the last 16, overcoming a stunned Spain side who were fortunate to join ...
【英字新聞を読む】W杯で日本がスペインを破りグループ首位通過!海外の反応と評価! - こうぷーぶろぐ

“as much a factor in deciding matches at this World Cup as technical ability”で「技術だけでなく、体力や運動能力が勝負を決める要素になっている」と訳しています

“as much ~ as ~”で「~だけでなく~も」という構文ですね。

For example, the physical output we saw from Japan when they beat Spain and Germany, Saudi Arabia when they beat Argentina, and also Morocco in their win over Belgium, helped them overcome teams who, on paper, had much better players.
たとえば、日本がスペインとドイツに勝ったとき、サウジアラビアがアルゼンチンに勝ったとき、モロッコがベルギーに勝ったときの物理的な出力は、理論上でははるかに優れた選手がいるチームを克服するのに役立ちました.

たとえば(for example)、日本がスペインとドイツに勝ったとき、サウジアラビアがアルゼンチンに勝ったとき、モロッコがベルギーに勝ったときの物理的な出力は(the physical output)理論上でははるかに優れた選手がいる(who, on paper, had much better players)チームを克服するのに役立ちました(helped them over come teams).

体力や運動能力で勝敗が分かれる例として、日本がスペインやドイツに勝った試合などを挙げています。

これらの試合では、理屈上でははるかに優れた選手を集めたチームが、体力勝負に持ち込まれて、負けてしまったという風に書かれています。

単純にそうかと言うと、それだけではないような気もします。

戦術的に全員が意思統一されているか?なども非常に重要な要素だと思います。

“who, on paper, had much better players”で「理論上でははるかに優れた選手がいる」と訳しています

“who”は関係代名詞でその直前の”teams”の説明をしています。

“on paper”は「理論上では」という意味です。

You would normally expect to see the more technical side wear the opposition down by the end of games, with more spaces appearing when they tire late on. In the Premier League, you see Manchester City do that all the time – they scored more goals in the last 15 minutes of matches than anyone else last season.
通常、より技術的な側がゲームの終わりまでに相手をすり減らし、後半に疲れるとより多くのスペースが現れると予想されます。プレミア リーグでは、マンチェスター シティが常にそうしているのを目にします。昨シーズン、マンチェスター シティは試合の最後の 15 分間で他の誰よりも多くのゴールを決めました。

通常、より技術的な側がゲームの終わりまでに相手をすり減らし(you would normally expect to see the more technical side wear the opposition down by the end of games)後半に疲れるとより多くのスペースが現れる(with more spaces appearing when they tire late on)と予想されます。プレミア リーグでは、マンチェスター シティが常にそうしているのを目にします。昨シーズン、マンチェスター シティは試合の最後の 15 分間で他の誰よりも多くのゴールを決めました(they scored more goals in the last 15 minutes of matches than anyone else)

普通の試合であれば、技術力の高いチームの方が、相手チームを走らせて、体力を削ります。

後半になって、疲れてしまった相手チームはだんだんスペースができてきて、そこを突かれて失点する。」

プレミアリーグでは、マンチェスター・シティがこのような戦術をやっていた。

これが、これまでの強いチームと弱いチームの戦い方の通常でした。

マンチェスター・シティは昨シーズン、どのチームよりも最後の15分での得点が多かった

Here in Qatar, it’s been different. The decisive moments from the underdogs have largely come in the second half of games. They are the ones finishing games strongly, and the new rule allowing teams to make five substitutions instead of three definitely helps.
ここカタールでは、違いました。弱者の決定的な瞬間は、主にゲームの後半に来ます。彼らは試合を力強く終えたチームであり、チームが 3 人ではなく 5 人交代できるようにする新しいルールは間違いなく役に立ちます。

ここカタールでは、違いました(it’s been different)弱者の決定的な瞬間は、主にゲームの後半に来ます(the decisive moments from the underdogs have largely come in the second half of games)。彼らは試合を力強く終えたチームであり、チームが 3 人ではなく 5 人交代できるようにする新しいルールは間違いなく役に立ちます(the new rule allowing teams to make five substitutions instead of three definitely helps)

カタールのワールドカップでは結果が違っています。

むしろ、弱者の側が後半に強い。

前半に技術力のある強いチームの攻めに耐えた弱者のチームが、後半に一気に逆転するというパターンが多い。

しかも、日本のように瞬く間に逆転する。

そして、固く守って勝利を手にしています。

この戦い方には、これまでの3人の途中交代選手の数が5人に増えたということも、間違いなく影響していると筆者は言っています。

“the new rule allowing teams to make five substitutions instead of three definitely helps”で「チームが3人ではなく5人交代できるようにする新ルールは間違いなく役に立つ」と訳しています

“instead of three”で「3人ではなく」「3人の代わりに」という意味。

今日は、イギリスのBBCの記者が、カタールワールドカップで頻発しているジャイアントキリングの理由について書いた記事を取り上げました。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

こうぷー

 

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